魚で始まる世界史 ニシンとタラとヨーロッパ |
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著:越智 敏之 | |
¥864(税込) 237頁 新書判 2014年月13日発売 |
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西洋といえば牛肉、というイメージが強いが、この社会の近代を準備し、新大陸をまき こんで「世界史」を開幕させたのは、肉ではなくて魚だった。中世以来キリスト教信仰により魚への需要は巨大であり、塩漬けニシンによって隆盛を誇ったのが まずハンザの諸都市、次いでオランダだった。いっぽうタラの塩漬けは画期的な長期保存食となり大航海時代を可能にし、やがて英国の覇権をもたらし、新大陸 の生命線的商品となる。魚こそが、西欧近代を世界に輸出する原動力だった。 |
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