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第28回(99.10.6)

皆様こんにちは。今日の常識へようこそ。

私は疲れていたり、睡眠不足だったりするととたんに不整脈が出る虚弱でかよわい女性(その割には子供ぽこぽこ産んでますが)です。子供らがいっぺんに熱出したり、保育所で「手作りの名札」を作ってくるよう言われて半分泣きながら夜なべしたり、子供の運動会で朝早起きして弁当作って、あげくの果てにこっぱずかしい「親子ダンス」なぞ踊らされたり、そういう時はもう即座に顔を出すマイ不整脈が、チャットで連日寝不足の今日この頃、なぜか出ません。

「好きなことは苦にならない」

常識ですね。しかしホント、人間の身体ってワガママにできてますこと。

今回はマクラですでに常識が出ちゃいましたね。あつよさん、快調です。
さて、今回は前回予告いたしました通り「ひみつ」についてお話してみたいと思います。ちょうど「秘密」という映画も公開されています(東京ではもう終わったのかな?)のでホットな話題でもありますね。
前回は、

「ひみつにされるとますます知りたくなる」

という人間の心の機微を取り上げましたが、この常識をちょっと演繹してみましょう。
「ひみつにされるとますます知りたくなる」ということは、要するにその人に興味が湧く、ということですね。ふっと時間が開いた時、「そういえば」とその人の顔を思い浮かべ、気になっていたひみつ部分の正解を推測したりします。このように他人に興味をもたれる、ということはどういうことか。その人は、その「ひみつ」によって他人を引き付けている、すなわち「ひみつを持っている人は魅力的」ということになりますね。なりますねっっっ?

えーそういうわけで(←強引)私あつよ、34歳女盛り。引っ越しを期に「脱おばさんマル秘作戦」を遂行中でありますが、さらに魅力的な女になるべく、今回「ひみつ」にチャレンジしてみました。


子「おかーさん、今日のごはん、なにー?」
あ「ひ・み・つ」
子「あ、カレーのにおいするね。ブタひき肉のカレーだね。わーい」



ダメじゃん。

しかも貧乏がバレてるし。

うーん、ま、子供にひみつ持っても意味ないか。やっぱり悩殺(←なんか違う)するならダンナだな、ダンナ。最近ちょっと夫婦としてダレ気味だし、ここらで一回、ピシっとシメとかないとね。


ダ「ねーカミソリの替え刃、どこー?」
あ「ひ・み・つ」
ダ「あ、あった」



「家庭内でひみつは無理っ!」


以上っ!


第29回(99.10.13)

皆様こんにちは。今日の常識へようこそ。

え〜前回、チャットで寝不足なのに不整脈が出ないわー、やっぱり「好きなことは苦にならない」のねー、おーほほほほ、などと相変わらず人生をなめきったコトをぬかしておりました私ですが、実はこのたび、そのしっぺがえしを見事にくらいまして、完璧に胃を壊しました

そのいきさつを説明しましょう。はじまりは引っ越して1ヶ月ほど経過したあたり(9月半ば)。「なーんか最近胃が変だなー」と自覚してはおりましたが、まー夏の疲れが出たんだろう、しんどかったしなー、と自分なりに解釈し、とりあえずキャベジンだのサクロンだのを飲んで様子を見ておりました。しかし1週間経っても2週間経ってもどうにもさっぱり良くならない。そんで病院に行ったには行ったんですが、予想通り「胃薬で様子を見ましょう」と薬を出されただけ。その後も症状は一進一退。学校や保育所の行事などで忙しく、またかねてより目論んでいたチャットルームの開設で連日夜更かし、そんなこんなで再診をどんどん先送りにしていた私でしたが、とうとう「夜中に胃の痛みと吐き気で目が覚める」という異状事態に見舞われ、「こりゃやっぱり変だわー」ということで再度病院へ。おそらく目に見えるほどの病変が胃粘膜にあるだろうと確信しておりましたので、まず「胃カメラに挑戦!」(←まだ人生なめてる)は避けられないだろうと予測。あらかじめ朝食を抜いて、いつ行っても大量の老人がたむろしている我が家かかりつけの「T川駅前クリニック」へ出かけたのでした。

私も獣医師時代に内視鏡でよく遊ん・・・いや、非常に真面目に検査をしておりましたので、マイ消化器粘膜には思っくそ興味がありました。わくわくしながらモニターを見ていると、4児の母親とは思えない程美しいピンク色をした胃粘膜(・・・)の中に予想通りのびらん性病変部(潰瘍の手前)を発見、さらには予想外のポリープまで見つかるという「うれしいオマケ」つき。組織検査やピロリ菌検査のために胃粘膜をちっこいクチバシみたいので何ケ所かちぎられましたが、あれ思ったより痛くないんですね。いやーびっくりしました。

後日その結果が返ってきましたが、結局なにも異常が見つからず、原因はやっぱり「ストレス」ですかねえー暑かったですもんねえー引っ越しもあったしいーなどと異様に明るい表情で薬をもらって帰ってきたのですが、本人である私は当然本当の原因を知っているのでした。

「『胃痛胃もたれむかつき』という明らかな自覚症状があるのにも関わらず晩酌を続け、さらには辛ものや油ものを多食。『しくしく』とした痛みが『ちくちくギュ〜』という痛みに変わった時点でモスの「スパイシーチリドッグ」をビールで流し込むようなマネをすると胃潰瘍になる」

「酒は百薬の長」「トウガラシは免疫力を高める」といった常識の裏をかいた、いわば盲点ともいえる常識もあったわけですね。ちなみに「スパイシーチリドッグ」はついうっかり、いつもの習慣で購入してしまい、もったいないので食べただけです。ついうっかりが命取りになる世知辛い世の中。みなさんお互いに気をつけましょうね、いや、ホント。(←オマエに言われたくないぞ)

そんなわけで今まではちょっと調子が悪くても「飲めば治る」と豪語し、実際に飲んで治していた私も、さすがに今回は懲りたらしくビールも飲まず、激辛ラーメンもガマンして摂生しております。やさしいダンナが「胃が治ったら温泉に行こう」と「じゃらん 北海道の名湯秘湯地図50」という雑誌を買ってきてくれたので、それを時折めくりながらつまんない養生生活を送っている今日この頃なのでした。

それでは今日はこのへんで。次回をお楽しみに。


第30回(99.10.23)

今日も元気だビールがうまい!
皆様こんにちは。胃粘膜に瘢痕を持つ「ワケアリの女」あつよです。今日の常識へようこそ。

さて、秋と言えばなんと言っても「学芸会」(あれ?)ですね。今年は小学校と保育所、両方で劇をやるそうで、親としては楽しみ40%、めんどくさい40%、果汁10%、魚肉(スケソウダラ)10%という非常に複雑な心境です。ま、これがいつの世にも変わらぬ親心ってやつ?(違う)子供達がそれぞれ練習の進行具合などを日々報告してくれるので、適当に聞かなかったり、聞き流したり、生返事をしたりしていたのですが、先日とんでもないことに気付きました。
長女は「さるかに合戦」で「くり」の役を、次女と長男は「こびとのくつや」で「りす」の役をやるんだそうです。

・・・・・・説明はしません。わかった方だけ納得して下さい。

さて、前々回「ひみつでキレイになる!」にチャレンジした私でしたが、ものの1分であえなく玉砕。「家庭内でひみつは無理っっっ!」とヤケクソな結論を出しましたが、実はプライバシー皆無の我が家の日常生活の中でも公然とひみつを持ち続けられる人種がいることを発見しました。
そう、それは「子供」です。

やつらはまず「ひみつ基地」というものを家庭内に建設します。ダンボールとかバスタオルとかそういうものでシェルターを作り、その中で子供達だけの世界を楽しんでいます。しかも「おかーさんは入っちゃダメー!」などと立ち入りを頑なに拒否されます。いや、別に入りたかないけどさ。

それから妙な貼り紙を家の中に貼ったりしますね。

「みなさんおとくなじょうほうです。いまサービスけんをかうとねだんがやすくなります。サービスけんをかって、ゴー!」

なんて貼り紙がしてあると思わず、
「何?この”サービスけん”って?どこへ”ゴー!”なの?」
と聞いてしまいますが、ヤツの返事は冷たく一言、
「いいの!ひみつ!」

・・・ちくしょう。

さらにお友達に手紙を書いて、封筒に入れ、封をした状態で
「これ、リエちゃんに出すから切手ちょうだい」
などと偉そうに言います。「あんたは切手を『シールの一種』だと思っているらしいけどこれは80円もするんだぞ!80円ってどのくらいだかわかってんのか?10円玉8枚だぞ?大金だぞ??」とネチネチセコい文句を言いたいのをぐっと堪えて、せっかく一生懸命書いたんだし、と必死の笑顔で切手を渡しながら、
「なんて書いたのー?」
と精一杯明るく聞くのですが、ヤツは薄情にもたった一言、
「ひみつー」

・・・ぢぐじょう。

「子供はひみつのエキスパート」

常識・・・と思いきや、意外なことに我が家には大人であるにもかかわらず、子供に全く引けをとらない「ひみつニスト」(なんじゃそりゃ)がいることが新たに判明いたしました。
以下次回。お楽しみに。


第31回(99.11.7)

皆様こんにちは。再び禁酒中のあつよです。今日の常識へようこそ。
なんだかついうっかり 半月も間が空いてしまったみたいです。いや〜まいったまいった、はっはっは。その間に学芸会も終わり、北海道は冬になり、私はと言えば再び自分の胃に裏切られるという憂き目に遭い、しかも招いてもいない誕生日がやってきて強制的に30ゴー!歳の烙印を押され、あまりのショックにぼーっと窓際で頬杖をついては移ろいゆく季節に思いを巡らせ、眼球結膜を充血させる日々を送っております。いや、単なる寝不足なんですけども。さぼっててすいませんでした。

「胃潰瘍という病気は、なるのはスグだが治るのにはすっげえ時間がかかる」

らしいッスね。やってらんないッスよ。ははっっ。(←飲めないのでスネている)

さてさて、前回は「我が家のひみつニスト」として、ガキどもを紹介させていただきました。子供には「子供の世界」があり、そこからはさまざまな「ひみつ」が発生している、という話でした。「ひみつ基地」「ひみつの貼り紙」「ひみつのお手紙」など、大人からみればどれも微笑ましいものです。子供ならではのひみつの世界ですね。

がしかし。ウチには私以外にもう一人大人がいますが、この人が微笑ましくはないものの子供に全く引けをとらない「ひみつの世界」を持っているのです。彼の所持している「ひみつアイテム」を並べてみましょう。

1)ひみつの資料
2)ひみつの通帳
3)ひみつのデータブック
4)ひみつの計算用紙
5)ひみつの赤ペン
6)ひみつの郵便物

・・・・・・・・・ぷっっ

彼はこれらのものを本棚の一番上の「ひみつ基地」に短波ラジオや電卓やPATのリモコンなどと共に几帳面に収納しています。「ひみつの資料」は主に新聞なのですが、これは異常なまでにきちんと折り畳まれています。ま、勝手にやってくださって結構なんですが、私の知らないうちに私の名義でJRA電話投票の通帳つくるのだけはやめていただきたいです。

余談ですが、彼は数字や計算が大好きで、よく「ミニロトが当たる確率」かなんかを非常に熱意あふれる態度で計算しくさってますが、そんなわけで我が家には時たま

このようなメモ用紙が落ちていることがあります。夫婦間コミュニケーションの一環として「これなんの計算?」と何気なく尋ねてみるわけですが、彼はたいてい「ひみつだよ、ひみつ」とニヤニヤして教えてくれません。・・・子供か、アンタ?

さて、この話題の始まりは「ひみつで魅力的になろう」というテーマでしたが、最終的に「我が家の競馬オタク」というところへ行き着いてしまいました。一見論点がズレまくったように見えますが、しかし。これですべてが明らかになったのにお気付きでしょうか。「ひみつ」とは「自分だけの世界」から生じるものであります。すなわち、

「自分の世界を持っている人は魅力的である」

辻褄合っちゃいましたね。皆さんはいかがでしょう?自分だけの世界、持っていらっしゃいますか?
と、ここで考えてみれば私だって「ATSUYO’S HOMEPAGE」というりっぱな(?)自分だけの世界を持っていたのでしたっけ。後ろから視線を感じるとあわててウインドウを閉じたりしておりますから、こりゃもう完全に「夫に言えないひみつを持ってしまった妻」という構図ではないですか。(え?違う?うるさいっ!)ですから「私は魅力的な女性である」と自分で言い切ってしまっても、これは全く差し支えない、いやむしろ積極的にそう主張すべきである、と思いますね、ええ。だって自分で言わなかったら誰も言ってくんないじゃないですか。
ま、「自信が魅力につながる」というのは疑いようのない事実ですから、見かけ磨きに限界を感じたら、内面の充実に視点を移すのがいいんじゃないかと思います。特に若くない方々は。

それでは今日はこのへんで。次回をお楽しみに。
あ、それと「あつよナマ写真」はHP内のわりとマトモなところに置いてあります。見つけたら「自己紹介と面白い話」をメールで送っていただくシステムとなっております(ひつこいぞ)のでよろしく。これまでに偶然見つけてしまった方も今から送るように。では。


第32回(99.11.20)

皆様こんにちは。今日の常識へようこそ。
またまたついうっかり 半月も間が空いてしまったみたいです。いや〜まいったまいった、はっはっは。
・・・・いや、違った!ついいつもの癖で笑ってごまかそうとしちゃったけど今回はちゃんと理由があったんだった!
そうそう、実は私、このたびダンナのお金で「POWER Mac G4 400MHz」 を入手いたしました。いままで75MHz(パフォーマ6210)で我慢してきた甲斐がありました。いやあ、カッコイイよう、G4。(すりすりすりすり)
皆さん御存じのように念願の新しいパソコンを購入した場合、まずパソコンデスクの裏っ側の掃除に始まり、設置、配線、接続、様々な設定、古いマシンからのデータ移植、時折意味もなくニヤニヤする、マウスやキーボードをナデナデする、新しいマシンの速さに感激し、それをさまざまに形容し、あまつさえテーマソングまで作ってしまう、などなど、うれめんどくさい作業にてんてこ舞いになるもんですよね。ホント、忙しかったなあ。はっはっは。(←結局笑う)

さてさて、皆様は「アートネーチャーの発毛時代」というコマーシャルを御存じでしょうか?「らんらんらんらんららら〜ん」とビバルディの「春」(←思いっきりストレートな選曲ですね)をBGMに前頭部および頭頂部の毛髪達に早々とサヨナラを告げられてしまった方が発毛実験に挑み、実験の手法が全く明らかにされていないというところが気にはなりますが、その効果を随時報告していく、という非常にユニークなCMです。私はこういうのが大好きでして「随時ご報告」をとても楽しみにしておりました。もちろん営利を最優先する企業のコマーシャルですから、効果があったように見えるフィルムを使うのはまず間違いないと確信しておりましたが、予想通り「第4回」まで来た時点で「はっきりと髪の毛が生えてきました」ということになってしまいました。確かに一見してかなりの発毛が確認できます。がしかし私はその映像を前に、誠に残念な厳然かつ非情な真実に気付いてしまったのです。

「ちょこっと生えてもハゲはハゲ」

そう、非情に心苦しいのですが、現代の科学レベルでは「ハゲは不可逆的変化である」と断言せざるを得ません。まあ、欧米では「ハゲ=セクシー」ということになってるらしいですから、ちょっとくらい、いやかなりのハゲでも気にしないで、開き直ったらいいんじゃないかなー?と常々思っておりました。ちまちま薬を振り掛け、多少毛髪が増えたところでハゲはハゲですし、ましてや気にするあまり「見え見えのカツラオヤジ」なんかになってしまったらもう救いようがありませんからね。それなら絶対バーコードとかカッパの方がマシです。

「ハゲ」対「カツラ」は圧倒的に「ハゲ」の勝ち

常識ですよね。いやホント!ホントですってば。(←超無責任発言)

とまあ、たとえば私がハゲの方の前でそのようなことを申した場合(いや、さすがに言いませんけどね)、すかさずこう反論されるであろうことは想像に難くありません。

「化粧をしてもブスはブス」

(むっっっ!?)・・・・そう、確かにこれも厳然かつ非情な真実であります。ではありますが、こちらの場合は「開き直れ」などとは到底言えないわけですね。大ブスの方は中ブスに、中ブスの方は小ブスに、と一段階でも這い上がろうという向上心。月並みですが女性たるものこれを一生持ち続けなければイカン、と35才を迎え、もともと絶対的に足りない容色がさらに不足してきた今、私は強く強く思うわけであります。お世辞にも美人とは言えない脚本家の内館牧子さんが「年増になったら化粧をしないで人前に出るものではない」と発言して多くの女性の反感を買ってしまったそうですが、これは裏返せば「女性はやはり外見にこだわっている」という証拠でもありましょう。ですからそう意固地にならずに、こういう考え方ではいかがでしょうか。

「カツラは笑われるが化粧は笑われない」

そう、女性に生まれた私やあなたは、たとえブスでも本当にラッキーでした。こう考えれば化粧する意欲も湧いてこようというものです。不治の病なのは両者同様ですが、ブスには化粧という効果の確実な治療手段が公然と認められているのです。これを最大限に利用しない手はないではないですか、ねえ?
と言うわけで、私は最近外出しなくても極力化粧をしております。気分が引き締まっていい感じです。できれば(←すでに弱気)続けたい、と思っております。

そういえば、神田正輝のカツラ疑惑はウソだったんですか?えらく具体的なハナシでしたけど?真相を御存じの方、教えてください。
それでは今日はこのへんで。次回はちゃんと更新します。お楽しみに。


第33回(99.11.26)

皆様こんにちは。今日の常識へようこそ。
チャットマンションの使用期限がもうすぐくるので、無料チャットを置いてみました。諸般の事情により1月上旬までチャットルームを続けようと思っております。皆様、ぜひお立ち寄りくださいませ。

さて、前回、前々回と更新が遅れましたのを反省し、今回は早々と更新でございます。テーマは、

「おっぱいの大きい女性はアタマが悪い」

という常識?を取り上げてみたいと思います。始めにお断りしておきますが、今回の評論に、私情は全く交えておりませんので、誤解されませんようお願いいたします。ええ、たとえば、これは本当に純粋に絶対に「たとえば」ですけれど、私が授乳を終えたら20年ぶりくらいに「Aカップ」に戻ってしまったという状況に少々納得いかないものを感じていたとしても、今回このテーマを取り上げたのとは全く無関係です。そのあたりを御理解の上、読み進んでいただければ幸いです。

さて、それでは本題。男性の「巨乳信仰」はやはりどう考えても「マザーコンプレックス」に根ざすものだと思われてなりませんが、そう考えると「巨乳」に顔を埋めてみたい、「ぱふぱふ」されたい、などと妄想するバカ男(おっとしまった)にさえもある種の微笑ましさが見い出されてしまいます。がしかし「巨乳」に程遠い「虚乳」「微乳」「粗乳」などを割り当てられてしまった女性としてはやはり「巨乳」ばかりをありがたがる男性の言動(もちろん、巨乳嫌いという男性だってたくさんいらっしゃるのも存じておりますが)にはいささかな不愉快を感じてしまうものです。その根暗いマイナス感情が「おっぱいの大きい女性はアタマが悪い」 という風評を生んでしまったようにも感じられますが、さて、実際はどうなのでしょうか?私の結論から先に申し上げますと、

「おっぱいの大きい女性はぽや〜んとしている、場合が多い」

ということになっちゃいますかね。これは「Aカップ人」としてのヒガミや嫉妬などは全く抜きに(しつこい)純粋に私の経験から導き出された結論であります。前提として「ぽや〜んとしている」というのは「論理的思考がちょっと苦手」ということだと解釈してくださいね。では解説いたしましょう。

妊娠中、授乳中、女性は生理的に「巨乳」となります。平常時とは比べ物にならないほど大量の女性ホルモンが卵巣や下垂体から分泌されるからです。もちろん、御存じの方も多いでしょうが、この「必要に迫られて大きくなった乳」はあくまで「乳!」であって人目にさらせるようなものではございませんが、外見上はあくまで「巨乳」になります。妊娠前期などはつわりで痩せたりもしますが、逆に胸は大きくなるため一時的な「ナイスバディ」となる方も多いことでしょう。ホントに一瞬の栄光ですけどね、ははは。
さてこういった「生理的巨乳時」、女性は例外無く「ちょっとおバカ」になります。なんだかボヤーっとして眠いし、読書なんかが苦手になってきます。仕事の能率も落ちます。「これだからオンナはダメだ」などと言われたくない一心でいつもと変わらないよう仕事をこなす努力をされる方ももちろんいらっしゃるでしょうけれど、日頃自分の仕事にあまり責任を感じていないタイプの女性にはおそらくハッキリとその変化が現れると思われます。専業主婦の場合は、そりゃーもう顕著に出ます。手抜きに次ぐ手抜き。手抜きの為にはどんな努力でも厭わないくらい(あれ?)です。もちろん本人の自覚不足以前に、女性ホルモンがそうさせるわけでして、それが「産む性である、女性」というものであるととりあえずフォローしておきましょう。

そういうわけで、妊娠する前から巨乳の方のホルモン状態がどうであるか、もちろんデータはないですが、「どこが巨乳じゃ!単なるデブやんけ!」というのを除けば、やはり女性ホルモンの分泌が盛んであろう、と推察できますし、女性ホルモンがどんな作用をするかを考え合わせれば当然、

「おっぱいの大きい女性はアタマが悪い、と言えるかも知れない」

という結論が、ヒガミや嫉妬は全く抜きにしても、導き出されてしまうわけですね。
もちろん、天が二物を与える場合も大アリです。顔も良くて、おっぱいも大きくて、アタマもいい、という女性だって沢山いることでしょう。しかしまあ、おっぱいの大きい女性は、なんとなくぽや〜ん、としている場合が多くないですか?そういうところも合わせて、巨乳好き男性には「タマラン!」ということになっておるように見えるのですけどねえ。そんで私のような粗乳女性は心の中で「ふん、あんなのおっぱいが大きいだけでバカじゃん」などとウサを晴らしている、あっ、これって完全に嫉妬じゃないですか!いやあ、気がつかなかったなあ。

今日の常識、その2

「げに恐ろしきは女の嫉妬」

いや、ホント。嫌な事件があったものです。それでは今日はこのへんで。次回をお楽しみに。


第34回(99.12.7)

皆様こんにちは。今日の常識へようこそ。
毎年のことですが、世の中はクリスマス、そして年末へと向けて加速度的に動きを早めてきました。もっとも今年はY2Kとやらで、クリスマスどころではないお父さんもいらっしゃるのでしょうけれど、それでも小さい子供のいるご家庭では例年同様「サンタさんへのお手紙」を子供らに書かせておられることでしょう。今年もさっぱり景気が回復せず、ボーナスカットの職場が多いようなので、横から口を出すお母さんも多いかもしれませんね。「あっっ、それは高いからサンタさんには無理じゃないかなあ?」なんて。
我が家もサンタさんへのお手紙をお父さんがサンタのポストに入れて来た、ということになっておりますが、1年生の長女がついに「サンタさんのポストって、本当はないんだよね?」と言い出してしまいました。ウチは毎年、ダンナが仕事から帰って来た時にこっそり玄関にプレゼントを置いて、呼び鈴をならす、という方式で子供らをダマしているのですが、さすがに今年あたりはヤバいかもしれません。「毎年、サンタさんが来てすぐ後にお父さんが帰ってくる」「しかもその時には必ずお母さんがビデオを撮っている」という事実に彼女がさらなる疑念を抱く確率はかなり高いと見て間違いないでしょう。そこで、今年は先手を打って、長女に前もって「本当のこと」を話しておくことにしました。

「あのねえ、サンタさんが外国の人でトナカイのソリでやってくる、ていうのは実はウソなのよー」
「ふーん」(←別に意外でもないようだ)
「本当はね、それぞれの町内会に一人ずつサンタがいるの」
「え?じゃあ厚賀には厚賀のサンタさんがいるの?」
「そう。厚賀のサンタさんは普段は地引き網の漁師さんなんじゃないかと、お母さんは思ってるんだけどね」
「へえ、そうか、そうなのかー」(←結構納得している)

へっへっへ、そう簡単に真実を教えるわけがないじゃないですか。まだまだダマして楽しまなくちゃ。(←子供をなんだと思ってるんだああ)

さて、前回の「巨乳バナシ」には結構な反響をいただきました。ありがとうございます。一番多かったのはやはり同病相哀れむという物悲しいメールでありましたが、その中に一通、大変興味深い内容のものがありました。
私よりひとまわり以上も上の兼業主婦の方からで、その内容を簡単にご説明いたしますと
「授乳中に職場に復帰したが、気合いを入れて自分を仕事モードに切り替えるとなぜか母乳がぴたりと止まった」
という経験談でした。すなわち、

「精神的のみならず、肉体的にも”仕事をするチャンネル”と”授乳するチャンネル”は相容れないものである」

ということらしく、これは前回私が書いたことを力強く裏付けてくれる証言であるわけですね。世間一般でよく「育児に専念」いう言葉が使われておりますが、乳飲み子を抱えている期間、思う存分育児に専念できる、思う存分巨乳でいられる母親はそれだけで幸せであると言えるのかもしれません。このメールの主も「育児は仕事のように”おっしゃあ!”と集中してやるものではなく、ぼ〜っと、やんわ〜りと、やるものであるらしい」と書いておられました。そう、前回私が書きました「ちょっとおバカ状態」が育児中の母親の本来の姿である、と言って差し支えないと思います。さらには仕事をする、ということが母親の本能部分の何割かをそいでしまう(なにしろ母乳が止まるというのは、こりゃ野生動物だったら非常事態ですからね)というのもどうやら確実なことのようです。今では仕事をしながら子育てをしているお母さんなど珍しくもないですが、本能を無理矢理封じ込めざるを得ない状況で子供を育てるというのはおそらく「育児に専念」している母親には想像のつかない、その不自然さに起因する苦労も多々あるのでしょう。

もちろん、仕事をしながら子育てをされているお母さん方を哀れんだり、批判したり、という意図は全くありません。私が専業主婦なのは(やりたい)仕事をしたくてもできない環境にいるからで、今でこそ開き直って楽しんでおりますが、自分としては不本意なことでしたし、個人的に私は、子供が大きくなってもまだ家にいて、あれこれ口や手を出す、また違った意味で不自然ないまどきの専業主婦が子供を、ひいては世の中をダメにしている、という意見に大筋では賛成です。じゃあ、どうすればいいのか、と問われても、もちろん答えなんか用意できるわけないんですけどね。しかしまあ、これだけは間違いなく言えるでしょう。

「今、日本で最も壊れているのは”母親”である」

さあて、これからどうしましょうかね?あとはもう壊れていく一方だと思えて仕方ありませんし、おそらくそうなんでしょうけども、とりあえず「自分は壊れた母親である」と自覚することから始める、というのはどうでしょう?もちろん、授乳を思う存分楽しんでおいて「乳が縮んだー!どうしてくれるー!」とダンナに文句を言っているような、また「クリスマスは子供をダマくらかして楽しむどっきりイベントである」と勘違いしている、さらにはたった今、子供に隠れて一人でアイスを食べているまっ最中、そういう母親である私も、はい、十分壊れております。

話は戻りますが、どうして男性は揃いも揃って「胸は大きいに越したことはない」とコメントしてくるのでしょうか?ま、結局のところ「男は全員マザコン」っちゅーことなんでしょうけどね。とすると、壊れた母親にコンプレックスを植え付けられた21世紀の平均的男性像は一体どんなもんなんでしょうか?想像するだに恐ろしいですが。
それでは今日はこのへんで。次回をお楽しみに。


第35回(99.12.17)

皆様こんにちは。今日の常識へようこそ。
お忙しい日々をお過ごしの事と存じます。私は年末になるといつも
「クリスマス、大晦日、正月を全くの平日として過ごせたらどれだけお金が浮くことだろう」
と思うのですが、どうしてどうして、この一見極めて簡単で単純な意識改革の難しいことと言ったら!
私は「皆と同じ」ということにあまりこだわらない人間だと自分では思っているのですが、それでもやはりクリスマスにはどうしても「とっっ、鳥のカラアゲを食べなくては!」という強迫観念に苛まれますし、ド年末にはどうしても買い物に出かけて、何かにあやつられているかのように「おっっ、大晦日に食べるソバ〜ァ!」と「しょっっ、正月に食べるちょっとしたごちそうと、雑煮の具〜ゥ!」を前のめりの早足で買い求めてしまうのです。毎年スーパーの出口では、両手にいっぱい袋を下げた状態で「くっっ!今年も負けたっっ!」と天を仰いで悔し涙を流しているのですが、さて、私は一体何に負けているのでしょうか?
固定観念?
幼少時の刷り込み?
ダンナが12/29あたりから断続的に私に向けて発射してくる「ソバとおせちと雑煮食いたい光線」?

いえいえ、今ちょっと考えてみましたが、私を駆り立てているのものは実は「スーパーのチラシ」なのではないかと思うのです。ダイエーはたぶん年末まで「優勝ありがとうセール」をやるはず(ヘタしたら年明けまで引っ張るかも)ですし、引っ越してサティも近くなったので今年は「ダイエーとサティのはしご」なんつーことになるかもしれません。いや、たぶんなるはずだ。ち、ちくしょ〜〜〜!!(←今から悔しがっている)
この情け容赦のない「3日連続歳末お買得情報!」「ミレニアム年越しは家で!一家団欒ごちそうセール!」「備えあれば憂いなし!2000年問題お助けバーゲン!」などの連続砲火に丸腰の私が対抗する術が果たしてあるのでしょうか?ありました!(早いなオイ)「スーパーのチラシを一切見ない作戦」という鉄の意志が必要とされる荒行ですが、これを達成できた暁には・・・・・・・・・・・・いや、絶対無理だわ、うん。(←不戦敗確定)

さて、前回、前々回と「巨乳ネタ」をアップしてまいりましたが、ある方からリクエストをいただきました。

「次は”乳”を”根”に替えてやっていただけないでしょうか」

・・・・・・・・・・・・。
一体どういうリクエストなんでしょうか?私はピンホール状態に収縮してしまった瞳孔を、副交感神経を遮断することで無理矢理こじ開け(注:普通そんなことはできません)、メールの続きを読みました。

「決して私情を交えてはおりませんので誤解なさいませぬよう。その場合に述語にどのようなものを持ってくるかはおまかせします。うんとネガティブなものになることを私情を交えて願ったりはしませんので」

・・・・なるほど。
皆様覚えてらっしゃるでしょうか?私は「おっぱいの大きい女性はアタマが悪い」という私情120%の結論を前々回で出しておりました。この方はここで私に同様の結論を求めていらっしゃるのです。すなわち、

「巨根男性は、バカで嘘つきで二枚舌で借金だらけで未練がましくて他人の描いた絵を自分で描いたとかすぐバレるようなウソをついちゃってしかもそれを開き直ってたりして実に全く救い難い存在である」

(↑誰のことだ?)という結論を無理矢理導き出して欲しい、と熱望しているらしいのです。うーむ、彼をここまで駆り立てているものは一体何なのでしょう?なぜそこまで巨根男性を目の敵にするのでしょう?その原因および動機については全く、ええ全く私の想像の及ばないところでありますが、そこはホレ、私も人の子、彼の悲痛なまでの叫びに全力でお応えしたいと思います。

という訳で次回は「巨根男性のエッチは雑」という一般常識に挑んでみたいと思います。百戦錬磨の女性の方々、または「俺は巨根だ!」と主張して譲らない男性の方々の情報提供をお待ちしておりますのでよろしくお願いします。
最後に一言。

巨根に始まり巨根に終わる、1999、それもよきかな

よくありません(泣)。それでは今日はこの辺で。

続きへ

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