Homoeomma chilensis
チリアン レッドフレーム

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 当初チリアンフレーム/Euathlus sp. "Red"とか"Fire"といった名前で出回っていた種類です。現在は雄の生殖器形状から、2018年にHomoeomma属で新種記載されました。イエローとかヴァイオレット、オレンジといった名前で似たヤツが出ていますが、別物か色違いなのかは現状知りませんけど、全員限りなく似ていますねぇ。チリ・マウレ州のアンデス山脈の麓付近で見られるそうです。

 体長4cm前後、レッグスパン8cm前後と割と小ぶりな種類ですな。メスはコロコロとした体形で、実に可愛らしい。オスはメスより一回り程度小ぶりで、脚は長めです。カラーパターンは雌雄共に同じ感じみたいですな。

 アンデス系のクモって、癖があって育てにくいのも多いのですが、こいつに関しては大変育てやすい部類でした。温度は25度前後にしておいて、基本乾燥気味で、若干湿度を持たせるぐらいが良いですな。完全な乾燥と言うよりも、床材の1/3程度を湿らせるぐらいのノリで良いかと思います。

 成長速度はうちで育てていた雄はダニみたいなスパイダリングから、約1年半強で成熟しましたので、そこまで遅いという方でもないみたいですね。性質も大人しく、細かい事を考えずともしっかり育ちますので、割と誰にでもお勧めできる種類だと思いますよ。可愛らしいので、是非どうぞ。

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