1999年開設当初から大人気「レイコのエッセイ」です。 モブログ風の『写真日記〜foto diaria』(2003年9月〜2004年2月)、 現在好評のブログ『musica de blog』(2004年7月より) の過去ログ、コメントも全てこちらで読めます。 左のメニューからどうぞ。
線・線・線

皆さんはイライラしませんか?線に。
この世はどうして線だらけなのだろう・・・。それは、便利が好きだから。
そうなのだけれども、線のない方がいいに決まっているのだ。
「iBook」がコードレスだというけれど、本当にスッキリとコードレスなの?
だとしたら、Win派の私も検討したい。(これは1999年のことで、後に私はMac派にもなる)

昔から私はコードレスには強いこだわりがある。
そもそもコードレスに目覚めたのは小学生の頃だったかしら、
ワイヤレスヘッドホン登場がきっかけだった。
御贔屓の近所の電気屋さんが「かわいい女の子」だった私に
プレゼントしてくれたそのヘッドホンは
耳のところにFMラジオがついていた。
「ヘッドホン&ラジオ」とってもお得な感じ。とっても便利な感じ。
わ〜い、わ〜い。しかしそれは、とっても重かった。
ラジオがついているために重くなっているのは小学生の私にもわかった。
首を下げてまで、ラジオ聴く体力もなく、
そのヘッドホンラジオはいつのまにか埃をかぶる。

次のきっかけはワイヤレスラジカセだ。厳密に言うとこれは友達が買った物だ。
すごく羨ましかった。すごくくやしかった。だって、
私が買ってもらったラジカセのすぐ次に出たやつで最新式だったからだ。
しかし、これは中学時代フォークグループを組んでやっていた活動のヒトツ
「オリジナルディスクジョッキーごっこ」によく利用させてもらった。
外で中継した放送(「え〜こちら滝のしま公園前」「只今さつき市場にやってきました」とか、
アホみたいな実況中継していたのだ)を
そのままリアルタイムに録音できて興奮したものだ。
これも、よく考えるとテープを編集するのだから
リアルタイムは意味がないことに気がついてしまった。

次のコードレスはステレオだ。
なんと「SONY」からワイヤレスプレイヤーコンポなるものが
発売された時、私は持っていた「ローランドのシンセサイザー」と
「ハモンドオルガン」を売ってそれを買ったのだ。
もちろん是等は中学時代からのバイト地獄で購入した宝物だった。
OH!・・今思うとなんて大胆な決断!もったいない・・・・。
しかも、なんのことはない、プレイヤーの音を周波数に乗せてラジオを
聴くようにレコードが聴ける、それだけのことだったのだ。
周波数が微妙に合わないから音は悪いし、ミニコンポだったため
プレイヤーから3/4はレコードがはみ出してレコードはシノッテ動くし。
そして、よく考えると「なぜ、プレイヤーを本体から離す必要があるのか??」
う〜ん、またもや早まった選択だったようだ。

その後コードレスマイクというものも出たが、もあんまり感激しなかった。
バンド活動でリアルな音を追求していた私(超かっこいい!)
にはオモチャのように思えた。
コードレスアイロン、コードレス掃除機、いずれも便利そうだが、
今ひとつパワーの迫力に欠ける。
コードレス電話というものが登場するが、盗聴されるかもしれないという
気持ちが働きなんとなく疑心暗鬼、不便な感じである。
やはり、長電話というものは、居間にいる親に睨まれながら
スリルとサスペンスを味わいつつ、できるだけ長く
電話のコードを廊下に引っ張りながら話すものである。
このように今だコードレスと名のつくもので夢のように感激し、
実用的なものにはお目にかかったことがないのである。

さて、各家電メーカーも必死でコードレス化を研究・開発したのだろうが、
1999年現在。家中が「線」であふれているこの現実はどうだろう・・。
20年前とあまり進歩していないではないか。
昔見たロボットがお茶運んでるような「未来の家予想図」にはほど遠い。

我が家だってそうだ。建売マンションのせいもあろうが、
テレビの電源とテレビのアンテナは逆方向に向いて伸び、
ストーブとホットカーペットの電源もバラバラに伸び、床は線だらけだ。
しかも、昨今は音楽家も家電がなくては生きてゆけぬ。
アコースティック派の私もさすがに夜中の作曲活動にはパソコン、ポータートーンや
子供のエレクトーン等を使っているため、それらの電源とアンプ、
ミキサー、マイク、エフェクターらのコードさらには照明のコード
(これにはよくつまずき頭をぶつける)も空中で交差している。
一番のガンはパソコンだ。電話にISDN、パソコン本体、印刷機、周辺機器。
などなどを別室まで延々ひっぱっているそのコードの長いこと。
ときどき天井や壁から落ちて来て、ウワ〜誰か助けて状態なのだ。
おそらくこういうことって普通の家ではお父さんとか、お兄さんとかの
名のつく人がやっていると思われるが、レイコちゃんチは違うのだ。
配線、電気工事、家具の移動、家電の取りつけ、
修理、電池の交換に至るまで、それは「レイコちゃんの仕事」なの。グス。
「お父さん」のいない家庭に育った「ファザコン」の私に、神様!
せめて「配線に明るい」夫を授けてくれてもよかったのではないか。

いや、やはり私は電器メーカーに求む。全ての家電をコードレスにして、と。
(専門家に言わせるとそれは無理なのかもしれないが。)
今の悩みは今後MDをどういう形で取り入れ、配線を施すか・・なの。
昔のステレオに付けるか、それにはスピーカーを含め何処に置くか、
新しくMD搭載ものを買うか、やっぱりそれには何処に置くか、
そしたら今使ってるカセットラジオは何処に置くの?(って家の問題?)
それとも、あのポータブル式録再もので間に合わせるか、
それって繋げて使えるの?ってゆうか。
線のことをいつも考えている私。悩みです。

誰か優しい人、考えてくれないかなー。家にきて「線と線」やってくれないかなー。
そしたらファザコンの私はきっと「惚れちゃうなー」。

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