Poecilotheria miranda
ベンガル フォースポテッド オーナメンタル

CB,female
 インド東部のジャールカンド州・西ベンガル州のチョーター ナーグプル平原とやらに生息するとされる種。ポエキロの中では、あまり足の長い種では無いので、レッグスパンで20cm前後ってとこでしょうかね。

 P.formosaに似ていますが、よりメリハリのある容姿で、個人的にはかなり好みです。脱皮直後は、formosaほどでは無いにしろ、藍身を帯びて、大変美しいですが、しばらく経過してそれが退色してきても余りある美しさです。

 名前のフォースポテッドってーのは、普通メスのアダルトになると消えることが多い、腹部の白いラインの真ん中に入るボヤっとした模様が、大きくなってもある程度残るかららしいですよ。その模様が4つスポット状にあるので、フォースポテッドらしいです。単に、ベンガルオーナメンタルとか、スポットオーナメンタルと呼ばれることもありますね。そういえばポエキロ全般、パラシュートスパイダーと呼ばれることもあるようです。まー、どーでも良いですね。

 飼育は同属多種同様容易で、極端な高温や低温にしなければ、特に問題なく育ちます。成長も早く、飼育して面白い連中ですね。ただし他聞にもれず動きが早く、毒性が高めらしいので、十分注意して取り扱ってください。取り扱いに慣れたときにこそ、事故と言うのは起きます。慣れる生き物では無いので、常に信用することなく、初陣の気持ちで取り扱いましょうね。

 Poecilotheriaは、ここにしかいない!みたいな種類が多いようで、そこの環境が破壊されると、生息地がなくなり、その種もアッサリ絶滅と言う可能性がかなり高いと言われていますので、現在CBが多く出回っているのは、非常によい傾向ですね。

 あまり入荷量の多い種類ではありませんので、国内でも積極的に繁殖に取り組むと良いと思います。