救荒雑草
飢えを救った雑草たち
著:佐合 隆一
¥1,890(税込) 190頁
A5判 2012年9月19日発売

 身近なところに生育している雑草には、薬草としての効能がある種や食用にできる種が多く含まれています。これらの種は、人間が利用するために、身近なところに生育させてきた歴史的経過があると思われます。
 人類が食糧飢餓に瀕するような事態に、食用にできる植物として古来伝えてきた「救荒植物」は、人類が残すべき植物としてリストアップしておく必要があるという思いから本書は編纂されました。
 「救荒植物」については江戸時代から第二次世界大戦まではいくつかの文献が残されています。しかし、飽食の時代となった今日ではまったく省みられない存 在になってしまい、文献もほとんど残されていません。そこで、「救荒植物」が「雑草」の中に多く存在していることから、本書では身近な雑草を中心に、人類 の食糧危機を救ってきたことが史実上記載のある264種を取りまとめました。


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