Phormictopus cancerides
ハイチアン ブラウン バードイーター

WC,AD?
 西インド諸島からブラジルにかけて生息するタランチュラでございまして、Phormictopus属の中では、WC・CB共に比較的入荷量が多く、目にする機会も多いかもしれませんね。価格も、それほど高価ではありません。

 本種は、P. c. canceridesP. c. centumfocensisP. c. tenuispinusの3亜種記載されおり、基亜種は西インド諸島からブラジル、centumfocensisはキューバ、tenuispinusはNew Worldと記されており、詳しい原産国不明・・・。非常に怪しいですな・・・。

 体長は8cm、レッグスパン20cmと結構大きくなります。オスの場合も、かなり大きく見えて、たいへん迫力がございます。

 割と派手な種が多く見られるPhormictopus属の中では、ちと地味な印象でございましたが、思いのほか奇麗ですので、入手の機会があれば、飼育してみるとよいかと思います。奇麗で大きいって言うのは、やはりこの属ぐらいでしょうかねぇ。しかも、この属は入荷量が多くないですし、Pamphoは、奇麗なの雄だけですし、Xeneは雄化率が高い割に、高価でしょう・・・。となれば、ここはハイチアンブラウンを飼えばいいじゃないか!いいじゃないか!

 飼育法は、高温多湿で問題ありません。性質が少し荒いので、取り扱いには注意したほうがよいかと思います。