散策道を歩いたビジターが、センター情報板に記入したものです。
(センター職員の情報も含む)
温根内木道自然情報 169
A:エゾシマリス(6/26〜7/17多数)〜見つめている人の笑顔も可愛い、遭遇率70%以上、追いかけ回すのは止めましょう。 B:エゾシカ(5/28〜2ケ所とも)〜センター脇の林にも時々出没。大きくガサガサにも注意。静かに見守りましょう。 付録:他に「エゾ」が付く釧路湿原の「ほ乳類」〜エゾトガリネズミ、エゾユキウサギ、エゾリス、エゾヤチネズミ、エゾヒメネズミ、エゾアカネズミ、エゾタ ヌキ、エゾクロテン、エゾオコジョ、(エゾ)ヒグマ、(キタキツネ)・・・本州以南より大陸とのつながりが深い。蝦夷・エミシの島ですから・・・ C:狼と虎が住んでいるそうです(7/5)〜クロバナロウゲ(黒花狼牙)とヤナギトラノオ(柳虎尾)のことですね。まもなく この辺りには犬(エゾイヌゴマ)もすむ、春には猫(さて何ですか?)も。他のほ乳動物探しをしてみると・・・狸(タヌキモ)、猿(エンコウソウ)、狐(キ ツリフネ-おっと、これは違いました)。 鳥では・・・朱鷺(トキソウ)、鵯(ヒヨドリバナ)、鷺(サギスゲ)、鶯(クロミノウグイスカグラ)・・・温根 内散策道の花の数例です。動物の名からとった植物名は、他にもヘビやコウモリ、昆虫、ずばりホトトギスなど、案外多いものです。イメージ的に「何で?」と 思うものもありますが、「なるほど!」と感心するするものも、植物図鑑で動物探しをするのも面白いものですよ(ツル には注意! 鶴でなく蔓-マイヅルソウのような例外もあるが)。 D:シマヘビ(7/8)〜湿原内で見られるのは、黒化型もを含めこのヘビ。最大で2mにもなるが、無毒。 E:カキツバタとサギスゲの綿毛、この 辺が多い(7/6)〜カキツバタは絶滅危惧種、この花が身近だ った時代はどこへいったのだろう。サギスゲに似るワタスゲも高層 湿原にあるので 比較してみては如何でしょう。 ?? F:タヌキモの花(7/2)〜今年は数が少なかった。モウ センゴケと違い食虫植物とは見えない。捕虫の仕組みは水の中。これも絶滅 危惧種。花の色は、まっ黄色で目立つ。 ? G:トキソウ、ツルコケモモ(7/9)〜ツルコ ケモモはあんなに小さいのに樹木(木本)。両方とも絶滅危惧種。高層湿原 では、ホロムイツツジから始ったツツジ科の花の季節は間もなく終わり。 A これからの温根内木道の花(8月上旬には一周すると60種以上の花が見られます) ホザキシモツケ〜山際の湿原に多い灌木。木道の入口 をピンクの花が飾る。絶滅危惧種。 ? ドクゼリ〜湿地の毒草。ドクゼリ畑の様相は美しい。 トウヌマゼリ〜ドクゼリが衰えたころ咲く。同じころ サワギキョウも咲き、白と紫のコントラスが絶妙。 エゾナミキ〜ナミキソウは海岸に、これは湿地に。厳 しい条件に耐える。シソ科。茎を触ってみよう。 エゾノレンリソウ〜連理の枝(男女の深く睦じい契りのたとえ)から名 がついたというマメ科のツル植物。(どこが「連理の枝」か観察しよう) |
(a:7/5)マヒワ、ウグイス、エゾムシクイ、ノビタキ♂♀、 キバシリ、コゲラ、コアカゲラ、ゴジュウカラ〜どの範囲でどのく らいの時間での観察かわからない(センター前の左右の林?)ですが、今後もこういうチェックをお願いします。 コアカゲラの目撃例は久しぶり。 (b:6/24・7/12)シマアオジ〜口頭でも見たとの情報 が何度かありましたが、自身まだ確認できず、これから頑張ります。 (c:7/13)ベニマシコ♂♀〜高層湿原での目撃例は初めて (d:7/5)カッコウ (e:6/16・22〜2か所)タンチョウ1羽〜大回りの出口付近での目撃情報はよく聞きます。中には営 巣しているとの話も。 (g:7/5)オオルリ(声)〜さえずりの季節は終わっているので地鳴きでしょうか。 他:オオジュリン、コヨシキリ、シマセンニュウなど湿原域で生息するものは、ヨ シ原で見つけられるが、森林域のものは見つけにくい。粘って見つけましょう。 |