Ornithoctonus aureotibialis
タイランド ゴールデンフリンジド

CB,subAD,male
CB.baby
 Ornithoctonus aureotibialis VON WIRTH & STRIFFLER, 2005

 長らくホビーの世界ではHaplopelma sp. "aureopilosum"として知られておりましたが、2005年新種として記載された模様でございます。これで偽minaxとか言われずにすみますねぇ。一時Haplopelma chrysothrixと付けられた事もありましたが、それは無効とされ今に至ります。

 タイの中部〜南部、及びそこに隣接するミャンマーの一部に生息しているとされる種でございまして、体長は6cm、雄で4cm程と、そんなに巨大ではありません。

 かつてはH.minaxとして来る事が多かったので、タイランドブラックのインボイスで来るものの中に混ざってくるかもしれません。

 体を被う繊毛は、短く密に生えますが、柔毛という感じの質感で、第1-2脚の裏側に、少し長めの黄色っぽい繊毛が入り「フッ、ただ黒いだけでは無いのだよ」とさり気なくアピールしている感じなので、他のと比較的区別付けやすいですね。ビルマブラックとも呼ばれていましたが、黒だけじゃなく結構派手なので、いつの間にやらタイランド ゴールデンフリンジドと呼ばれるようになりましたぞ。

 飼育に関しては、厚く床材を入れて潜らせておけば良いです。温度湿度ともにすこし高めに設定しておけば、特に問題なく飼えることと思います。乾燥には弱いので、注意してくださいよ。

 性質はえらく荒いので、取り扱う場合は十分注意してくださいね。