1997/07/30 Wed
6:40 雲仙発
今日も快晴!!
普賢岳
9:30 長崎(2時間50分:100km)
オランダ坂、孔子廟へ行った。
今日も暑い。
オランダ坂
孔子廟
11:30 平和記念館 (1時間:7km)
これまでオランダや中国との交流を深め発展した長崎。突然の原爆投下により町中が一転。悲惨さがまざまざと突き刺さった。
今も核爆弾の実験が行われている・・・
感動と言うよりはすごくショッキングであった。原爆博物館。入った瞬間に何ともいえないつらい雰囲気におそわれた。
平和だった街が1945年8月9日11時2分、一瞬にして焼け野原。建物もすべて爆風でとばされ、人間も爆風や放射能で死体の山。生き残ったものにも何も残っていない。家族もない、家の中にあったものはすべて壊されとかされ。
実際に壊れた時計や、吹き飛ばされたコンクリート、折れ曲がった火の見櫓、溶かされた瓶、丸焦げになった弁当箱などの実物が展示されていた。その残酷さをまざまざとこの目で見た瞬間、戦争のない今の平和な世の中を感謝せずにいられなかった。
現地に行って、原爆が落とされたその爆心地に行って、原爆の実物大の模型を見て、実際の映像を見て、もし、今自分の目の前で・・・ということを想像すると、もう何ともいえない気持ちになった。北海道に住んでいると原爆のことは考えるけども、やっぱりどこか人ごとのように考えてしまいがちである。でも、現地に行くことによって、実際に長崎市民が平和の祈りを込めた千羽鶴や平和の像を見ることで、本当にあった昔の現実を見ないわけにはいかないと強く思いつつも、今もなお原爆の実験が行われ、いつ落とされるかわからない状況において何もできない自分の無力さを改めて実感した。
すごくショッキングな体験をした。
長崎港と稲佐山
19:35 佐多岬手前 (7時間35分:431)
途中、川登SA、広川SA(福岡県)、山江SA(熊本県)で休憩。
熊本県で6500メートルの長いトンネルがあった。あれは日本一ではないべか。
佐多岬を目指していたが断念。もう暗くなってしまった。きっと有料道路はやっていないだろう。
一応佐多岬まで来たということで・・・。結構遠い。さ、戻ろう・・・
22:30 溝辺SA (2時間55分:111km)
九州自動車道。鹿児島県。もう折り返しに入った。
鹿児島はあきらめた。今後の予定が狂ってしまうので。
佐多岬までは加治木から160kmくらいあるんだもの。往復したら320km。ちょっと遠すぎる。
どうしても長崎には行きたかったし、鹿児島までは行きたかった。だから島原はパスをした。
佐多岬はあきらめたが、鹿児島の地を踏めたということだけでも満足。「鹿児島までいったんだ!!」