コイチョウイボイモリ / コイチョウ クロコダイルニュート
Tylototriton kweichowensis

分布 中国(雲南省東北部〜貴州省)
体長 15〜21cm



貴州省に生息しているからコイチョウイボイモリと呼ばれるみたいです。ミナミイボイモリ属(Tylototriton)の中で入荷があるのは本種を含め、アメイロイボイモリ・ミナミイボイモリ・アカミミイボイモリの4種でしょうかね。アメイロ以外、定期的な入荷は無いようです。欲しい人は、どこかの店で売ってるときに買って下さい(笑

コイチョウは、海抜1500〜2400m付近と、かなり高いところにおりますね。あの富士山が3776mですからねぇ。イメージ的には、富士山の6合目とかに住んでる感じでしょうかね。寒そうだもの〜。でもまぁ、飼育下では27度ぐらいになっても平気そうにしてます。30度近くまで上がると、おそらく凹むと思うので、クーラーを効かせるなり、涼しいところに置くなり、臨機応変に対処してくださいよぉ。
冬場は、無加温でよろしいようです。そりゃー水が凍るような所は厳しいかもですが、5度ぐらいまでなら、別に問題ないかと思いますよ。繁殖を考えない人は、別に無理して冷やさなくても問題ないかと思いますけどね。

このイモリ、普段は基本的に泳げないので、水場は全身水に浸かれる浅い水容器があれば良いようです。むしろ、日本のアカハライモリのノリで水場を深く広くすると、溺れてしまう場合もあるようなので、注意するのがいいでしょうな。
うちではプラケに、ヤシガラ土をやや厚めに敷き、適当な大きさのシェルターを置きます。土の湿らせ塩梅は、観葉植物の類が枯れないぐらいでしょうかねぇ。ケージ端のほうに、広めのタッパーを置いて軽く水を張ってあります。それだけで、別に特殊な事は何一つしておりません。

イボイモリの仲間は、飼育していてもあまり動かないので、たいして面白くないと思われがちですが、実際どうかといいますと、その定説通りです。付き合い方としては、日々の世話の際、生きていることを確認するとか、その程度の浅い付き合いになるかと思います。それが嫌なら、はなっから飼わないほうが良いです。飽きた瞬間、干からびさせるのがオチでしょうしね。もし飽きたら僕におよこしなさい!悪いようにしないから(笑)

エサには、コオロギを与えていますが、ピンクマウスも希に与えます。しかし、代謝はあきらかに高くないようなので、与えすぎは禁物でしょうなぁ。飼っていると、自然下でしっかりエサ捕れてるのか不思議に思う程、ぼーーっとしてます。本人は超真剣なのかもしれませんが、人から見ると、どーしてもそう見えるのです。てなわけで、成体だと週2回ぐらいあげればよい感じです。与える量は、どれぐらいかなぁ・・・ テキトーです・・・ その辺の感覚で覚えていただいて、痩せない太らないぐらいを維持してくださいw あえて言うなれば、週2回コオロギ3匹ぐらいでしょうかねぇ・・・。まぁその辺は、個体差もあるでしょうし、常にフレキシブルな対応を心がけるぐらいの気持ちでお願いします。
エサに対する反応ですが、かなり良いと思います。餌付けるので苦労することは、あまり無いとも聞きますしねぇ。で、結構慣れて来ると、人が来ると、シェルターからヨチヨチ出てきて、顔を見上げてくるぐらいにはなります。いわゆるパブロフでございましょう(笑) しかし、そうと分かっていても、可愛いもんでございます。どちらかと言うと、メスのほうが慣れやすい感じがしますね。

繁殖の感じですが、聞いたことか、調べてみたところによりますと、4−5月気温も最高20度位と暖かくなってくると、水中形態になり、水の中で交尾するそうです。水中交尾を上手くいかせるために、広め深めのセッティングが必要になります。うちでは60cm水槽を使いまして、プラケに水を張り、水中で交尾可能な様にしておきましたが、使った気配なし。ちなみに左の小さな画像が、うちで交尾用にセットした60cm水槽です。コレの大きな画像は、ファイル壊れちゃってて、もう画像として駄目になっていたので出せません。あしからず。プラケを埋めるために、大量の土を使用w 30cm水槽でも試したのですが、やはりケージが狭いので、水深の確保もままならない。よって60cm水槽ぐらいを用いてやるのが良いんじゃないでしょうかねぇ。とは言っても、とにかく駄目でしたな。わやわやと沢山の個体が集まって交尾するようなので、その辺りもポイントなのかもしれないし、そうでも無いかもしれないし・・・。まぁ寿命の短いものでもないので、気長にやりますかねぇ・・・ オスが1年で死ぬとか、そういう制限も無いことですからw

で、6−8月頃になると産卵するようです。水辺の常に濡れている砂利や岩に卵を産むそうです。アカハライモリの様に、水中の水草に産むとかはしないようですな。一度に数個、1シーズンで70〜80粒産むとか言われているようですが、詳しくは知らぬw
輸入されてくる個体の中には、かなり持ち込みで産卵するものが多いと聞きます。持込でも良いから、まともに産卵させて成長させられた人はどれぐらい居るのでしょうねぇ・・・

孵化した幼生は、岩場をピョコピョコと跳ねて、水中に落ちていくそうです。あとは大抵の有尾類と同じでしょうな。成長速度とか、そんなことは、一切知りませんw  赤虫辺りで育てることができるかと思います。エラが無くなって来たら上陸しますので、水深を浅くするか、床材などで斜勾つけて、陸に登れるようにしなければですな。



画像
オス 1
オス 2
メス 1
メス 2
 上雄 下雌
 30cm水槽(雌)


戻る