Hatten är din

 時が過ぎた今、あえてまとめを書いてみよう。

http://ja.wikipedia.org/wiki/Hatten_är_din
1984年、レバノンのミュージシャンであるアーザール・ハビブ( عازار حبيب )はアラビア語の歌「 من ما كنتي تكوني (mīn ma kinty tkūnī)」を出した。日本ではアラブ歌謡曲、もしくはアラブ演歌と呼ばれるもののひとつであり、こうした歌曲の多くはそれぞれの地域の方言で歌われ、その歌詞はラブソングである。「 من ما كنتي تكوني 」もレバノン方言による歌曲であり、「 حبيتك (habbeitik)」すなわち「お前が好きだった」とも題され、典型的なラブソングであった。

 なるほど。斜め二ミリのチャック袋もとい空耳アワーだったのね。どうりで曲も言語もアラビア調なのに字幕がスウェーデン語だったりしたのね。なるほどー。

 インターネットブームとフラッシュブームに乗り、世界中で途方もない大流行を果たした名曲『Hatten är din(スウェーデン語で「帽子はおまえのもの」)』が、実はアラビアのラブソングであったという話は聞いた事があった。最近でも Ievan Polkka(イェヴァのポルカ) のようなネットに乗った全世界的大流行ソングはあるが、その草分けと言えよう。