皆様こんにちは。牧草地をお馬の親子がぽっくりぽっくり歩く季節になりました。「いつでも一緒に」という歌詞の通り、ぴったり親子ペアで移動する様子は見ていて心が和みますが、優しい目で子馬を見つめる母親も、本当はまだ母親になんかなりたくなくて、心の中では案外と「この子さえいなければ」とか思っているのかもしれないなー、と考えながら観察するのもまた夢があって楽しいものです。今日の常識へようこそ。
先週バレーボールで突き指をし、その後家でも患部を強打。右手薬指がツチノコのように(いや、見たことないけど)腫れてきたので骨折経験のあるダンナに見せたら「折れてんじゃねえの?」と脅かすので急いで整形外科に行ったのですが、医者はレントゲン写真をちらっとみて「ほねにはいじょうないねここいたい?ここは?ここは?ねんざだねしっぷだすからはいおだいじに〜〜〜」と10秒ぐらいで診断されてしまいました。ま、確かにだいぶ良くはなってきましたが右手なので何かと不自由です。これ打ってる最中もミスタッチばかりしてます。
「右手は商売道具である」
実感実感。
さて、ハワイのC秋さんからのリクエストにより「日本の夫婦の“ちう”の実態」を把握しよう、と前回皆様にアンケートをお願いいたしました。「エッチ」に関しては数々の統計があり、日本人は先進国でもっとも「しない」民族なのだそうですが、果たして「ちう」に関してはどうなのか?確かに面白いネタであります。アンケートの設問は「性別」「結婚年数」「子供の人数」「ちうをどのくらいするか」でした。本当は100まで集めたかったのですが、まだまだ時間がかかりそうだったので77通でうち切りました。協力してくださった方々、本当にありがとうございました。
さて日本人夫婦間の「ちう」については皆様いろいろ先入観があるかと思います。日本人も価値観の多様化が進んでいますから、この結果があなたの想像通りか、あるいはそれを打ち砕くものかは予想できません。が、少なくとも私はびっくりしました。以外にも多くの人が、日本人のくせに日本人のくせに日本人のくせに日本人のくせに日本人のくせにっっ!(←逆上してます)「あいさつ代わりの軽いちう」をしているらしいのです。
しょっちゅう 18人(23.4%)
毎 日 21人(27.3%)
週に何度か 8人(10.4%)
たまに 13人(16.9%)
しない 17人(22.0%)
どうでしょうか?「しょっちゅう」と「毎日」を足すとなんと半数の夫婦が大和民族のくせに大和民族のくせに大和民族のくせに大和民族のくせに大和民族のくせにっっ!「ちうちう」やっているという驚きの結果が出ております。この結果は結婚年数とか子供の数などの要素が入っておりませんが、この「予想以上に多い」という結果を私なりに考察してみますと、やはりイマドキの結婚形態というのがそのまま表れているのではないか、と思いました。今の日本人は昔のように「世間体」とか「永久就職」とか「親が決めた」とかそういう理由では結婚しなくなってきています。女性でもひとりで稼いで食べていけるし、独身男性もコンビニさえあればとりあえず死なずに生きていけます。結婚は「なにがなんでもしなければいけないこと」ではなくなってしまったのです。しかしそんな世の中でもやはり結婚する人が多数派です。それはなぜかというと、人間、好きな人とはなるべく長い時間一緒にいたいものだからです。つまり今の日本人は「いちゃつくために結婚する人」が多いのではないか、そしてこのデータはそれを力強く裏付けているのではないかと、このように考えました。いちゃつくために結婚したのですから「行って来ますのちう」や「おやすみのちう」は、これをしないとなんのために結婚したのかわからなくなってしまうわけで、続けるうちにそれはすっかり「あいさつ」として定着しちゃいましたという、そういう夫婦が増えていると、このように推察されます。まあしかしさすがに「人前でも平気でする」と言う人はとりあえずいないようでした。このあたりかろうじて「日本人」ですかね。
とはいうものの、やはり新婚さんと結婚10周年とはいちゃつき具合に差が出てきそうなもの。というわけで、今度は結婚年数別に見てみましょう。
しょっちゅう | 毎 日 | 週に何度か | た ま に | し な い | |
---|---|---|---|---|---|
結婚1年未満 | 5 | 1 | 0 | 0 | 0 |
1〜5年 | 6 | 10 | 2 | 4 | 4 |
5〜10年 | 3 | 8 | 1 | 4 | 6 |
10年以上 | 4 | 2 | 5 | 5 | 7 |
さてどうでしょう。見事に傾向が現れてきました。新婚当時は皆さんきちんと「ちうちう」してらっしゃるようです。で、そのまま「あいさつとして」続ける人は続けますが、徐々に、あるいはなんらかの理由で「しなくなって」いくようです。しかし表を見ただけでは「“ちう”の頻度はは結婚年数が経つにつれ低下する」と言い切れないわけです。科学者あつよ(←?)としてはやはり「χ二乗検定」(2つの要素が関連しているかどうかを確かめる統計解析の手法)ぐらいはやってみようと、ちょこっとエクセルも立ち上げてみたんですが、さっぱりちんぷんかんぷんで、結局新聞広告の裏とマツヤデンキでもらったスケルトン計算機(緑)で計算してみましたところ「2つの要素は相関関係にある」という結論が出ました。
「“ちう”の頻度は結婚年数が経つにつれ低下する」 (P<0.05で有意)
ま、そりゃあたりまえですね。しょっちゅうしてた夫婦がだんだんしなくなることはあるでしょうが、いままでしてなかった夫婦が急に「ちうちう」しだす、なんつーことはあんまり考えられませんしね。
さてそれでは、夫婦の関係を良くも悪くも大きくかえる要素である「子供」と「ちう」との関連はいかに?これも表にしてみました。
しょっちゅう | 毎 日 | 週に何度か | た ま に | し な い | |
---|---|---|---|---|---|
子供なし | 7 | 10 | 1 | 4 | 2 |
1人 | 5 | 7 | 2 | 2 | 8 |
2人 | 4 | 3 | 4 | 5 | 4 |
3人以上 | 2 | 1 | 1 | 2 | 3 |
一般的な感覚として、やはり子供がいる夫婦よりもいない夫婦の方がいちゃついていそうな気がします。表を見てもそうみえますが、子供の数によっての差はどうもはっきりしません。χ二乗検定をしても、予想通り有意差は得られませんでした(P<0.3)。「“ちう”の頻度と子供の数は関連がない」というわけです。表をよく見ると「子供ひとり」で「しない」という夫婦が妙に多い。これはどういうことかというと「子供が出来ていちゃつかなくなった」ということだと思います。確かに妊娠中や授乳中はホルモンの関係なのか「触って欲しくない」「近寄ってこないで」という気持ちになる女性も多く、結局そのままいちゃいちゃしなくなってしまうのでしょう。しかしご存じのように、ものすごくいちゃつかないと子供は出来ませんから、2人、3人と子供がいる人の方が「ちう」もしている確率が高い可能性があります。
とまあこのように一応考察は出来ましたが、やはり研究者あつよ(←?)としては納得がいかない。科学的な論文(←?)というのは多くのデータからなんらかの結論と科学的な証拠を引っぱり出さないと価値がありません。ですから多くの学生や研究者はデータをあーでもないこーでもないといじくりまわして結論をねつ造 こじつけ 導き出すわけです。見本をお見せしましょう。
いつもする | たまにする | し な い | |
---|---|---|---|
子供なし | 17 | 5 | 2 |
子供あり | 22 | 16 | 15 |
これで見事にP<0.05(2つの要素が関連している確率は95%以上)という結果が得られました。
「“ちう”の頻度は子供ができると低下するっっ!」 (←ツバ飛びました)
この2つの結論は、なにも新聞広告の裏で統計解析までしなくても(すげえ大変だった)皆さんすでにご存じだし、ごくごく自然な現象だとは思います。しかしせっかく出した結論ですからお役に立てていただきたい。いま現在「ちうちう」している人は「結婚生活が長くなっても」「子供ができても」続けるよう心がけてみてはいかがでしょう。場合によっては「努力」が必要になる可能性もありますし。したいけどしなくなっちゃった人は「もう新婚じゃないから」「子供がいるから」と納得して下さい。したくないからしない人(結構いました)はもう「ちう」のことは忘れ、これを機にバレーボールでも始めて、突き指フレンドになってください。
さて今回のアンケートにコメントを添えてくださった方が多くいらっしゃいました。妙に文字化けも多くて残念でしたが、すべてありがたく読ませていただきました。その中から印象に残ったのをいくつか無断でご紹介しましょう。
「いや、外ではしないっすよ」(←あたりまえだ)
「子育てが忙しくてたまに忘れますが、がんばって「ちう」してます」(←2児の父。やはり努力)
「冷戦に入る前は、挨拶がわりによくしていました。仲直りしたら、またするかも」(←金輪際しないかも)
「とりあえず、ヒステリーを起こしたらキスして誤魔化す!」(←正しい有効利用法)
「したいけどさせてくれない、、、悲しい」(←1児の父 (T^T)ウルウル )
最後に長文。
「最近その話題で、子育て仲間のお茶がもりあがりました。いってらっしゃいの「ちう」を毎日している人が、半数いました。30後半を超えてしている人もいて、びっくりこきました。(私は31で、「ちう」なんて半年に一回のあそこの蜘蛛の巣払いのようなHの時にするのみ)でもその時思ったのが、「ちう」をしている人は「結構キレイ」ってことです。夫婦も時々男と女になることで、かれかかった女性ホルモンが分泌されるのかしら??でも、旦那とはあんまりしたくないです」
締めくくりがステキですが、なるほど。確かにそうなのかも知れません。「ちう」というのは他のスキンシップと違って「相手の人格に敬意を表する」みたいなところがありますから、いくらこっぱずかしくても毎日していれば「夫婦円満」「奥さんキレイ」と、それなりの御利益が期待できるわけですね。
というわけで、ハワイのC秋さん。結局「ちう肯定論文」になってしまったようです。日本人も見えないところでやってたんですねー。1匹見たら30匹だったんですねー。この衝撃の論文発表を期に「これからは毎日」という人も増えるかも知れません。まあ、できれば人前ではしないで欲しいと思いますけど。見てる方が困るし。「あつよさんとこはどうなんですか?」という質問もありましたのでお答えしますが、ウチははじめから「あいさつちう」の習慣はなく、昔も今も「ちう」に関しては「たまに」です。しかしヒマな時はテレビ観ながらとか結構くっついてまして子供に「おとうさんとおかあさん、離れなさい!」と叱られてます。「ちうちう」してなくても仲よく暮らしておりますことよ、ほほほ。
まあ確かに乳飲み子がいるうちは夫婦間のスキンシップとも疎遠になりがちかも知れませんが、そのままフェードアウトしてしまうにはその後の人生が長すぎるわけで、「仲良きことは美しき哉」とも言いますし、ちうでも尻ナデでも電気あんまでもジャーマンスープレックスでも、お好きなスキンシップを日常的に続けていけば、それは本人達の思っている以上に大切なことになっていくのではないか、という気がします。
それでは、今日はこのへんで。 明日は小学校の運動会ですが、今とっても寒いです。晴れますように。
皆様こんにちは。ワールドカップも終わり、その間にセリーグ順位表も本来の姿を取り戻し、ほっと一息の初夏です。鼻の骨折れてるのに試合に出てる宮本とか、捻挫してスパイクが入らないほど足首腫れてるのにサッカーする中田とか、鉄パイプを足の上に落として骨折したのにバレーの練習に出てくるチームのママさんらに刺激され、突き指完治前にバレー復帰し、気のせいかまた指が腫れてきたように見えてしまう気合い不足のあつよです。今日の常識へようこそ。
ウチの長男は3才の時から「結婚しない」と言い張っているやつですが、昨日「大人になりたくない」「ピーターパンにネバーランドに連れてってもらう」などの発言がありました。すわピーターパンシンドローム!?と慌てましたが、よく考えれば彼はまだ5才。そういう夢があって当然なお年頃なのでした。なにしろ37才の私だってホグワーツに入学したいと思っているのですから(←これは変)。
さて、ビール党として知られる私ですが、ドイツ人じゃあるまいし、いくらなんでもビールだけ延々と飲み続けるわけではありません。ビールの後何を飲むか。これは人によりそれぞれですが、日本酒を飲むと毎回毎回「もうこりごり」と思う私は(←全然懲りてません)基本的に焼酎一辺倒でやってきました。寒い時期には当然お湯割りですが、寒くない時期はレモンサワーが大変に好きであります。ご存じのようにこの春あたりから「生チューハイ」と銘打ったカンチューハイが続々と出まして、テレビCMもやたらと目にするように。不景気のせいか結構売れちゃってるようで、あんな「ジュースみたいの」に今まで興味の無かった私もちょこっと試してみよう、と一缶買ってみたところ、これがなかなか侮れない。北海道は春先暖かかったもんで、晩酌が人生の楽しみである私はこれにすっかりハマり、ビール飲んだ後、多いときで3缶も「これ」を飲んでおりました。私は「食べながら飲む」タイプなもんで、おかげでたいして健康も損なわず、順調に「のんべ街道」を歩んでいるわけですが、しかしある日。
「余分な摂取カロリーは体脂肪として蓄積される」
バレーボールを始めたせいか、なんとなくジャージでいる時間が増えたのも原因なのですが、気が付いた時には、持っているジーパンやスカートが全部縮んでいた入らなくなってしまっていました。見て見ぬフリをしていた体重もついに3キロオーバー。しかも水着の季節は目前に迫っているではありませんか!(←着るつもりなのか)
そんなわけでこのたび一念発起し、話題のハリウッド48時間ダイエットに挑戦してみました。ご存じない方の為に簡単に説明しますと、48時間をジュースと水だけで過ごす、というアメリカのダイエットです。9才にして物事の本質を見抜く長女が即座に「そりゃ痩せるに決まってるじゃん」と指摘したように、ゴハン食べないんだから絶対に体重は減るわけです。しかし「天然果汁にビタミンミネラルを加えたこのミラクルジュース」が体内をキレイに掃除し、生まれ変わったようになれるんだそうです。さらにこの輸入ジュースですが、種類は3種類ほどでどれも成分的には変わらないそうですが、お値段の方は1本8800円から3980円までと非常にバラエティーに富んでいるところがリスキーでよろしい。当然ニセモノもあるでしょうし、高いから信用できるとも限らない。長女が言うように「ジュースだけ飲んでりゃ痩せるにきまってらあ」と私も思ったのでYahoo!オークションで「送料込み2本で7500円」という、なんかもう確実にまがいモノみたいな値段で買ってみました。ニセモノでもいいや、と思いました。ここでは「ダイエットのためにお金を払う」という行為自体が肝要なのです。
「辛い事はある程度“投資”しないと続かない」
落札後、このジュースの出品者は「Yahoo!で何度もIDを削除されている」というツワモノであることが発覚しましたが、時すでに遅し。ま、いいす。
投資の甲斐あってか46時間続きましいいじゃないですか2時間くらい!(←誰も何も言ってない)私考えまするに成功の秘訣は、まず前述したように大枚をはたいたこと、さらに図書館やネットなどの空腹を紛らわすための環境があったこと。そして何より「着る服がない」というせっぱ詰まった状況にあったと思います。46時間目にカボチャスープを飲みましたが、これのしみじみうまいこと。その後おかゆや牛乳などの流動食で1日。ここでもまだ体重は減るわけで、おかげで短期間でジーパンがするっと入るようになりました。55.6キロ→53.6キロ。アメリカデブじゃないのでこんなもんでしょう。体脂肪率は変わらず33%(←隠れ肥満)、ということは、脱水分を考えるとかなり脂肪が減ったということです。
さて、このジュースはただ痩せるだけでなく、体の中をキレイにリフレッシュしてくれるとのことですが、ダイエット終了後の3日目の朝、いきなりお腹がぐるるる、となりまして、水様便がたくさん出ました。これがリフレッシュなんでしょうか?下痢すると生まれ変われるのでしょうか?なにしろニセモノ(←決めつけてます)ですから効果というよりは副作用と言った方が正解かもしれませんが、確かにお腹はスッキリしました。
これから水着になるにあたり、少々体型に不満があり、ある程度意志の強い方にはオススメです。家族の食事は普通に作るので1日目はなかなか辛かったですが、2日目は割と楽に過ごせました。ジュースは甘くて美味しいのでかなり空腹も紛れます。私はネットで「週末断食」の記事を読み漁ったり、図書館でダイエット本を借りて読んだりして自分を励ましました。結構な達成感があって気分も爽快。しかし最中はやはりぼーっとしますので、車の運転は危なかったし仕事なんかは無理っぽいです。
あれから4日経ちました。食事量が減っているので減った体重そのままを維持、そしてなんと体脂肪率は29〜30%(←でもまだ肥満)になってます。体重計が壊れているのでなければ、これは短期間にしてはかなり効果があったということでしょう。すごいぞニセジュース。もう一本あるので、しばらくしたらもう一度やってみてもいいな、と思います。
「カネかけて太り、カネかけて痩せる」
こう考えるとなぜかものすごい罪悪感が。ああああ、ごめんなさいいいいい。
それでは今日はこの辺で。次回をお楽しみに。
不本意ながら2ヶ月のご無沙汰となってしまいました。いつも楽しみにして下さっている方、ごめんなさいでした。今日の常識へようこそ。
掲示板の方にはちょっと書きましたが、小型船舶4級の免許を取りにいってました。獣医師国家試験に合格した時は「これで一生試験から解放だ〜〜!!」と思っていましたが、10数年ぶりのマークシート試験は心地よい緊張感に若返る思いがしました。35を過ぎてから、人の話を最後まで聞かなかったり、どうでもいいことは聞いているのに重要なことは聞き逃したり、そこにちゃんと書いてあるのになぜか読んでなかったり、という、ま平たく言って「サザエさん」な最近の私でしたが、いざ「教科書で勉強」となるとまだまだ若いらしく、ちゃんと頭に入っていくのに安心しました。今度実家に帰ったらまずは東京湾のレンタルボートで タコの密漁 クルージングをと思っていますが、免許取りたてでいきなり東京湾は無謀でしょうか?詳しい方いらっしゃったら教えて下さい。
さて少し落ち着いたので堺屋太一の「平成三十年」という近未来予測小説を読みはじめました。サブタイトルが「何もしなかった日本」とあり、堺屋氏の「このままだと日本はこうなっちゃうぞ」という警告に満ちた淡々としつつも大変恐ろしい小説なのですが、様々な分野に希有な才能を発揮している元経済企画庁長官の描いた少子化円安が進む16年後の日本に、私ごときが大きな間違いを見つけてしまったのです。
この小説の主人公が勤める官庁に1994年(平成6年)生まれの新人3人が入ってくるのですが、その3人の名前が「加藤清、福島正夫、森蘭子」というのです。 どうも堺屋さんは歴史上の人物の名前をヒントに命名しているらしいのですが、
んなワケないじゃん
と私などはつい思ってしまうのですね。1994年生まれは今の小学2年生です。「蘭子ちゃん」はともかく、今の小学生に「清くん」や「正夫くん」はまるっきり見あたりません。ですからここは「加藤優哉、福島翔太、森綾香」 とこんな感じでなければいけません。
さらに小説に出てくる1963年生まれの切れ者の大臣が「〜じゃのお」という言葉遣いをしていますが、これもきっと間違いです。今の60代でさえこんな「じいさん言葉」は遣いません。我々の世代であればなおさらで、ヘタすると50代でもまだ浮ついた流行り言葉を正しく遣っているかもしれません。
もちろんこの小説は「そんな些末な部分」にこだわって書かれているわけではないとわかっています。ただ、
「生きる世界が違うと視点も違う」
んだなあ、と興味深く思ったのです。世間話なんかは同じ視点の人としないと面白くない、というのはここなんですねえ。
私も16年後の日本を予測してみましょう。平成三十年の日本の街角には「連続暴行殺人犯 鈴木亜都夢」とか「同僚ホステス殺し指名手配 佐藤きらら」といった、夢も希望もなくした未来の日本人にとって一服の清涼剤となるであろう指名手配ポスターがあちこちに貼られているに違いありません。それはそれで、なごみ系をこよなく愛する私としては嬉しい限りですが。
「子供の名付けは冷静にっっ!」
私の「名付け災害撲滅運動」はまだまだ続いているのでした。皆さん、子供に妙ちきりんな名前を付けた親には相手の目を見て大きな声ではっきり、「変な名前!」と3回くらい言ってやりましょう。そうしないと彼らは間違いに一生気付きません。いや、私はそんなこと言えませんけどね、気弱だから。
それでは今日はこの辺で。次回をお楽しみに。
皆様こんにちは。秋になりましたが今年はイカが釣れないそうで、PTAの研修でイカ釣り(←私が提案)に行く企画がおじゃんになりました。せっかく役員に釣り船の船長さんもいるのになあ、と残念でなりません。えーんイカの沖漬け〜〜〜。今日の常識へようこそ。
先日、大変に高尚な雑誌から原稿の依頼をいただきびっくり仰天しました。メールを読んで5分くらいは本当に「あんぐり」と口が開きっぱなしでしたが、まあ考えてみれば、巨根ネタだのちんこまんこ学会だのと下ネタ大好きおばさんを装ってはいるものの、やっぱり「わかる人にはわかっちゃうんだなあ」と大きく納得。原稿自体はHPの1コンテンツを短くまとめる、というもので、それで原稿料もいただけるというのですからもちろん一も二もなく引き受けさせていただきました。発売日は11/10だそうです。あまりに高尚なのでそんじょそこらじゃ売ってない雑誌だそうですが、幸運にも掲載誌を見つけられた方には、もれなく21歳のネコに、今ならなんと動物病院でしか手に入らない腎不全の処方食をお付けしてプレゼントしますのでお楽しみに。
さて、大変に遅ればせながらここ数日「アクセス解析」というものをやっております。ページの下に広告が入ってますが、これは「解析タグ」というもので、これを貼るだけでここに来た人が「どこのリンクをたどって来たのかわかる」というものです。どんな仕組みなのか私の高尚すぎる頭脳にはさっぱりわかりませんが、おせっかいな世の中だなあ、とつくづく思いますね。しかしまあこれの面白いこと!私の予想以上に多くの方がリンクしてくださっているという事実に感謝感激雨量200ミリ。知らないうちにこんなところで1位になってたり。(こまちゃんありがとう)さらに検索サイト経由の方々はどんなキーワードで検索したかというのまでわかってしまうのですが、これが実にもう痛快ウナクール(←高尚すぎるギャグ)。今までで目立つのは「サザエさん」「ハリウッド48時間ダイエット」「子供の名付け」あたりですが、中には「満足できない 男」で検索してきた人なんかもいらっしゃいまして、この人は女なのか男なのか、満足できないというのはやはりエッチ関係のことなのか、具体的にどのように満足できないのか、もう妄想の熱帯低気圧状態。もしご本人がこれを読んでいらしたらぜひともお悩みをお聞かせ願いたい。私の高尚な人間性がお力になれるかもしれません。しかし「名付け」で来てくださった方には度重なる抗議により削除を余儀なくされた幻のコンテンツ「名付け災害撲滅運動」を読んでいただきたかったと強く思います。非常に残念です。
もちろん妙なキーワードで「うひひひ」と笑ってばかりではありません。自分のサイトの実態がまたあらためて見えてくるのもアクセス解析の御利益なのですね。
「外崎さんは大恩人ing(←進行形)」
「”バーチャル出産”がいまだに大きな玄関になっている」
「”あつよ””ATSUYO”で検索して来る人がなぜか多い」
最後のは「あつよさんって人のHPが高尚ですっごくタメになるよ」とかいうウワサが巷で流布しているためだと思います。しかし中には「ATUYO」と文部省式ローマ字で検索してくる人もいらっしゃいまして、魚心あれば水心と申しますか、やはり文部省式でリンクしてくださっている方も結構いらっしゃるのですが、私はこの文部省式のローマ字がなぜか生理的に気持ち悪くて嫌いなので、できれば高尚なヘボン式に訂正していただきたい、と思います。最後に「小学生 エッチ」で検索して来られた方へ。ウチの娘はものすごく不細工です。本当です。
今日はキーワードとして「高尚」を連発してみましたが、これで「高尚」で検索した人がここにどどっと迷い込んで流れ込んできますね。きっとBBSでも高尚な議論が交わされるようになるのでしょう(うっとり)。それでは今日はこの辺で。次回をお楽しみに。
皆様こんにちは。「男 パンツ」のキーワードで検索していた方。理想の「パンツ一丁男」には出会えましたか?「ジーパン 体型」のキーワードで検索した方。ストレッチを履くようになったらあなたは「負け」です。今日の常識へようこそ。
NHKの「課外授業 ようこそ先輩」という番組、ご存じでしょうか?ある程度世に名の売れた人が、母校に帰って後輩達に「課外授業」をする、という番組で、まあNHK特有の「ニオイ」はするものの、結構面白いのでたまたま番組が始まるとそのまま観たりしています。こないだは「楳図かずお」の回をなんとなく観ていたのですが、なんと出身校で後輩の小学生相手に「きもだめし」をやるというのです。学校でのきもだめしは墓場でのそれにに負けず劣らず怖いものですが、その上に「Produced by Kazuo Umezu 」です。一緒に観ていた日頃物事に動じないダンナですら「そりゃシャレにならんぞー」と心配するほどのお膳立て。まあ小学生と言えども高学年。彼らはすでに「反抗期」という人間の成長に不可欠ではあるものの、大人から見ると「大変にかわいくない」時期に入っていますし、この時期は何事もストレートに受け取らないし表現しないので、ほとんどの子供は「けっ」という視線でその「至上のきもだめし」を少々びびりつつもクリアしていくのですが、やはり「Produced by Kazuo Umezu 」。きもだめしの最後にはきっちりあの「へび女」が全力疾走で追いかけてきまして、さすがの反抗期真っ最中少年達も「うわああああぁぁぁ」と叫びながら必死の形相で逃げる逃げる。そりゃ怖いわなあ。
「意地っ張りが恐怖を表現すると非常にかわいい」
もともとの恐がりが大騒ぎしてもかわいくもなんともないですが、「おれ、こんなの平気」という顔をしていた男の子が不意を突かれて「ぉおうわっっ!!」と情けない悲鳴を上げたりするとおばさん思わず乳腺が張ってしまいます。日頃「ポーカーフェイス」を座右の銘としている独身男性は、この女性を落とそう!と心に決めた時はぜひ遊園地でこの手を使いましょう。完璧に落とせます。私が保証します。
さて先日、ダンナが人間ドックに行って来まして、昨年よりも4キロも体重が増えていると指摘されました。昨年は標準体重だったので、まあ少し太り気味、という程度ですが、「太ったら男はオシマイじゃけん」となぜか広島弁で頑なに思いこんでいる私といたしてましては、ただでさえ年々おっさん臭くなっていくダンナをこれ以上おっさんにすまい、とゴハン関係であれこれ「裏工作」を始めました。1年で4キロ。そりゃあそのくらい太るのは簡単です。私なんか3日もあれば4キロ太れる自信があります。いやいやいや、そんなに尊敬の眼差しを浴びせないでくださいってば。(←ほっといてやってください)さてしかし、ダンナは1年かけて地道に4キロ肥大したわけではなく、ここ3ヶ月くらいで明らかに急激に太ったのです。女房の私が言うのですから間違いありません。女房の私もあの過酷なダイエット(今日の常識第96回参照)の成果をフイにしてしまったからです(泣)。では「ここ3ヶ月」、我が夫婦に一体何が起こったのでしょう?「ここ3ヶ月」は「夏」でした。もちろん我が家にとっては「ビールの季節」。しかも結構リッチであることが判明した我が家は昨年から発泡酒ではなく、本物のビールを飲んでいます。さらに春くらいから、「アルミ缶がアルツハイマーの原因」とかいうテレビ番組を鵜呑みにした素直でかわいい女房が、なるべく瓶ビールを購入するように。缶ビールより瓶ビールの方が美味しいのはビール党の皆さんご存じですね。夏。ウマいビール。そしてそれにとどめを刺すかのように、我が家に「コレ」が来てしまったのです。
サントリーモルツの缶にくっついているシールをめくって「アタリ」が出るともれなくもらえるという「極上アワタンブラー」です。プラスチック製で、下に「極上アワ」を作るための「アワレバー」がついています。無邪気でかわいい女房はアタリが2つ出たので「わーい、ちょうど私とダーリンの分ん〜」と大喜びでハガキを送り、ゲットしたのです。
「ビールはその“飲み方”で味が変わる」
つまりはこのコップがこのコップがこのコップがああああ!!!(息切れのため休憩)・・・・そう、「犯人」なんです。こやつはまずその「容積」で、さらにはその「形状」で、とどめにその「姑息な仕掛け」で大量のビールを目の前にいる人間に注入し、最終的に肥満体に堕落させるのが目的の、生物破壊リーサル最終兵器(なんだそりゃ)だったのです。この某国が密かに流通させている不審な食器のせいで、我が夫婦は不審な皮下脂肪を体内に溜める事態に陥ったと、つまりは某国にハメられたと、そういうわけなのです。ですからこの場合、決して自業自得などという言葉を用いてあきれ笑いなど浮かべてはいけないのですよそこのあなた!
そんなわけで先日、この「極上ビール腹タンブラー」は食器棚にしばらく幽閉、その後機が熟したのを見計らって(たぶん次の引越)公開処刑することとし、以前愛用していたコップで「ダイエット」なる発泡酒を不本意な顔で飲む、というのがここ1週間ほどの我が家の晩酌風景になっております。おかげさまでダンナも少しずつキムタクに近づいてきております(←ほっとていやってください)。しかし順調な減量生活がすっかり軌道に乗ったと安心しきっていた昨日、我が家にまたもや某国の陰謀が。
そう、「ハズレシール」を集めて応募していた「副賞」が当たってしまったのでした。ああ、誰かこの「オチがついてしまう体質」を改善してください。 ステンレスの方はなんでも二重構造になっていて「冷えが長持ちする」んだそうです。うわあああああああ!!!(←頭かきむしり中)
そういうわけで、しまってあるもう1本の「ニセジュース」をなんとなく取り出して見つめている今日この頃なのでした。たった今気付いたけど「ダイエット」もサントリーじゃん。それでは今日はこの辺で。次回、「スマートになったあつよ夫婦」をお楽しみに。