十勝ナチュラル・ラボ

日付:2006.9.3(日)
天気:晴れ

ラリー(車のレース)を見てきました


←まちは、ラリーを宣伝する旗や車の通過を待つ人でいっぱいでした。
 私たちは、ラリーの車が林道から出てくるペンケニコロベツでラリーの車を待ちました。
ここにも、ラリーを観戦する人々が多く集まっていました。



→右の写真は、私たちの大弾幕です。今回は、外国のドライバーの方にもラリーに使われる林道が貴重な動物の生息地になっていることを知ってもらうため英語でメッセージを書きました。
日本語にすると、「ドライバーの方へ:スピードを落としてください、やめてください。あなたは、2つの絶滅危惧種の生息地を壊しています。」という感じだと思います。 
ラリーの途中、私たちの正面の山を一羽のオジロワシが飛んでいったと聞きました。
掲げた横断幕

ラリーカー
←これがラリーの車です。見た目はかっこいいですが、エンジンの音が耐えられないくらい大きな音です。林道を走るうちにマフラーが壊れるのか?それとも、初めからマフラーなどつけていないのか・・・これでは、動物は驚いて逃げてしまうかも・・・そしてもう戻ってこないかも・・・
→林道からラリー車が猛スピードででてきました。車が去ったあとは、砂埃があたりに充満します。観戦には、マスクが必要(?)
 この煙を吸う生き物は辛いですし、葉の上に積もった埃は植物の光合成の能力を奪うことになります。


砂埃が・・・

ボロボロの車体
←よく見ると、壊れてしまって後ろのライトがなくなっています。森の中で、木か何かにぶつかったのでしょうか・・・壊れた車もかわいそうですが、ぶつかられた木も重症になるとのこと。大会終了後、木の治療が行われるそうですが、できれば木も車も傷つかないレースをしてほしいなと思います。
感想や豆知識
 今回は、初めてラリーを見ることができました。自分で砂埃を浴びながら、エンジンの音や林道を爆走したあとの車を見て、やっぱり森の環境には大きな悪影響を与えていると感じました。車が走るのは林道だけですが、林道だけが傷つくわけではないのです。エンジンの音に驚く動物、砂埃を積もらせ枯れる草木、高速走行で削られる有機物を含む栄養豊富で貴重な表土、車に衝突される木、走行のためにどけられた土砂による川の汚染・・・。いろんな悪影響が考えられるようです。いい影響といえば見る人が楽しめること、お金儲けができることかな?。
 今の時代、自然に優しい自動車を作っている会社が多いのに、車で自然環境に悪影響を与えるようなレースを行うのは矛盾してるのではないか?と思いました。
参考文献・リンク
今後、更新予定☆
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今回は、林道で行われる自動車のレースを実際に見て、横断幕にて私たちのメッセージを沢山の人に伝えてきました。