幻想 月光仙丈ケ岳 U

甲斐駒の上に幾何学的に配列された特徴的な5角形は、冬の星座の案内人「ぎょしゃ座」だ。一番明るい黄色い星はカペラ(左上)。いつも、明るく夜空の道標になっている。その右にはに手縄に見立てた小さな三角形ε・η・ζも確認できる。今夜は月明かりのため明るい夜だが、月が沈むと、この5角形の中に、淡い冬の銀河が見える。

星に願いをしたのは、はるか遠い日の記憶であるが、流れ星を見ると、今なお胸がときめく。多分、それは、私だけの哀愁なのであろうか。

なお、写真の星は画像処理により追加したものではないことを宣言する。

撮影地 : 仙丈小屋前

2009.10.31 午後8時頃

もやにかすむ伊那市街地の夜景。高遠から続く光の道が美しい。月光の中央アルプスは水墨画の屏風のようだ。

富士見・諏訪方面の夜景。今日は、鋸岳の深い谷筋が月明かりに照らされ、不気味に深く感じる。

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