思うんだけど、みんな本当にあんな巨大な携帯電話が欲しいのだろうか?
ほとんどPDAと化した『電話機』。ハンドバッグにズシリと重く、胸ポケットにも気軽に入らない。ガジェットオタクのオモチャとしか思えない奇妙で巨大な『電話機』。そのくせ移動しているとしょっちゅう切れるしバッテリーもすぐなくなってしまうものさえある。
いや、それはそれで面白いと思うんだけど「それしかない」といわんばかりの製品群を見ているとさすがに「なんか違わね?」と思う人は私だけではないと思うんだが?途中で簡単に切れるなんて、そもそも 移動体通信としての基本的な体裁すら満たしてない欠陥品 じゃないのか?
実際、同様の意見を探せばそこら中のブログで「でかすぎ」「小さいのが欲しい」なんて不満を大量に目にするんだけど?それとも 「そういう声があるのも知ってるが、大多数のサイレントマジョリティはバカでかくてもバッテリーもたなくても何万円もしても多機能なものを欲している」 なんて本気で思い込んでいるのか?バカいえ。そこらへんの若者の声聞いてみろよ。ゴテゴテつきまくったオヤジのゴミ車みたいなケータイが最高、だなんてみんながみんな思うのかな? みんな単に「ないよりはある方がマシかな?」という最低な打算でイヤイヤ選んでるだけと違うのか?
人間、そりゃ不便より便利なものがいいのは当たり前だ。しかもメーカーからすれば付加価値を売り物にできるし技術陣も「我が社はこんな事もできます」と誇り高く胸をはれる。
うん、確かにそりゃいい。だけどその技術を使って 「通話が快適でカメラ使えてメールもばっちり、もちろん一日中カレシ(または彼女)と会話しててもバッテリーはへっちゃら^^」 ってケータイも作れるんじゃないの?あとはプロモ次第だし。まぁ「一日中会話してもバッテリーが死なない」なんて物凄い技術ハードルが高いかもしれないけど、消費電力をいかに抑えるか、バッテリーをいかに工夫するか、メーカーとしても挑戦のしどころでもあると思うんだけど?
たとえばこれは極端な例だが、私はオートバイでずっと帰省していた。片道11時間ほどかかるんだけど、ヘッドセットつけて実家とやりとりしながら帰れると便利だと常々思っている。だけどそういうケータイはどこにも存在しないのな。通話し続けたらあっというまにバッテリーは空っぽになってしまうんだ。結局そういう問題とか色々あって、最近は飛行機を使うようになっている。狭いバスの中じゃケータイ使えないし。
機械ってのは、ごてごてバカみたいにつけるより削る方が難しい。携帯電話の開発陣はもちろん知っているだろう事で、今の携帯が物凄い技術の上であのサイズに無理やり押し込めているのもわかってる。
だけど、 なんか皆変な方向向いてないか? と思うのは私だけじゃないと思うのです。