【Fの会】 2002年3月28日 第5回サークル (参加者3名)
〔サークルで取り上げた内容〕
(1)『黄金の3日間』の具体的計画
1.(片山)「学級経営の構想」・・・3年生を想定して
1日目のタイムスケジュールにそって、始業式後の学級活動(模擬授業)から、「返事」「姿勢」を鍛える気構えを感じた。
「できたらほめる」を基本に、短時間でも担任の指導のカラーを出す指導である。
子どもたちとの出会いを楽しみに待っていたことの意志表示と、一言ずつコメントを入れながらの出席確認、担任としての力の見せ場である。
すぐ後に入学式の予定。
時間のない中で、いかに子どもの心に届く指示ができるか。
入学式後の学級活動は、40分程度。
しかる3原則、エジソンの話、漢字文化の追試、月曜日に30秒で自己紹介・・・を予定。
ここでも、確実に子どもたちへ、担任としての方向性を示していく。
基本をおさえた指導であると感じた。
2.(山下)「第1日目にやること」・・・1年生を想定して
新入生、そしてはじめて小学校に子どもを預ける保護者への配慮がなされているかがポイントである。
基本姿勢として、次の3点をあげていた。
1.ほめてほめてほめまくる。
2.学校は楽しいところだと実感させる。
3.担任は困った時に助けてくれる存在であることを知らせる。
第1期向山洋一全集4「最初の三日間で学級を組織する」の追試をすべく、「全員の名前を呼ぶ」「入学式後の指導」 「保護者へのあいさつ」の指導案を提示。
斎藤から年齢別実践記録集の活用ハンドブックの中の漆山仁志氏の論文を紹介する。なぜ、それをするのか、教師の行為の理由を分析する視点が持てると考えたからである。
3.(斎藤)次年度も学担ではありません・・・。
(2)向山型算数に挑戦31に挑戦(片山)
まず、測り方(定規のあて方)に意識がいってしまう。
だが、もっとも困難なのは、ミリメートルの読みになるの
ではないか。だとすれば、その部分を厚くする必要がある
かもしれない。ズームアップしての指導などが考えられる
が、教科書通りと言えるのか?
ミリメートルの読みの助走問題が必要なのか?
サークルとしての実力不足は否めない。
(3)学級通信「ぐんぐん」bP、bQ(山下)
じかんわりのかなが気になる。
といれ → トイレ
のうと → ノート
こくごとさん → こくごのほん
すうのほん さんすうのほん
斎藤も1年生を担任した時に、このように記述していたと思える。しかし、この時期、この時間割を見るのは誰なのか?子どもだけではなく保護者も見るはずだ。ひらがなだけの通信は、はっきり言って読みにくい! と、今、新1年生の保護者として、そういった思いが強い。
(4)○小の英会話(ALT)プラン(案)(斎藤)
新年度から、○小に月曜日にはALTがほぼ毎週来れることになった。これまで、各学年とも2回ずつであった計画(交流?)とは必然的に違ってくる。低学年4時間、3年生以上8時間とまだまだ足りないが、ALTもこのプランとその改善をこの1年間で図っていくという方向に乗り気である。英会話の授業の実践の突破口にしていきたい。
(5)向山式情報収集法(斎藤)
98年「知学の広場」IV bTの水野正司氏の論文「学級経営ノート」から、資料の収集法と整理法を紹介する。
「ノートづくり」と「本棚のスペースづくり」が、片山、山下には参考になったとのこと。
※その他(読み合わせ用資料)
(1)年齢別実践記録集の活用ハンドブックから、
「授業の始まりに何をするか」水野正司氏の論文
(2)98年「知学の広場」IV bXの水野正司氏の論文「素直なままに育てる」