この度、アイヌ語学習運動および様似アイヌ語教室の現状について書いたものが本に載りましたので紹介します。現在の教育制度の枠組みの中でアイヌ語を学ぶという営みをどう考えていったらいいのか、皆さんが考える上で参考になればと思います。
も く じ
第一章 日本の学校におけるバイリンガル教育の展開
末藤美津子(都留文科大学)
第二章 様似アイヌ語教室の現状と課題
〜アイヌ語学習運動と学校教育を展望したうえで〜小松和弘(様似町立様似小学校)
第三章 在日朝鮮人の子どもの日本語による教育から乗り越え
宋 英子(大阪市教育センター)
第四章 新しい外国人・ニューカマーの子どもの日本語・母語指導について
〜効率高等学校での受け入れを中心に〜榎井 緑(財団法人とよなか国際交流協会)
第五章 地域社会における年少者への日本語教育の現状と課題
野山 広(文化庁文化部国語課)
第六章 沖縄のアメラジアン〜教育権保障運動が示唆していること〜
野山直美(琉球大学)
第七章 「母語教育」実施への模索〜コンピュータ利用の遠隔指導〜
山本雅代(関西学院大学)