Windows版のデータならどこにでもあるから、より少ないこちらのデータを。
といっても大したものはありません。基本的にSLビューワはマルチフラットホームにできており、Windows/Mac/Linuxとも同じように動きます。
OpenGLが動いてないです。動かしてください。
しかし大抵のデスクトップむけ配布では、よほど最新すぎるハードウェアを使わない限りこれは出ないと思います。
できればNvidiaのビデオカードを。いやまじで。
2008/07現在、Linux版のビデオまわりはかなりシビアで、開発者がNvidiaのカードを使っているようでこちらに特化する傾向があります。別のでもいいんじゃないかとも思うけど、一番効率よくてまともに動くのはNvidiaだと思います。2008/07時点なら、安い8600〜8800台で結構なんで :D
使ってるサウンドシステムやアプリとぶつかっているんだと思います。
Linuxでは、有名なとこでも三系統のサウンドシステム制御法があります。OSS、ALSA、そしてEnlightment系のESD(またはそれと互換性をもつ新しいオーディオシステム)です。そしてこれはそれぞれ、LL_BAD_OSS/ALSA/ESDという三つの環境変数でオンオフ制御できます(無設定だと、おそらく適当に選んでいると思う)。たとえば以下のように。
#!/bin/sh #export LL_BAD_ESD=x export LL_BAD_OSS=x export LL_BAD_ALSA=x ./secondlife
LL_BAD_OSSとALSA(LindenLabs BAD ***)を有効にしています。
この設定は 「このデバイスは使うな」 という意味で悪者(BAD)認定します。だから上記の設定の場合は強制的にESDの使用を試みます。ubuntu Linux等で使われているpulseaudioの場合、ESD互換パッケージを入れておけばたぶん該当かな?わたしはDebian lennyのGNOME上でこれを使っています。
多言語入力システムSCIMで問題が発生する事があるようです。
Debian etchまではuim+anthyで問題なかったのですが、lennyからubuntu風にするつもりなのか何かの力関係なのかscimに移行しているようです。これにより発生の可能性があります。
対応としては、ベストは問題のあるSCIMを捨ててuimに交換する事です。しかしもう少し場当たりな方法もあります。たとえば、RC版のSLビューワの起動スクリプト(1.20.4当時)を読んでみましょう。こんな事が目につきます。
## - The 'scim' GTK IM module widely crashes the viewer. Avoid it. if [ "$GTK_IM_MODULE" = "scim" ]; then export GTK_IM_MODULE=xim fi
ほほー。SCIM利用時はgtk用IMモジュールをXIMに強制的に切り替えて回避してますね :( SCIMではやはりまだダメなのか。
「XIMなんてどこでも使ってるだろ」?いやいや時代は変わってます。今はもう完全にIm-moduleの時代でして、XIMなんて標準ではもう使わないんですね。ゆえに「SCIM利用時のみ、環境によって日本語が入らない」という現象が起きるのでしょう。
とりあえずXIM関連を使えるようにするか、UIMにとっかえましょう :D
quicktime関連と、それからgstreamer関連のライブラリですね。2008/07現在ではgstreamer-0.10あたりが入っている必要があったかもしれません。またDebian etchでは再生できず、lennyとubuntuでは再生可能という事もあったようです。
ライブラリ等をインストールしてもダメで、libstdc++がどうのとエラーになっている場合、以下をやってみましょう。
export LD_LIBRARY_PATH=SLビューワのディレクトリ/lib:LD_LIBRARY_PATH cd SLビューワのディレクトリ ./secondlife $@
見りゃわかるけど、いくつかの必要なライブラリがビューワのディレクトリ/libの中に入っているんですね。だから、これを最優先にロードしてやれば動く事があるようです。Debian lenny上で確認しました。
最近のバージョンでは各国語も可能な限り表示できるようになりました。しかしそれはいいのだけど、勝手にシステム上のフォントを探すので、意図しない珍妙なフォントが選ばれてしまうケースがよくあります。
一応、最優先でもってくのは$HOME/.fontsに入ってるフォントなので、ここで対応するべきかな?また、$HOME/.secondlife/user_settings/settings_releasecandidate.xml等をみると認識したフォントの一覧があるので、それを参考に「先頭付近」に検出されているフォントを除外することで調整できるようです。ただし該当ファイルは起動毎に作り直されているので、ここだけいじってもダメみたいです。実際にファイルを削除したりして動かしましょう。