ヒマラヤにかける橋 | |
著:根深 誠 | |
¥2,625(税込) 277頁 B6判 2007年4月2日発売 |
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ネパール西北部、チベットとの国境にほど近い標高4300mのツァルカ村。近傍の街から最短でも5日のキャラバンを要する、「桃源郷」と呼ばれた半農半牧
の村だ。著者はここに、政府や NGOの組織に頼らず、3年がかりで鉄橋を架設し、村人たちの悲願をかなえた。マオイストによる武装蜂起で政情の混乱するネ パールを何度も往復し、はかどらない現地調査、目途の立たない資材輸送、膨れあがる予算に頭をかかえ、官僚機構の泥沼に足を掬われ、体調を崩しながらも、 旧知のネパール人やシェルパ族の友人、日本大使など、数人の理解と協力に支えられて、かろうじて計画を遂行していく。ヒマラヤ奥地の人と自然、内戦状態の ネパール、カースト制の遺るヒンドゥー社会や、海外援助のあり方にも目を開かれる、壮大なるドキュメント。 |
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