2014年8月1日
昆虫の描き方
自然観察の技法U
著:盛口 満
¥2,376(税込) 160頁
A5判 2014年7月7日発売
 「いろいろ」な昆虫の「かたち」「れきし」「くらし」を観察しよう――アリ,ハチ,バッタ,そしてゴキブリなどの身近な昆虫たちのスケッチを通して,生物 の多様性,形態,進化,生態などについて学ぶ.好評を博した前著『生き物の描き方』(2012年刊)に続く「ゲッチョ先生」単著。
カイ No.24
編:株式会社ノーザンクロス
¥700(税込) 120頁
B5判 2014年7月20日発売
 北海道が蝦夷島(えぞがしま)と呼ばれた時代。この島と諸国を結んだ水運、その主役は帆船「北前船」でした。北前船はこの島に何をもたらし、それらは現在の北海道にどう続いているのでしょう。歴史の航路図をたどりながら、海原に漕ぎ出してみます。
2014年8月8日
ハチハンドブック
著:藤丸 篤夫
¥1,512(税込) 104頁
ハンドブック判 2014年7月8日発売
 多様な形態と生態をもつハチ類を身近なもの、 目に付きやすいものを中心に107種掲載。大きな生態写真を中心に、訪花や狩りの瞬間、幼虫や巣などハチのさまざまな姿をとらえた写真を豊富に掲載。解説 では形態だけでなく、暮らしぶりや発見のヒントなど観察に役立つ内容。大きさがわかる原寸の標本写真一覧も収録した。
本好きのためのウォーキング入門
川端康成から藤沢周平まで
著:武村 岳男
¥907(税込) 238頁
新書判 2012年4月13日発売
 せっかくなら楽しい道を歩きたい――秘境・秋山郷や『平家物語』の京都、そして太宰や安吾、藤沢周平の文学の舞台など、歴史や文学、古道の魅力を味わう35コース。 ウォーキングの楽しさはどこにあるのか。汗をかきながら、ひたすら歩くことも、その楽しさの一つであることは間違いない。でも、何キロあるいたかを競うばかりがウォーキングではないはずだ──。
 50 年にわたって、日本各地を歩きつづけてきた著者がすすめる、知性と感性を刺激するウォーキング。桜の名木を訪ねては、角館・三春・小田原へ。藤沢周平の文 学が生まれた鶴岡や、周五郎の「青べか」の浦安、太宰が入水した玉川上水、そして『平家物語』の京都へ。世界遺産の平泉も、柳生の里も、知るほどに歩くこ とが楽しくなる! 達人による、カルチャー・ウォーク案内。
昆虫食入門
著:内山 昭一
¥907(税込) 254頁
新書判 2013年7月22日発売
 人類にとって究極の伝統食材、それが昆虫。世界の昆虫食の現状を紹介するほか、嫌いな人の心理や食料としての可能性、さらには食育まで、昆虫食のあらゆる ことを深く楽しく追究する! 子供の頃には身近でも、大人になってしまうと、「うっ」と思う人が多くなってしまうのが昆虫である。しかし、よくよく考えてみれば、昆虫は人類が人類にな る前から食べてきた「究極の伝統食」。日本でも、イナゴの佃煮やハチの子、ザザムシなどが地域によってはよく食べられているし、世界を見渡せば、それこ そ、日本では食べられていないタガメやゴキブリなども食されている。本書では、そうした世界で食べられている昆虫の紹介のほか、「食材としての昆虫」の可 能性を新たに追究していく。例えば、味覚センサーにかけてみると、ハチの子はうなぎに、セミはナッツによく似ているという結果が実際に出ている。さらに は、どうやったら「おいしく食べられるか」といった、料理の研究にまで、一歩、踏み込んでいく。
 「ゲテもの食い」か? はたまた「人類の未来食」か? とどまるところを知らない著者の「昆虫食の世界」へ、ようこそ!
魚で始まる世界史
ニシンとタラとヨーロッパ
著:越智 敏之
¥864(税込) 237頁
新書判 2014年月13日発売
 西洋といえば牛肉、というイメージが強いが、この社会の近代を準備し、新大陸をまき こんで「世界史」を開幕させたのは、肉ではなくて魚だった。中世以来キリスト教信仰により魚への需要は巨大であり、塩漬けニシンによって隆盛を誇ったのが まずハンザの諸都市、次いでオランダだった。いっぽうタラの塩漬けは画期的な長期保存食となり大航海時代を可能にし、やがて英国の覇権をもたらし、新大陸 の生命線的商品となる。魚こそが、西欧近代を世界に輸出する原動力だった。

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