登呂遺跡

(静岡市登呂5丁目)

 市街地南部にある、戦後日本の古代史研究の先駆けとなった代表的な弥生時代の遺跡です。昭和18年、戦時中の軍需工場の建設に伴い、水田地帯から偶然丸木舟などが発見されたことがその発端です。発見当時は「富士見原遺跡」と呼ばれ、小規模な発掘を経て昭和22年から本格的な調査が始まりました。
 現在も継続的に調査が行われていますが、史跡公園として整備され、緑に囲まれた園内には復原された竪穴式(たてあなしき)住居、高床式(たかゆかしき)倉庫が点在し、UFOが着陸した後のような形の住居跡など1800年前の生活が偲ばれます。
 また、園内には遺跡から出土された資料を展示する登呂博物館があり、館内は当時の村の再現や道具の模型を用いて生活の疑似体験ができるようになっています。 登呂遺跡は公園ですので、いつでも無料で入場いただけます。

およそ2000年前(弥生時代)の農耕文化を今に伝える貴重な特別史跡。現在、水田跡、住居跡、復元家屋を中心に史跡公園として整備されており、その一角には、登呂遺跡から発掘された農具や生活道具を集めた登呂博物館や、人間国宝でもあった染色工芸家・氏の作品を集めた芹沢美術館があります。

■交通:
路線バス JR静岡駅北口バスターミナル4番乗り場
「登呂遺跡」行き 約20分 終点下車 または
「久能山下」行き 約20分 「登呂入口」下車 徒歩5分

■駐車場:
遺跡南側に有料駐車場があります。午前8時30分〜午後5時営業
普通車 400円
大型車 1,500円

「登呂博物館」
■ 開館時間:午前9時〜午後4時30分
■ 休館日:
月曜日、祝日の翌日、毎月末日、年末年始、展示替え期間中  
■ 入館料:
大人200円(150円)、小人50円(30円)
*カッコ内は30名以上の団体料金
■ お問い合わせ:TEL(054)285−0476