『3・20国際反戦デー全道集会イン十勝』参加のよびかけ
 イラク戦争は、国際憲章違反と国連および国際社会の努力を無にしてのアメリカの一方的な
先制攻撃であり、明らかな侵略戦争に他なりません。

 アメリカ・イギリスが開戦の最大の口実としたのは、イラクは国連との約束に違反し、大量
破壊兵器を今なお所有しているというものでした。

 しかし、査察団長を勤めてきたアメリカのデビット・ケイCIA特別顧問は、『イラク戦争
が始まった段階で、大量破壊兵器の備蓄があったとは思えない』と名言しました。

 戦争の大儀が完全に崩壊してしまった、この時点でもアメリカ・ブッシュ大統領とイギリス
・ブレア首相は、世界をテロ攻撃から救うためとか、イラクの開放のための戦争であって正し
かったと強弁し、占領支配を続けています。

 アメリカの戦争「終結宣言」から10ケ月にもなる現在でも、理不尽で強引な占領支配を嫌
い反発するイラク国民の反米抵抗行動が連日起こっています。外国人による破壊活動もあって
治安は回復せず、毎日のように大量の犠牲者が出ています。

 その上イラクの地は、過去の湾岸戦争と今回の戦争でアメリカが使用した劣化ウラン弾の放
射能汚染が心配される大変危険な状況にあります。

 このようなイラクヘ小泉首相と自民党および公明党は、「国際貢献」「人道支援」さらに「
日本の国益」のためと称して、自衛隊の派兵を強行しています

 しかし自衛隊の派兵は、どのような理由づけをしようとも、アメリカへの忠誠とアメリカ占
領軍への支援です。さらに重大なことは、海外派兵と集団自衛権行使という憲法違反の既成事
実をつくりあげ、憲法は実態に合わないのであらためなければならないと改悪の流れに拍車を
かけようとしていることです。

 いま平和を希求する世界の人々は、アメリカを盟主とする占領軍・38カ国軍隊の撤退と復
興は国連主導でやるべきと要求しています。日本国内にあっても連日のように、イラク戦争反
対と自衛隊のイラク派兵反対の集会やデモ行進、講演や写真展など様々な行動が各地で行われ
ています。

 「有事法制反対十勝連絡会」は、労働組合、政党、平和民主団体そして個人を結集し、3年
前から有事法制(戦争法)に反対する運動を粘り強く進めてきました。2年前からは並行して
イラク戦争反対、自衛隊のイラク派兵反対の運動を積み重ね、戦争反対の世論づくりに努力し
貢献してきました。

 この度、「第4回世界社会フォーラム」(開催期間1/16〜21.開催地インド・ムンバイ.132
カ国から12万人参加.「イラク戦争開始一周年の3月20日に、イラクからの外国軍撤退を求める
世界同時反戦行動を行うことを世界の人々に呼びかけます」)の呼びかけに呼応し、3月20
日に標記の大行動を成功させるための実行委員会を発足させました。

 平和を願う全世界の人々と一緒になって決起しようではありませんか。
 『3・20集会』への参加と「実行委員会」への加盟を呼びかけます。

●『3・20集会』・・・・・●集会(11:00〜)    中央公園北側広場
              ●ピースウォーク(11:30〜)    繁華街

2004.2.17
               『3・20国際反戦デー全道集会イン十勝』実行委員会
                  (事務局)有事法制反対十勝連絡会
                  <帯広市東11南9.帯広地区労働組合総連合内
                     Tel.0155・25・5081 Fax.0155・27・2080>



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