今回はアイヌ文化振興・研究推進機構主催のアイヌ語弁論大会に出場することを決めた中学生二人の原稿を持ち寄りました。弁論大会の冊子に掲載されているもののもと原稿です。
私は様似町から来た富菜桃子です。
これから発表を始めます。
私たちが住んでいる様似町には有名なアポイ岳があります。
アポイ岳には沢山の花があります。
夏や秋には、登山客が沢山来て、アポイ岳を登っています。
冬にはアポイ岳は雪に覆われます。
夏は緑の木がたくさんあり、花も沢山咲いています。
秋には緑だった木から赤やオレンジ色に変化して
夏から秋にかけてはいろんな色が楽しめます。
そして8月の行事では、アポイの火祭りが行われ、夜には地区で作ったねぶたを自治会の子ども達が引っ張って様似町内を歩きます。そして会場では出店や歌謡ショーやいろいろ楽しめます。そして、9月には、盆踊りが行われ、出店もあり、沢山の人が楽しそうに踊っています。
4月下旬には北海道大凧祭りが行われます。
沢山の凧が空を飛んでいて、遠くからでも見えます。たまには失敗もありますがほとんどきれいに空に上がっています。
8月頃には、ザ・イベントというのが行われ、フリーマーケットや出店が出され、後半には、カラオケ大会が行われ、沢山の人でにぎわっています。そして、10月には産業祭りなどが行われています。7月の下旬から9月の下旬頃まで昆布漁が行われ、沢山の船が海に出て昆布を沢山とっています。そして、昆布を取らない日や終わった後に箱に詰められます。昆布漁は箱に詰め込まれるまでの作業が細かく大変な作業です。そして昆布は大変な手間をかけて、皆さんの元へ届けられるのです。
大変な漁業の一つです。そして、夏休みになると、体験ボランティアなどの体験ができて、お年寄りとふれあう機会が沢山あります。
そして、昔親が海に飛び込んできたと言われている親子岩があり、昔、様似に住んでいたアイヌの人達の納骨が納められている観音山があり、毎年一回、イチャルパがそこで行われています。
そして、そんな様似町に様似支部があるのです。
私は様似町から来た澤田香菜です。
私たちが住んでいる様似には様似支部があります。
様似支部は約23名います。
毎週水曜日には踊り、アイヌ語が交互に入っています。
小松先生がアイヌ語をビデオやテープやアイヌ語の資料からコピーして、みんなでアイヌ語を勉強してます。
踊りでは小さい子どもから大人まで踊りを踊っています。おばさん方はとても元気なおばさん達です。それよりもおばさん達よりも元気な子どもたちも踊りを元気に踊っています。
9月23日にシャクシャイン祭りが静内で行われ、いろいろな支部が集まって、踊りを披露し、シャクシャインの像に花や果物などを捧げ神にお祈りをします。
様似支部は沖縄や台湾など行ってみんなと交流しています。
10月には料理会でいろいろな支部が集まって、アイヌの料理を作りました。12月には、イタカンローがあり、去年は様似支部の中、そして、第一には様似はみんなが元気だということです。
自分たちがきてるマタンプシや着物などは様似支部のおばさん達が作ってくれました。時々小学校に行って踊りを教えています。
今年は様似支部では一家族がカナダの人と交流してきました。
これからもみんな元気のよい様似支部で他の支部や民族の人達とたくさんの交流して、これからも踊りやアイヌ語をがんばっていきます。
これで発表を終わります。
有り難うございました。(二人で)