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第15回(99.5.25)

 皆様こんにちは。今日の常識へようこそ。体脂肪率33%のあつよです。数字から言うと肥満ですが見た目は肥満体ではないので内臓脂肪がたっぷりべっとりついているということでしょう。酒のみはこういうケースが多いそうですね。なんとかしたいのですが。

さて、今回は、

「ダイエット補助食品は果たして効果があるのか」

というテーマについて、私個人の体験から結論を出してみたいと思います。が、その前に、「ダイエット補助食品」について少々説明しましょう。

 「ダイエット補助食品」とはいわゆる「やせ薬」とは違います。あくまで「食品」なので、原料は植物、動物などに由来する自然の物です。ギムネマ、ガルシニア、カプサイシン、キトサン、サポニン、レシチン、アミノ酸、各種ハーブなどが主なところでしょうか。現在はこれらを混合したダイエット補助食品がたくさん販売されています。まあ、値段はピンキリですが、手頃なところでは一ヵ月分3千円程度で手に入るでしょう。大手薬局ならもっと安いところもあるかも知れません。もともとこういった商品は定価があってないようなものですからね。

 さて、これらの「食品」ですが、

「効果は、確かにありそうだ」

と、いうのが私の結論です。ただし、条件がいくつかあります。

1・半年以上は続けること。
2・それを飲んでいるからといって、余計に飲み食いしないこと。
3・逆に、がんばって食べる量を減らしたりしないこと。
4・少しずつでもいいから、毎日運動をすること。
5・3食、きちんと食べること。
6・25才を過ぎていること。(女性の場合)

と、まあ、これらの条件を満たせば、半年で2〜3キロは落ちると思われます。2〜3キロとはいえど、このような状況で落ちた体重は、確実に「痩せた」と言える訳で、リバウンドの心配もないはずです。なによりやはり、長期間淡々と「続けること」が肝要だと思われますので、値段は重要なファクターです。あやしげな通信販売など利用しなくても薬局で売っています。気軽に買えるのもポイントですね。6番目の条件は、女性には明らかに「太る時期」があると思われるので、それを考慮しました。若い頃はほどほどにむっちりしているのが自然でしょう。本人はもちろん、気にしますが。

 あ、そうそう、私自身の体験談。
 5年ほど前、産後どうしても落ちない「あと2キロ」を半年くらいかけてこのような「食品」で落とすことに成功しました。その頃はまだ「食品」は高価で、半年が精一杯でした。が、全くストレスを感じることなく皮下脂肪を減らすことができたのに感動し、その効果を確信しました。
 その後、体重の変動はあれど、前回書いた「のんべ式ダイエット」でその都度戻すようにし、なんとかベスト体重を維持しておりました。しかし4人目の産後、いったんベストに戻ったものの、やはり意識せずとも育児ストレスがあったのでしょう、甘いものばかり食べていて、3キロほど太り、これがなかなか落ちない。現在この3キロを「ダイエット補助食品」で落とそうと実行中です。最初の1ヵ月はちょっと顔が小さくなったかな?という程度でした。1ヵ月を過ぎた頃、急にお腹がへこみました。しかし体重は1キロくらいしか減っていません。脂肪というのは非常に軽いので、本当に脂肪だけが減っている場合はこのようにゆっくりとした落ちかたになるのでしょう。今飲んでいるのは、「キトサン、ガルシニア、カプサイシン、各種ハーブ」などが入ったものです。一ヵ月分1980円です。5年前とは段違いに安いので、これなら続けられそうです。テレビを見ながら手抜き腹筋(途中までしか起き上がらない)を毎日100回ずつやっています。現在2ヵ月目の終りです。さて今後も順調にいくのでしょうか?いって頂戴、お願い(祈)。

 常識ですが「食べないダイエット」「我慢するダイエット」は絶対に続きません。効果は目に見えにくいものの「ただ飲むだけ」、これならどんな人でも続けることが可能でしょう。なによりもまず「続ける」「続けられることしかしない」というのが減量の最大のポイントなのです。もちろん、「続けられるなら」食事制限も取り入れれば効果もぐっとあがるでしょう。家計に少し余裕のある方はチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

 思わず熱弁をふるってしまいましたね。それでは、今日はこの辺で。
「今日の常識」次回の更新は大変心苦しいのですがジャイアンツが最下位を脱出するまでしません。いつになるのでしょうか。お楽しみに。


第16回(99.6.1)

 皆様こんにちは。今日の常識へようこそ。
わがジャイアンツもようやく長いトンネルを抜けつつあるようで、無事最下位脱出を果たしました。しかしよく考えてみますと6位が5位になっただけです。それなのになぜこんなにうれしいのでしょうか?あまりに負けすぎて感覚がマヒしているのでしょうか?なさけなさ過ぎますね、長嶋巨人。ま、ここから「メークミラクル」といければいいのですが。

さて、今回はダイエット編最終回といたしまして、

「塗る痩せ薬は効果があるのか」

について述べてみたいと思います。

「塗る痩せ薬」はディオールの「スヴェルト」が有名ですが、他にも多数の化粧品メーカーがこぞって製品化しております。なにしろ塗ってすぐ(1時間後)に効果がある、というのですからぶったまげますね。エステサロンなどでも当然使われているのでしょう。行ったことないけど。

さて、この魔法の薬、中味はハーブ抽出成分などだそうです。そんなマイルドなものでこのガンコな脂肪が落ちるとは到底思えませんが、果たして効果は・・・なんと「ある」そうです。「美」に人生の大部分を捧げている、タマ取りたてのニューハーフ、みさきさん(ホームページ。面白いです)によれば、

「高いヤツは効きます」

とのこと。いや〜びっくり。本当に脂肪を溶かすんですかねえ。ただし、

「脂肪が落ちた後のタルミを引き締めなければ本当の効果は得られない」

との補足付き。やっぱり運動しなくちゃいけないんじゃないの、も〜。

というわけで、

「どんなダイエットでも運動は必須である」

やっぱり世の中そんなに甘くない、という結論が出ました。

ちなみにみさきさんは塗る痩せ薬でくびれたウエストを作成したそうです。本物の女性としては負けられないところなので、私も先日生協でそれほど高くない塗る痩せ薬を注文してみました。生協。なんだかとてもなさけないような気がしますが、専業主婦の趣味(なのか?)の範疇ではこれが精一杯です。なんてったって生協ですからこりゃもう全然ご利益なさそうですが、一応使ってみた結果はまたこのコーナーでご報告したいと思います。

さて、これで「今日の常識、ダイエット編」は終わりにしたいと思いますが、最後にどうしても晩酌のビールを減らせない方へ朗報。これを実行すれば絶対にビールを減らせます。さて、その方法とは、

「ビールを飲む前に水をたくさん飲む」

もう本当に最終手段です。晩酌の楽しみ激減です。こんなことしてるヤツいたら、水飲んでる最中に後頭部をブン殴ってやりたいほどのイキドオリを感じますね。そんなヤツビール飲みの資格ナシっ。
が、その分効果は非常に高い。ビールを美味しく飲むために午後は水分を控える、という主義の私が泣く泣く実行してみましたので確かです。いつもの半分くらいしか飲めなくなります。そこまでして「飲みたい、痩せたい」方(私だけか?)、それと、ついつい飲み過ぎてしまう酒癖の悪い方(こういう人にはとてもいい方法かも。私もか?)、ぜひお試しください。

それでは今日はこのへんで。次回、ジャイアンツが再び最下位に転落していなければ1週間後に(あまり信用しないように)「ボケる趣味、ボケない趣味」というテーマで更新したいと思います。がんばりたまえよ、西山くん。


第17回(99.6.10)

・・・ハッッ。(我に返った音)

み、皆様こんにちは。今日の常識へようこそ。
なんだかここ数日「あつよさんってそんなに巨人ファンだったんですか?」というメールをやたらといただきましたので、ここでお答えします。

「いえ、それほど熱狂的というわけではありません」

と、ここで「うっそ〜」と突っ込まれた方は「アレ」を見た方ですね。おそらく「アレ」はもう2度と見られないでしょう。見逃した方、残念でしたあ。(べつに大したもんじゃあございませんが)

さて、今回は前回予告しました、

「ボケる趣味、ボケない趣味」

というテーマでいきたいと思います。これは先日、とある講演会で仕入れたネタです。もしかしたらすでに常識なのかも知れませんが、とても面白かったのでぜひここで発表したいと思います。

え〜、いわゆる「ボケ」はたくさん年をとれば誰にでもやってくる、いわば人間の宿命ともいえる症状ですが、これがまた非常に個人差のあることは皆さんご存じですね。
「あの人はボケないだろう」「お父さんは仕事やめたら即ボケるね」など日常でもよく話題に上ります。

さて、この「個人差」ですが、一体どのような要素が「ボケる」「ボケない」を左右しているのでしょう?それを調べるためにどこぞのセンセイが「老人サークル」に目をつけ、そのサークルにどれだけ「ボケた人」がいるか、その割合を調べたそうです。すると、

ボケる人が少なかったサークルベスト6(←なぜ”6”?)

1、楽器演奏
2、囲碁将棋
3、俳句、短歌
4、絵画
5、生け花
6、マージャン

ボケる人が多かったサークルベスト6

1、カラオケ
2、ゲートボール
3、旅行
4、手芸
5、民謡
6、読書

という結果が出たそうです。なんとなく納得できるような気もしますが、しかしどこがどう違うのか、きちんと説明はできませんね。あなたの趣味はこの中にありましたか?私の趣味はとりあえず「読書」です。「ボケる」の6番目です。なんとなく「ボケる」方に入っているとくやしいですよね。「毎週末はカラオケ三昧」なんつー人はもうなんか「ボケ当確!」の烙印を押されたようなもんですね。ご愁傷様です、ははは。

さて、「ボケる趣味」と「ボケない趣味」とは、一体何がどう違うのか。
その解説を次回にしたいと思いますのでお楽しみに。それでは、今日はこの辺で。


第18回(99.6.22)

皆様こんにちは。今日の常識へようこそ。
最初にお断りしておきますが、今回は半分以上余談です。忙しい方はお仕事なさっててください。

そういうことで余談スタート。
私は毎朝新聞(もちろん読売)を読んでひと笑いするのが日課となっているのですが、最も笑えるのが女性週刊誌の広告、見出しなんですね。IZAMーひなのはおろか、つい先日入籍したばかりの江口ー森高、布袋ー今井もすでに「離婚の危機」なんだそうです。うははは、そりゃタイヘンだあ。いつもいつもでっち上げ、ご苦労様です。

離婚といえば、月曜夜7時からの「愛する2人、別れる2人」という番組、ご存じでしょうか?一言で説明しますと、夫婦のどっちか(もしくは両方)が不倫しており、主にそれが原因で離婚の危機に瀕している夫婦をスタジオに呼び、さらにその愛人や愛人の愛人、なんつー人までもスタジオに引っぱり出し、中尾彬や梅沢富美男やデビ夫人や戸川昌子なんかが親身になって相談に乗るフリをしながらかなりキツイお言葉で相談者をコキおろし、相談者の名誉を著しく毀損した挙句の果てに司会のみのもんたが離婚届にその場で判を押させ、その後もう一人の司会、美川憲一が気持ちフォローする、という言わば「離婚届捺印ライブ番組」(全然一言じゃないじゃん)です。ま、今ここに書いただけでも「悪趣味、ここに極まれり」という番組であることがお分かりいただけると思うのですが、野球のない月曜日ということもあり、基本的に他人のモメ事は大好きなので毎週マメにチェックしておりました。やはり悪趣味なのでイヤな気分になることもありましたが、何度か観ているうちにこの番組はマトモな人間にとって、

「愛する2人 別れる2人 〜びっくり人間大集合!〜」

というのが正しいタイトルである、ということに気付きました。そう開き直ってからは私にとって「非常に面白い番組」となり、心置きなくガッハッハと和田勉のように笑えるようになりました。
笑えるポイント。まず相談者が変。超変。自分に都合のいいオリジナルなモラルを振りかざし、それでイイじゃん、なんでイケナイの?と真剣に大真面目に微塵の疑いもためらいもなく思っているような、そんなオカシイ人しか出てこないのです。ま、そういう人っていますけどね。要するに非常識でだらしなくて人の言うこと聞かなくて死ななきゃ治らない人。そしてその連れ合いや愛人も、類が友を呼んじゃうという法則に則って、当然同類なわけです。ですから一応常識人のつもりの私としてはこういった相談者の方々には全く同感できず、ただひたすら目を丸くして「げげげ」とか「ひえ〜」とか感嘆しつつ鑑賞しているわけです。完全に「珍しい物」を喜んでいる感覚です。本当に人間っておもしれえなあ、と深く深く思います。
それだけでなく、これらオカシイ人達のオカシイ部分をあげつらうゲストの濃ゆい面々がこれまたイイ。原子力オバサンのデビ夫人(実は私、この方のファン)。対する放射能怪獣戸川昌子。どちらもガイガーカウンターの針振り切れそうでコワいですね。さらにべらんめえ口調で怒りまくる、血圧高そうな梅沢富美男。いかにも説得力のありそうな容貌と態度で思いっきりハズシたことをのたまう中尾彬。なぜか飯島愛が出演していてエラそうな事をそれでも少々遠慮がちにカタるのも面白い。ま、確かに経験豊富そうですが、彼女には説教されたくない気がするのも確かです。
この番組、7月改編でなくなってしまうのでしょうか。だとしたら、惜しいなあ。常識人で、珍しいもの好きのアナタ、ぜひ来週ご覧ください。「快傑熟女」よりずっと面白いです。

さて、それでは本題。前回「ボケる趣味、ボケない趣味、ベスト6」をご紹介しましたっけ?ここでもう一度。

ボケない趣味ベスト6

1、楽器演奏
2、囲碁将棋
3、俳句、短歌
4、絵画
5、生け花
6、マージャン

ボケる趣味ベスト6

1、カラオケ
2、ゲートボール
3、旅行
4、手芸
5、民謡
6、読書

さて、この2つのグループには一体どのような差異があるのでしょうか。私が面白いなと思ったのは、どちらも1位が「音楽」であるところです。カラオケはボケる。バンドはボケない。さらに2位はどちらも「ゲーム」です。なぜ囲碁はボケなくて、ゲートボールはボケるのか。

というところで、今日はこの辺で。ごめん。近日中に続きを。


第19回(99.7.5)

皆様こんにちは。今日の常識へようこそ。遅くなってごめんちゃい。

まずはダイエット続報。飲むだけダイエットを開始して3月が経ちました。最近よく「痩せたね〜」と言われる私ですが、体重は1キロ減った後、ほとんど減っていません。見事に脂肪だけが少しずつ落ちているようです。あらためて「ぶよぶよに脂肪がついているのだな〜」と妙に感動してみたりして。体重が減らないのはちとツマランですが、食べる量は全く減らしていないし、飲む量なんかむしろ増えていたりする(だって夏なんだもん)ので仕方ないのかもしれません。体操もしているので筋肉がついてきているのかもしれないし。体重計の数字が明らかに減るくらい「脂肪だけ」落ちたらもうすっかりスリムになれるのでしょう。まだあと3キロくらいは落としたいのでこのまま続けてみます。

さて、それでは本題の解答編。
まず「頭を使う」というのは具体的にどのような過程を言うのか、これを説明しなければいけませんね。この説明を読んだら、今まで「自分は頭を使っている」と思っていたアナタも、実は使っていなかったという衝撃の事実に気付くかもしれませんよ。

まず目や耳や口などからインプットされた情報を脳ミソに送ります。脳ミソでその情報を自分なりに変換して理解します。ここまでは誰でも日常無意識にしていることですね。そして、ここからが重要なのですが、その情報をアウトプット、すなわちなんらかの手段で「表現」する、さらにそのアウトプットを吟味、検討し、時には修正を加えたり、反省したりする。と、ここまでしてようやく「頭を使った」ことになるのだそうです。
さて、ではここでもう一度あらためて見てみましょう。

ボケない趣味ベスト6

1、楽器演奏
2、囲碁将棋
3、俳句、短歌
4、絵画
5、生け花
6、マージャン

ボケる趣味ベスト6

1、カラオケ
2、ゲートボール
3、旅行
4、手芸
5、民謡
6、読書

これでこの結果にほぼ納得がいきますね。「ボケる」の4位「手芸」と5位の「民謡」は微妙なところですが、手芸は単純作業の時間が長いのでその間に、民謡は「えええぇぇ〜ぇえええ〜〜え」とコブシを回している間に、それぞれボケが進んでしまうのかもしれません。いえ、そうじゃないと思いますけど、一応それらしい説明をしとかないと。

しかしこの理屈が分かっていれば、カラオケや読書も楽しみ方次第では十分ボケ防止になるわけですね。カラオケはビデオ持参で行く。歌詞は当然丸暗記。振り付けなどにもこだわり、歌った後には聴衆に「キタンのないご意見」をお聞かせ願う。次の日にはビデオを観て「あそこを間違えた」とか「ここはこういう振りの方が」などと検討に検討を重ねる、と、このような楽しみ方をすればいいわけです。ま、こんなヤツと誰が一緒にカラオケ行くカイ!という根本的な問題もないではないですが。
読書が趣味の私も、今後は手当たり次第に本を読み散らすのはやめ、関連のありそうな本を選んで一つのことを系統立てて学び、読後には必ず「読書感想文」を書くことにいたします。あ、やっぱりヤメた。(←朝令朝改)

ウチのダンナは競馬を命懸けでやっています。傍で見ていて、そりゃあもうソンケーのあまりケーベツしてしまうくらい真剣です。「バクチ打ちはボケない」というのは常識ですが、あーでもないこーでもないと勝ち馬を予想しただけでは頭を使ったことにならないわけですね。やはり馬券を買い(アウトプット)、ハズして地団太を踏む(反省)もしくはひっくり返ってじたばたする(運動)というプロセスが必要なわけです。バクチ好きを女房に咎められているおとうさん、ぜひこの理屈で反撃を。1000倍になって返ってくると思いますが。うはは。

しかしどんな趣味や仕事よりもボケ防止効果が高いのはなんといっても「恋愛」でしょうね。そろそろボケが心配なお年頃の方々、ここらでもう一花、咲かせてみてはいかがでしょうか?それが原因で夫婦ゲンカになれば、それはそれでさらなるボケ防止効果が期待できそうですし。

それでは今日はこの辺で。次回をお楽しみに。


第20回(99.7.12)

皆様こんにちは。今日の常識へようこそ。
このコーナーもついに20回目を迎えました。このわたくしが、こんなにマメに更新するようになったとは。やはり恐怖の大王がやってくるのかもしれません。
しかしトップページに設けたコラムにしてはかなりの長文ですよね、これ。最近は特に。どうやら私は世の中の人々に「聞いて欲しいこと」が多いヤツらしいです。酒を飲むとカタリモードに入ることも多いですし。

というわけで今日は軽くいってみたいと思います。
意外にも私はワイドショーをほとんど観ない人間です。もちろん、観るべき時には観ますけども、習慣にはしていません。あれを観ていると午前中があっという間に終わってしまい、それこそHPの更新などする時間がなくなってしまいます。ゴシップはスポーツ紙の芸能面でチェックします。それで十分世間の話題にはついて行けますから。
しかしそんな私の目や耳にもいやおうなく入ってきた例の騒動。そう、「ミッチーサッチー騒動」ですね。くだらない話題だし、当事者はオバハンだしで、きっとあっという間に飽きられるだろう、と思いきや予想に反してなんだかいつまでたってもやっていましたね。いくらなんでも騒ぎすぎだよなあ、と誰もが感じていたのでしょうが、さて、マスコミはなぜあんなにしつこくオバサンのケンカに首を突っ込んでいたのでしょうか?
それは野村沙知代女史が人格、行動、両面において余りに素晴しい方だからなのだと思います。もちろん、反面教師として。
人間、ああいう風になったらオシマイです。しかし誰もがああなる可能性を秘めている、とも言えると思います。特に家にこもることが多く、毎日毎日容赦の無いストレスに晒されている子育て中の主婦などは本人が気付かないうちにどんどん独善的になっていく傾向にあるようです。私も「こもるタイプ」なので気を付けています。具体的に、

「ありがとう」と「ごめんなさい」を言えなくなったら黄信号

をスローガンに掲げております。要するにエゴイストとは、この簡単なことができなくなってしまった人間だと、私的には解釈しております。そしてそのなれの果ての姿を「彼女」は惜しげもなく大衆の前に晒してくれちゃってるわけですね。その姿勢に敬意を表して、やはりそこから何らかの教訓を学び取るのが常識人としての努めではないでしょうか。違う?あっそう。
しかしサッチーのモデル時代の写真を見た方、すごくびっくりしませんでした?よくない「年のとり方」をしてしまったのだな〜と一目瞭然ですもんね。ま、「夫婦は似てくる」とも言いますから、ただ単にノムさんに同化してしまっただけかもしれませんが。

・・・あれれ、またカタッてしまいました?
それでは今日はこのへんで。次回をお楽しみに。


第21回(99.7.16)

皆様こんにちは。今日の常識へようこそ。
さて、「7の月」も半ばを過ぎました。皆さんの町に恐怖の大王は降ってきましたか?北海道には降ってきましたよ〜。「熱帯雨林気候」という恐怖の大王が・・・。

皆さんは、

「北海道の夏は涼しい」

と思っていらっしゃいませんか?そう、確かに涼しい地域もあります。しかし広大な北海道にはもちろん広大な「内陸部」があるわけでして、冬は厳寒、夏はここ数年猛暑が常識です。ま、湿度はさすがに本州と較べれば低いですが、たまーに「湿った暖かい空気」が入ってくるともう暑いの暑くないのって、アンタ。

あづい〜〜〜

しかしこれでもう北海道は「恐怖の大王」はクリアしたんだかんね。後から中性子爆弾とか超巨大エルニーニョとか来ても受け付けないんだからね。
それでは今日はこのへんで。次回をお楽しみに。


第22回(99.7.26)

皆様こんにちは。今日の常識へようこそ。
まだまだ毎日暑いですが、この暑さのお陰でマイ畑の野菜達は大きな実をどんどんつけております。甘くて美味しい、通常の3倍の大きさのジャンボミニトマト。青臭い夏の味、シシトウ。なぜか全く辛くないナンバン。私が最も楽しみにしていた「黒枝豆」も順調に大きくなり、そろそろ花が咲きそうです。花が咲いたら肥料をどっかりやって、太った豆を作るぞお、じゅるるるる。

と張り切っていた今日この頃、ああ、それなのに。
異動。転勤。引っ越し。転校。

「人生とは、別れの連続である」

誰の言葉でしたっけね?この言葉が身に染みます。さようなら、私の愛した野菜達。
ま、こういうハプニングも含めて、実は引っ越し大好きなんです。
なぜか?それは私が「捨て魔」だからです。いえ、わかっていただかなくて結構ですが。

さて、世間では、

「転勤族は大変だ」

ということになっておりますね。確かに引っ越しは大変です。子供も大人も、お友達ができたと思ったらまたすぐ引っ越し。定住して優雅な生活を送っている方々から見れば本当に憐れな人種なのかも知れません。

しかし考えようによっては非常に気楽な人種でもあります。たとえば「家を建てたらお隣がものすごくイヤな人だった」なんていうのはもう本当に困りますよね。考えただけでぞっとします。しかも家建てちゃったら逃げるワケにもいかない。そういう意味では、人間関係を数年に一度フォーマットできる転勤族は本当に楽だと思います。確かに他人と密接に関わっていたい人にとっては不満なのでしょうが、なんといっても日本の大人のストレスの半分を占めるであろう「人間関係のイザコザ」にあまり巻き込まれないでいられるのは大きな魅力だと思います。よそ様とのトラブルって本当に大変みたいですし。子供が絡んだりすると特に。(今うなずいた方、結構いるのでは?)

それでは今日はこのへんで。しばらくの間は更新が遅れるかもしれませんので、その間は引っ越しドキュメンタリー「TENKIN1999」でお楽しみください。


第23回(99.8.31)

皆様お久しぶりです。今日の常識へようこそ。

ウォーターフロントに引っ越してはや20日、北海道は突然秋になりました。暑いのもイヤだけど寒いのもイヤな私は秋になると「ああ、これから半年間寒いんだなあ」と非常に寂しい気持になります。せめてジャイアンツにはがんばってもらわないと、また「ウツ病」が再発するかもしれません。幸いにして先日の「引っ越しウツ病」は3日で完治(←早すぎ)しましたが。

さて、引っ越し話でも書きましたが、小学生の長女は現在「弁当持ち」で学校に通っております。今までは8時過ぎに作り始めていた弁当を7時から作り始めるよう生活パターンを変えました。結局はそれだけのことでしたから大した負担ではなく、「給食は今時期食中毒の心配もあるし、なにより大量に残るはずだから弁当の方が実は合理的かもしれないなあ」などという殊勝な考えまで浮かぶようになりました。いや、もちろん給食の方が母親にとってはうれしいですし、私自身給食を楽しみにする子供だったのでそういう意味では子供のためにもなるんじゃないかな、とも思うのですが、なにぶん小さな小学校(一年生は15人)ですし、給食にするにはコストの面などいろいろと問題もあるのかもしれません。
しかし、町内で最も大きな小学校でも今だに弁当だと聞いた時にはびっくりしました。あそこならおそらく各学年2クラスずつあるんだろうになあ、なんでかなあ、やっぱり数年前の食中毒騒ぎが尾をひいているのかなあ、などと想像していたら先日とても怖い話を聞きました。

「とある育児サークルが給食反対運動をしたらしい」

というのです。その育児サークルはいわゆる「子育てに熱心なお母様達」が主宰されているようでして、ウワサでは「一度入ったら非常に抜けにくい独自の世界」を構築されているらしいのですが、そういう方々の給食反対運動の趣旨としては、もちろん食中毒の危険性その他も指摘されてはいるのでしょうが、要するに「子供には母親の愛情のこもったお弁当を」ということらしいんですね、これが。

「弁当=愛情表現」

そうそう、常識でしたっけね。しかし私は毎日「これさえ作れば”きゃつら”が視界から消えてくれる」と思って作ってるんですけど、こういう場合にもこの法則は適用されるんでしょうか?だとしたらウチはもう「母親の愛情たっぷり」ということに・・・・・・よっしゃあ!(←?)

補足ですが、以上の話はあくまでウワサですし、ウワサが真実だったとしてもその育児サークルが反対したから給食にならないというわけでは、多分ないと思います。「早いとこ給食にしてくれ運動」も行われているようなのでおそらくそれ以外の理由もたくさんあるのでしょう。しかしそこが給食になればウチの方もきっと給食になると予想しているので、正直「余計なことすんじゃねえよ」と思ってしまう私ってやっぱり「母親失格」なんでしょうかねえ?

それでは今日はこの辺で。次回をお楽しみに。


第24回(99.9.6)

皆様こんにちは。今日の常識へようこそ。

さて、私はMacintosh Performa 6210という機械を4年ほど使っております。テキスト中心のHP作成とネットサーフィン、Eメール、季節のハガキ作り、宛名印刷ぐらいにしか使わないのでOSも当初のまま「漢字Talk7.5.1」で全く不自由を感じることなく安上がりなパソコンライフを送っていたのです。しかしこんな私もついに時代の流れには逆らえず、というのはうそで、ちょっと思いつきでなんとなくかっこいい響きのある、
「バージョンアップ」
をしてみることにいたしました。

7.5.1からいきなり8.5にする場合、HDをフォーマットするのが望ましい、と本に書いてあったので、念入りにバックアップを取り、いざ「バージョンアップ」。ま、単なるソフトのインストールですからなんてこたないんですがやっぱりこう、ドキドキしました。不整脈が。(←大丈夫なのか?)

大容量媒体を余分に持っていないため、バックアップは当然「ふろっぴーでぃすく」です。一枚1.44MB。圧縮分割して保存しておいたバックアップを解凍してみると、ありゃま、一番大事な「メールフォルダ」が壊れていました。過去1年間のメール全部消えました。またです。前回はバックアップそのものを取り忘れたので問題外といえば問題外でしたが、今回はちゃんといの一番に取っといたのにぃ〜、あ〜あ〜あ〜、とひとしきり頭を抱えた後、じゃーんと取りい出したる黄色いディスク。そう、何でも治すがなんとなく変わった性癖を持っていそうなあのセンセイ 「Norton Utilities」です。最後の望みを賭け、修復を試みましたが結果は×。残念ですがこれも神が与えたもうた試練です。喜んで受け入れましょう。というわけで、皆さんもっかいメールください。

私は「Norton Utilities」でこまめに修復するようにしているので、そのおかげかHDクラッシュは経験したことないのですが、それでもやっぱり色々とあるもんすね、文明の利器には。

それでは今日はこの辺で。あれ?今日の常識は?えーとえーと、あそうそう、

「Norton先生は変わった性癖の持ち主である」

常識です(違います)ね。あの顔はきっと何か無機物フェチだと思います。御存じの方は御一報ください。では次回をお楽しみに。


第25回(99.9.20)

皆様こんにちは。今日の常識へようこそ。2週間ぶりです。秋は子供関係の行事が多くて専業主婦もなかなか忙しく、そういう時に限って「読書モード」に突入したりするもので更新後回しになりました。ごめんなさい。

さて、先日我が家では清原がおまじないシールをヘルメットに貼っているという話からなぜかアンナ羽賀の肖像画問題に話題が飛びました。羽賀研二のへ理屈コメントをネタに笑っていたら、ダンナが手を腰に当て嬉しそうに発言。

「なんか羽賀研二ってすげーチ○コがデカいらし・・・」

「知ってます」

私を誰だと思っとるんじゃい!と思わずムキになりましたが、自分の女房がホームページで「羽賀ちん」にこだわり続けていたことなど知らない純真無垢な夫は「パンツから常にはみだしていたらしい」とカーナビラジオ(北海道ローカル 面白い)で仕入れたネタを自慢げに語るのでした。

その後新聞紙を丸めて全長22センチの「ハガマロくん」を製作してみましたが、それをしげしげと眺めつつ「こりゃもう”触手”だよなあ」「なんか”意志”が宿ってそうだよね」「・・・アンナ・・・ご苦労・・・」と妄想三昧。なんだかんだいってもヒマなんですすいません。

「大は小を兼ねる」

この常識が通用しない世界もあったんでした。
それでは今日はこの辺で。次回をお楽しみに。


第26回(99.9.25)

皆様こんにちは。今日の常識へようこそ。
さて、北海道はすっかり秋になりました。秋といえばなんと言っても密漁ですね。皆さんそれぞれ、すてきな密漁ライフを送ってらっしゃることでしょう。

さて、北海道では今の時期に捕れるシャケを「アキアジ」といいます。産卵のため、生まれた川に戻ろうとしている、いわば「帰宅途中」のシャケを漁師さんが情け容赦なく一網打尽にするわけですね。メスのお腹にはプチプチのイクラがたっぷり入っていまじゅるっ。身もたっぷりしていてバター焼きやちゃんちゃん焼きを堪能できまじゅるるっっっ。

法律によると、海でシャケ漁をするのはOKですが、シャケが自然と集まる、シャケ密度の高そうな河口でシャケを捕るのは犯罪ということになっているそうです。しかし最近、思いっきり河口で釣り竿を何本も立てている釣り人を多く見かけます。どうなっておるのでしょう。私とダンナの車中の会話。

あ「ねえ、あれ、密漁じゃないの?国道から丸見えなんだけど、警察に捕まんないのかなあ」
ダ「多分びびりながらやってるはずだけどね」
あ「あ?どうみても白昼堂々じゃん。ずうずうしいじゃん」
ダ「いや、きっと釣れたら速攻で逃げるんだ。釣れなきゃ密漁じゃないからな」

ポロッッ!目ウロコです。そ、そうか!

「釣ろうとしている時点では密漁ではない」

河口で釣り竿を立てていても、シャケ現物さえ見つからなければ「いや、シャケじゃなくてブルーマリーンを狙っているんです」とか「いや、釣り竿がどれくらいの強度を持つかの実験です」とか「いや、これはこういう宗教なんです」とかそういうヘ理屈でぜんぜんOKなんだ、なーんだそうか・・・・・・・・・(なにやら考え中)・・・・・・いや、わかってますってば、

「密漁は犯罪である」

・・・で、でも・・・・・・じゅるっ・・・。

そういえばこないだホームセンターで「鮭箱」「鮭袋」が売られていました。なんか感動しました。北海道なんだなあ、と。危うく買うところでした。
それでは今日はこの辺で。次回をお楽しみに。


第27回(99.10.1)

皆様こんにちは。今日の常識へようこそ。
チャットルームを開設して1週間が経ちました。相変わらずかまけております。

さて、みなさんそうだと思いますが、私は素性のわからない人とは会話できません。まずは男性なのか女性なのか、学生なのか社会人なのか主婦なのか、社会人ならどういう仕事をしているのか、未婚なのか既婚なのか、どこに住んでいるのか、そういった基本的なデータが全くない場合、まず会話にならないと思いますし、一応会話のような形になっていても、それじゃーちっとも楽しくないです。チャットでは顔が見えない分、余計に相手のことを知りたいと思う。これはごくごく普通のことだと思います。

がまた、ネットの世界に現実を持ち込みたくない人も多い様です。その気持ちもよくわかります。「もう一人の自分」は今の時代、実に手軽に構築できます。ホームページや掲示板やチャットなどで自分をどのように表現しようが自由ですもんね。性別を偽ろうが、年をごまかそうが、経歴詐称をしようが、今のところは犯罪にはなりませんし。

そういうわけで、私のHPからチャットにいらしてくださった方は、前にメールをいただいたりしていた方がほとんどだったので、それほど探りを入れる必要もないのですが、チャットマンションの他の部屋から「若くない人の部屋」に遊びにいらしてくださる方々には、まー基本的な質問をさせていただくことになります。が、やはり結構いらっしゃるんですね。

あつよ>お仕事は?
ゲスト>してます。
あつよ>どんな?
ゲスト>ひみつです。

まー私も大人ですから、そう言われちゃっちゃあ引き下がるしかないのですが、

「ひみつにされるとますます知りたくなる」

常識ですね。
まーチャットはそういうことを抜きにして軽い会話を楽しむものだ、というご意見もあるでしょうが、それじゃ私つまんないんだもん。面白い話があったらネタにしたいんだもん。

そんなわけで欲求不満な日々を過ごしております。まだチャットにいらしてない方、ぜひ軽い気持ちで素性を洗いざらいぶちまけにいらしてください。大丈夫、ちゃんと「若くない人」達がたむろしてます。

それでは今日はこの辺で。次回は今日の話題の続きとして「ひみつ」についてお話ししたいと思います。お楽しみに。

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