猿留山道は寛政十一年(1799年)、江戸時代末に江戸幕府により開削された山道です。
様似山道・猿留山道・ヲシラベツ山道の三山道は、函館〜室蘭〜勇払〜静内〜様似〜幌泉〜広尾〜大津〜釧路〜厚岸〜根室という東蝦夷地の通行上最大の難所に作られた山道です。
猿留山道は長い間忘れられていましたが、えりも町民有志の調査活動により、その位置が確認されました。「山道シンポジウム」や「歩く集い」を開催し、猿留山道の持つ歴史的意味、活用について、地域住民だけではなく、北海道民の理解と協力を頂いてきました。
現存する区間を確定できましたが、多くはササなどの下草が山道を覆っている状況であり、地域有志だけでの下草刈作業も一部区間の実施でした。この歴史ある山道を、復元し・整備し・歩き・楽しむ喜びを、一人でも多くの人に体感していただこうと2004年から「猿留山道復元ボランティア事業」を実施しています。
昨年は、10月7日の大低気圧来襲により中止となりました。2007年度は、昨年の大低気圧による倒木などを除去しながら、ササなどを刈り進む予定です。
沼見峠と豊見湖の眺望
期 日
2007年10月6日(土)、7日(日)、8日(祝・日)
6日:様似山道
7日:猿留山道復元ボランティア
8日:えりもFootpath予定コース試歩〈内容を変更することもあります〉
定 員
30名程度
参加費
9月上旬決定予定
主 催
猿留山道復元ボランティア実行委員会
〈えりも町教育委員会、えりも観光協会、北海道(日高支庁)他を予定〉
協 力
エコ・ネットワーク
猿留山道に関するお問合せ
ホームページ:http://www2.ocn.ne.jp/~horoizum
または、えりも町郷土資料館 TEL:01466-2-2410 (火曜日休館)
参加に関するお問合せ・お申込みはエコ・ネットワーク(環境市民団体)まで。
〒060-0809 札幌市北区北9条西4丁目エルムビル8F
TEL:011-737-7841 FAX:011-737-9606 E-mail:eco@hokkai.or.jp