今回の山行では、小屋で山麓に住む恩人と合流した。下山後、恩人のご好意により、仙丈ケ岳の遠望スポットを数多く案内いただき、今回も思い出深い山旅になった。この地は登山のために何度も訪れたが、思い返すと、登ることばかりで、こうしてゆっくりと遠望する機会はこれが初めてだ。前線通過後の澄み渡る青空の下、圧倒的な存在感で両手を広げる仙丈ケ岳に思いを寄せ、心地よい疲労感のなか帰路についた。
恩人に、ひとつ、また借りを増やした。
高遠さくらホテル近くからの遠望
長大で起伏豊かなな地蔵尾根が山頂へと続く