OMPのダイオキシン・環境ホルモンサーベイランス   

国内情報源情報 厚生省報道発表資料    

報道日表 題要 点
96.05.24

ごみ処理に係るダイオキシン減
削対策検討会の設置について
平成2年12月の「ダイオキシン類発生防止等ガイドライ
ン」の見直し〕
平成8年6月3日「ごみ処理に係るダイオキシン削減対策
検討会」第一回会議〕
96.06.28

ダイオキシンに関する研究班中
間報告及び当面の対応について
〔研究班中間報告〕
平成7年11月「ダイオキシンのリスクアセスメントに関す
る研究班 」設置
・ダイオキシンの毒性評価に必要にな内外の文献・評価文
 書等の収集
当面の耐容一日摂取量(TDI)
10 pg TCDD(TEQ)/kg/day を提案
〔当面の対応〕
ごみ処理関係
・市町村設置のすべてのごみ焼却施設(平成4年度現在、
 全国で1,864施設)について、ダイオキシン排出実態等
 の総点検調査実施を指示
・平成8年中を目途に検討結果を取りまとめ、ごみ処理に
 係るダイオキシン対策を一層強化
食品関係
・「ダイオキシンのリスクアセスメントに関する研究班」
 中間報告、「食品中のダイオキシン汚染実態調査研究
 班」から平成4〜7年度の魚介類等のダイオキシン汚
 染実態調査結果
報告
・食品全般のダイオキシン汚染実態について緊急に調査を
 行い、食品衛生調査会において対応を検討
96.07.10

ごみ処理に係るダイオキシン削
減対策検討会(第2回)におけ
る検討事項等
〔検討事項〕
・ごみ焼却施設からのダイオキシン排出実態等に関する総
 点検調査の実施
・既設ごみ焼却施設における緊急低減対策の考え方
・既設ごみ焼却施設におけるダイオキシン低減技術
〔当面のスケジュール〕
・市町村の設置するごみ焼却施設について、ダイオキシン
 の排出実態等の総点検調査の実施
   (総点検調査実施要領)
96.08.06

産業廃棄物の排出及び処理状況
等について
〔平成5年度全国の産業廃棄物排出・処理状況並びに平成
6年4月1日現在の産業廃棄物処理施設の設置状況及び産
業廃棄物処理業の許可状況についての調査結果〕
・平成5年度産業廃棄物総排出量 約3億9,700万t
・業種別排出量
 1建 設 業        約8,161万トン(20.6%)
 2農 業          約7,576万トン(19.1%)
 3電気・ガス・熱供給・水道業  約6,749万トン(17.0%)
 4鉄 鋼 業        約3,093万トン( 7.8%)
 5パルプ・紙・紙加工製造業 約2,937万トン( 7.4%)
 6鉱 業          約2,917万トン( 7.4%)
・種類別排出量
 1汚泥         約1億8,049万トン(45.5%)
 2動物のふん尿     約  7,557万トン(19.0%)
 3建設廃材       約  6,154万トン(15.5%)
・産業廃棄物処理施設設置状況(平成6年4月1日現在)
 1中間処理施設数     11,018(対前年 439増)
  その中で、汚泥の脱水施設大幅増(対前年 208増)
 2最終処分場施設数
  安定型処分場 1,639 残存容量   7,889万m3
  管理型処分場 1,011 残存容量 1億1,596万m3
 3最終処分場の残余年数
  全国       2.3年
  首都圏      0.8年
・産業廃棄物処理業の許可の状況(平成6年4月1日現在)
  許可件数  延べ95,633件(対前年 1,085件増)
96.08.06

一般廃棄物の排出及び処理状況
等について
〔平成5年度全国の市町村及び一部事務組合の一般廃棄
物(ごみ及びし尿)の排出量、処理状況、処理施設の整備
状況等、一般廃棄物処理事業実態調査結果〕
 ・平成5年度ごみ総排出量 5,030万t
 ・1人1日当たりの排出量 1,103g
 ・ごみの直接焼却率 74.3%
 ・リサイクル率 8.0%
 ・直接埋立率 14.4%
 ・1人当たりのごみ処理経費 18,300円/人年
 ・1人当たりのし尿処理経費 6,500円/人年
 ・ごみ焼却施設数  1,854施設
 ・最終処分場    2,321カ所
〔当面のスケジュール〕
 ・市町村の設置するごみ焼却施設について、ダイオキシ
  ンの排出実態等の総点検調査の実施
 (総点検調査実施要領)
96.08.22

ごみ処理に係るダイオキシン削
減対策検討会(第3回)におけ
る検討事項等
〔検討事項〕
周辺においてダイオキシンの摂取量が当面のTDI
10 pg TCDD(TEQ)/kg/day を超えるおそれのあるご
み焼却施設では緊急対策を実施
96.09.18

今後の産業廃棄物対策の基本的
向方について
〔現状と問題点〕
・大量に排出され続ける産業廃棄物
・最終処分場の逼迫
・不適正処理等産業廃棄物処理をめぐる問題
・不法投棄の状況
・住民の不信感の高まりと地域紛争の多発
・地方公共団体による要綱規制
・原状回復の状況
〔今後の施策の具体的な方向〕
・廃棄物の減量化・リサイクルの推進
・産業廃棄物処理に関する信頼性と安全性の向上
 1最終処分場等の安全対策の充実・強化
 2施設の設置手続の明確化・透明化
 3情報公開の推進
 4 最終処分場に係る長期的な維持管理の確保
 5 処理業者の質の向上
 6 排出事業者による委託処理の適正化
・不法投棄対策の強化
・原状回復措置
96.10.02

ごみ処理に係るダイオキシン削
減対策検討会の中間報告につい
て
〔中間報告の要点〕
緊急対策
・ごみ焼却施設の周辺におけるダイオキシン類の摂取量が
 当面のTDI(耐容一日摂取量)を超えるおそれがない
 よう、ダイオキシン類の排出濃度が80ng-TEQ/Nm
 を超える施設にあっては、燃焼管理の適正化、間欠運転
 から連続運転への変更、施設の改造、施設の休廃止等の
 所要の対策を早急に進める必要が ある
・排出濃度が80ng-TEQ/Nm以下の施設にあっても、
 可能な限りダイオキシン類の排出を削減するため、対策
 を進める必要がある
恒久対策
・施設の建替え、小規模施設の集約化、ごみ固形燃料化施
 設(RDF)への転換等があり、検討会において引き続
 き検討のうえ、年内を目途にとりまとめる予定
・今後建設される施設の排出濃度を
 0.1ng-TEQ/Nm程度以下とすることを検討する
〔今後の対応〕
・厚生省は、地方公共団体に中間報告を送付し、排出濃度
 が80ng-TEQ/Nmを超える施設における緊急対策
 実施など、ごみ焼却施設に係るダイオキシン対策の推進
 について通知
・対策の推進状況について継続的にフォローアップし、そ
 の状況及び新たな知見等を踏まえ、対策の強化を図る
96.11.12

ごみ処理に係るダイオキシン削
減対策検討会(第5回)におけ
る検討事項等
〔検討事項〕
恒久対策
・今後建設される新設のごみ焼却施設に係るダイオキシン
 削減対策について検討
 1 新設の焼却炉に係る対策
  (適正負荷による運転、燃焼管理、排ガス冷却、排ガ
  ス処理等により、ダイオキシン類の排出濃度
   0.1ng-TEQ/Nm程度以下を達成)
 2 小規模施設の集約化等市町村の範囲を越えた広域的
   な処理
 3 適切な固形燃料(RDF)化施設の導入
 4 溶融固化等による焼却灰中のダイオキシン類削減の
   ための処理技術
96.11.26

生活環境審議会廃棄物処理部会
廃棄物処理基準等専門委員会
(第1回)の開催について
〔検討事項〕
・廃棄物処理基準の見直し
 ア.リサイクル促進の観点からの基準等
 イ.最終処分場の類型
  (安定型処分場の廃止又は搬入管理の徹底や品目の
   見直し)
  (永久保管方式の遮断型処分場の廃止
 ウ.保管基準
 エ.有害物質対策の強化
   (特別管理廃棄物の追加)
   (PCBの処理基準)
・廃棄物処理施設に関する基準の見直し
 ア.施設立地に伴う生活環境への影響に関する調査方法
 イ.維持管理等状況に関する公開すべき情報
 ウ.中間処理施設の構造基準、維持管理基準
 エ.最終処分場の構造基準、維持管理基準
 オ.最終処分場の閉鎖基準
96.12.18

ごみ処理に係るダイオキシン削
減対策検討会(第6回)におけ
る検討事項等
〔検討事項〕
最終報告の内容について検討
・ 新設の焼却炉に係る対策
 (全連続炉による焼却、燃焼管理、排ガス冷却、排ガス
  処理等により、ダイオキシン類の排出濃度
  0.1ng-TEQ/Nm程度以下を達成)
・小規模施設の集約化等市町村の範囲を越えた広域的な処
 理
・焼却灰・飛灰に含まれるダイオキシン対策
 (適切な焼却によるダイオキシン類の発生防止、溶融固
  化等による処理、最終処分場における対策等)
・対策のフォローアップ
 (定期的な濃度測定、効果の把握、対策の見直し等)
97.01.23

ごみ処理に係るダイオキシン類
発生防止等ガイドラインについ
て
〔新ガイドラインの要点〕
緊急対策の推進(既設焼却炉)
・排出濃度が緊急対策の判断基準(80ng-TEQ/Nm
 を超える施設  ( 至急具体的な削減対策を実施)
・排出濃度が緊急対策の判断基準(80ng-TEQ/Nm
 を超えない施設
 (燃焼管理の適正化を図るなど、ダイオキシンの発生
  抑制に努めつつ、恒久対策を計画的に推進すること
  により、さらにダイオキシンの排出を抑制)
恒久対策の推進(新設、既設焼却炉)
・減量化、リサイクルの推進
 (減量化、リサイクルを推進し、焼却量を抑制)
・ダイオキシン排出削減対策(排出ガス対策)
 (TDIを踏まえることはもとより、各施設において
  技術的に可能な最善の削減対策を実施することとし、
  環境庁の提示した「健康リスク評価指針値」
  5pg-TEQ/kg/day
をも参考としつつ、以下に示す恒
  久対策の基準に適合)
 * 新設炉(全連続炉)
    0.1ng-TEQ/Nm
 * 既設炉(旧ガイドライン適用の全連続炉)
    0.5ng-TEQ/Nm
 * 既設炉(連続運転)
    1 ng-TEQ/Nm
 * 既設炉(間欠運転)
    5 ng-TEQ/Nm
 (今後建設される焼却炉は原則として全連続炉とする)
・ごみ処理の広域化
 (小規模な間欠運転炉を集約化し、全連続炉化)
  →都道府県は、広域化計画を策定し、市町村は、市町
   村の範囲を越えた広域的な処理を推進
・焼却灰・飛灰の処理
 (焼却灰・飛灰中のダイオキシン類削減のため、溶融固
  化等の無害化処理を推進)
・最終処分場対策
 (最終処分場における飛散防止、浸出水の処理)
対策のフォローアップ
・定期的な排出濃度測定(原則年1回)義務付けと、測定
 結果の公表
・対策の見直し
対策効果の見込み
・対策実施により、ごみ焼却施設からのダイオキシン類排
 出量を以下のとおり削減
 *   5年後    86%削減
 *  10年後    98%削減
 *  20年後 ほぼ100%削減


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