Pterinochilus chordatus
キリマンジャロ マスタード バブーン

WC,AD,female
 東アフリカの割と広い範囲に住んでいるようで、体長6cm程になるバブーン。Pterinochilus属なので、割と強い毒をもち、動きがすばやく性格も荒い。さらに寿命もタランチュラの中では短めで、まぁご覧のとおり地味な感じの種類ですが、個体によって結構色に差があるようで、かなり黒っぽくてかっこいい感じのヤツもいます。燻し銀の渋さがありますが、ぶっちゃけ余程のコレクターでもなければ、同属のウサンバラオレンジの方を飼えば良いと思いますよw あっちのほうがカラフルですし、大きくなります。

 広めのケージで土を深めにしておけば、なかなか盛大な巣を作り、そこで落ち着きます。この手のクモは、狭いケージで飼うと、ケース内にシート状の巣を作ってしまい、たいして面白みがありません。なので、30cm以上のプラケがあれば良いと思います。割と乾燥に強くて丈夫な種ですが、がっつりした乾燥を好むと言うわけでもないので、水容器ぐらいは入れておいて上げましょう。狭い容器で飼うと、水入れも糸で覆われてしまうので、そんな時は巣に霧吹きでミスティングしてあげれば水滴がつくので、まぁそれで十分です。過度に乾燥させすぎると脱皮不全になるので、適度な給水は大切です。

 飼っていればそれなりに面白いクモですが、綺麗とか大人しい等という長所も無く、ペットとして見た場合、どちらかと言えば短所の方が多いのでw、そんなに人気にはなら無いでしょう。あまり高価な種類ではないので、一回ぐらい飼ってみても悪くないとは思いますよ。たまにCBも売っているので、ベビーから育てて見たいというひとは、それを選べばいいですな。