予報では寒冷前線の接近により朝から大荒れだ。、明日は吹雪で、朝から停滞を決め込んでいたが、目覚めると窓からまぶしい青空を見ることが出来た。
山頂を吹きぬける猛烈な風で、おびただしい数のひつじ雲が甲斐駒のかなたへ運ばれていく。
息を呑む光景ではあったが、長くは続かなかった。まもなく、小屋付近は厚い霧で覆われていった
昨夜も旧友との山談義に時間が過ぎる、酒がすすんだ眠い目をこすりながら外に出ると、もやに浮かぶ山々に朝日が差し込んできた。