Lasiodora klugi
バイーア スカーレット
CB.AD.female
 ブラジルに生息するタランチュラでございまして、このLasiodora属の基準種と呼ばれるヤツでしたっけかねぇ?

 ペットルートに乗るLasiodoraの中で、最も珍重されているタランチュラでは無いでしょうか。なぜなら、殆ど入荷されてこないため、販売されることは、極めて稀な種であると言えましょう。

 体長は、8−10cmぐらいでございましょうか、いわゆる大型種という括りでございますな。

 色彩は、脱皮後すぐであれば、全身紫になりまして、腹部の赤い繊毛が映え、非常に綺麗でございます。でもまぁ、スカーレット(いわゆる深紅)って感じではございませんな。しかも脱皮後しばらく致しますと、結構地味っぽい色彩に戻る事は事実ですしね。まぁ、好きな人は飼っても良いんじゃないでしょうか?

 しっかし、オスが出やすいLasiodora属にあって、よくぞメスであってくれたものよ・・・。こういう種が、オスになってしまいますとねぇ、大抵メスの保持者が見つからずに終了してしまう場合が殆どなんでございます。メスが居たとしても、その同腹個体の場合が殆ど、つまり兄弟姉妹なわけだから、交配には問題ありと言う場合が多いわけ。たしか、3頭ぐらいのなかからコイツを選んだのですが、いやぁ、ほんと良かった良かった。 なんつって、アレかな?思い出話など、どうでも良いと言うのかな? まったく、個人のサイトなんだから、思い出話ぐらいするよ!文句無いね!

 さて、飼育法でございますけどね、あれですよ、他の多湿系バードイーターと変わりないです。ちょっとと言うか、非常に大食いなので、エサは食べるだけガンガン与えましょうね。ホッパーサイズの冷凍マウスを与えた事があるのですが、随分小さな肉団子にしてくれました。貪欲にも程がある!ってなもんでございますよ。最重量タランチュラの候補は伊達じゃございませんなぁ。

 エサも良く食べるということは、無論成長も早いんです。極小幼体サイズから育てましても、半年で3cm、1年で5cm程度にはなる感じです。パワーフィーディングも有効でございますので、入手した暁には、お試しアレ。