わたしの紹介

 わたしは昭和42年生まれ、男です。歴史についてはまったくの素人できちんと勉強をしたことはありません。しかもまったくの理系人間であるため、文章を書くのが大の苦手です。このホームページもわたしの書きたいことがみなさんに伝わったかどうか少し不安でもあります。こどもの読書感想文のようだと思われた方、どうかご容赦下さい。

 わたしが歴史を好きになったのは小学生の頃でしょうか。織田信長や豊臣秀吉のまんがを読んだりしていました。その後、家にあった歴史の本を読むようになり興味は深まっていきました。高校では日本史を選択し、歴史が趣味と公言していたのにかかわらず共通一次試験(今はセンター試験と言うんですよね、確か・・・。)では敗北してしまいました。しかし、何とか大学には合格し、大学の教養部では日本史も選択しましたがどうもこれは趣味とは違う世界。結局大学の図書館にあった歴史書を趣味に合わせて読み続けたのですが、なぜか歴史小説を読むことはほとんどありませんでした。史料を読むために勉強しようと考えたこともありましたが、こちらはいまだに実現していません。

 歴史小説との出会いとも言えるのは井上靖さんの『天平の甍』を呼んだことです。これは父親の持っていた本でした。それまで歴史が好きで(これはみんなそうなのだと思いますが)想像を膨らませていく快感を知っていたつもりだったのに、自分の想像力がいかに貧弱だったのか思い知らされることになりました。歴史小説は自分の貧弱な想像力を助けてくれるものだとこの時やっと気がついて、『敦煌』『蒼き狼』『額田王』などの井上靖さんの小説を読みあさったのでした。(基本的に歴史そのものが大好きなためか、いわゆる時代小説にはあまり興味をもてませんが。)それまではSF小説がわたしの主な読書の対象で、この分野でもハインライン、クラーク、ディック、アシモフなど特定の作家の作品を次々に読んでいたのです。歴史小説にのめりこんでからはSF小説を読むことはほとんどなくなってしまいました。井上靖さんのあと、黒岩重吾さん、司馬遼太郎さんなどを読み、結局今は永井路子さんの作品が一番好きになっています。その中でも『美貌の女帝』『この世をば』といった古い時代が好みです。戦国時代は他の作家の方がいいかも・・・。

 ここ数年、仕事についてからはなかなか趣味の読書に費やす時間がありませんでしたが、これからは暇を見つけて(作って?)またたくさんのいろいろな作家の作品に挑戦していきたいと思っています。

 

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