リヒア・ゴンザレス
講師 リヒア・ゴンザレス "コスタリカ”ってどこにあるの?

日時 1997年119日(日)18:30〜20:30
会場 とかちプラザ視聴覚室 帯広市西4条南13丁目 0155(22)7890
参加費 一般500円 高校生以下無料

日本国憲法施行から50年、日本は一度も戦争をおこしたことがありません。これも「戦争・戦力放棄、交戦権否認の平和主義」(第9条)のおかげではないでしょうか。最近の世論調査によれば、国民の9条支持は70%前後となっていることからも、平和憲法は国民こ根づいていると言えるでしょう。

今回、講演されるリヒアさんの国コスタリカには軍隊がありません。1949年に制定された憲法の第12条には「軍は恒常的組織としては、禁止する。警備及び公安維持のため、必要な警察力を設ける。」とあり、軍隊放棄に関する基本的動機ないし発想として、@軍隊の存在が往々として民主主義の脅威になること。A経済社会開発面での被援助国としては、極力国家財政の重点もこの面におくべきであること。が国民的合意を得ています。

今日、コスタリカは4,000名の国家警備隊員および2,000名の地方警備隊員を有し、このうち後者はまったく武装しておらず(警棒のみ)、その任務も内務省管轄下にある警察に協力することです。そして、前者のみがいわば国防力に転化しうるわけですが平時における任務は治安維持のみです。また、1974年の国家予算に占める公安省予算の割合は2.3%にすぎず、前記の6,000名も人口の0.2%にすぎませんが、そのかわり文教費に国家予算の3分の1近くを充てており、教育をもってデモクラシーおよび国を内から守るとの考え方をしているのです。

命を尊び、平和を愛する市民のみなさん、お誘い合わせの上ご参加くださいますようお願い致します。共に学びあいましょう。

◆主催 1997年度2・11、5・3十勝集会実行委員会 ◆後援 NHK帯広放送局
事務局 平和を守り、思想・良心の自由をかちとる市の会 電話 0155-36-7972