The Semipalatinsk Test Site

セミパラチンスク核実験場

 セミパラチンスク実験場は四国がスッポリ入る大きさで(2万平方キロ)、農業や放牧など人口の多い地域だったが、政府は実験の危険を知らせず、また被害が出てからも「実験の影響はない」「国を守るため」と約500回の核実験をおこなってきた。住民の反対運動によりカザフ政府は1991年に実験場を閉鎖した。
▲敗血症の赤ちゃん。免疫力が低く州内の8割に血液異常がみられるといわれている。特に血液球が少ないため感染症にかかりやすく、慢性骨髄性白血病も多い。<撮影 桐生広人>