第2学年アイヌ文化学習案<生活科>


【関連単元名】「生き物をそだてよう」「つくって遊ぼう」---「アイヌの人たちのくらしとあそび」(7時間)

体験学習のねらい 
○アイヌの食物を育てたり、収穫、調理することに、喜びを持つことができる。
○身近にある草や木等を使ってアイヌの遊び道具を作り、みんなで、楽しく遊ぶことができる。

体験学習の時期 
・「2年生になったよ」エハの移植、カボチャ・インゲン豆などの種まき(5月)
・「みんなで遊ぼうよ」8月
・「生き物をそだててみよう」エハの収穫(10月)カボチャインゲン豆の収穫(9月)

時数

学習の内容

素材の準備

留意点

体験学習の流れ

学習形態

素材名
人材名

入手方法
連絡方法

参考資料

1時間目

■選択1
エハ(ツチマメ・ヤブマメ)の栽培
・エハを学級園に移植する。
■選択2
入手不可能な場合
・カボチャ・インゲン豆などを蒔く。

各学級

エハ(採取時期は春と秋)

エハは日当たりのよい空き地や畑などの雑草として自生。
徒歩で校外学習可能な所。

『昭和59年度アイヌ民族文化材報告書(青色本)』(北海道教育委員会)

1年目は移植するが、2年目からは前年採取しておいた種を植える。

2時間目
3時間目

アイヌの遊び、歌、踊り、お話(8月)
アイヌの遊び道具を作る
・輪つつきなどを作って遊ぶ。

各学級

材料はぶどう蔓、草、枝など
遊び・・・弓矢、貝下駄、輪つつき(例カリ
、カリペカ)、雀のダンス、ねずみとり(エルムンコイキ)など

遊び道具の見本

ウタリ協会様似民族文化保存部会・様似アイヌ語教室(6−5656)

『アイヌの民具』『アイヌ民族誌』参照

2年生は<作って>遊んでみる。

4時間目

アイヌのお話を聞き、歌ったり踊ったりする。

学年全体

様似民族文化保存部会
バッタリイウタウポポほか
(または様似図書館にお願い)

ウタリ協会様似民族文化保存部会(6−5656)
絵本選定に関しては町立様似図書館(6−4181)

「様似アイヌ言語文化研究所」(ホームページ)
『平成3年度アイヌ古式舞踊調査報告書』(北海道教育委員会)
『さまに昔むかし』

読み聞かせがいいと思うが、『さまに昔むかし』なら2年生は絵本で読んでみることも可。

5時間目

(■選択1より)
アハの収穫、調理(10月)
土を掘って、豆を採取する。
種を採取し、保存しておく。
(■選択2より)
カボチャ・インゲン豆(9月)

各学級

様似民族文化保存部会

ウタリ協会様似民族文化保存部会(6−5656)

 

 

6時間目
7時間目

アイヌ料理体験
(■選択1より)
エハまめごはんをたいて、おにぎりにする。
(■選択2より)
野菜類と共にラタ
にして調理する。
(「生き物をそだてよう」の単元の中で、他の野菜と共に調理する)

家庭科室

様似民族文化保存部会料理講師
・アイヌ料理レシピ資料

ウタリ協会様似民族文化保存部会(6−5656)

 

父母への協力依頼。