5月3日にみんなで日本国憲法を読む会

戦争放棄   憲法記念日の5月3日、帯広市のとかちプラザザで、「5月3日にみんなで日本国憲法を読む会」が開かれました。この集会は、「平和を守り、思想・良心の自由をかちとる市民の会」が毎年、憲法記念日に開いており、今年で14回目になります。会場には、連休の朝ということですが、約90名が参加しました。憲法改悪の動きの中、関心の高さが感じられました。

高教組十勝支部長 野坂武秀さん 最初に、高教組十勝支部長の野坂武秀さんが、「改憲論議がされている中、憲法を読むことによって、憲法をくらしに中に生かしていきましょう。」と挨拶しました。

代表委員の岩淵忠夫さん 次に、代表委員の岩淵忠夫さんから、アメリカの「九条の会アメリカ」の代表オーバビー博士からのメッセージの紹介がありました。

 そのあと、日本国憲法を参加者が一人一条づつ読み上げました。

歴史教育者協議会会員 松本尚志さん 第二部では、「なぜ消えた!「あたらしい憲法の話」と題して、歴史教育者協議会会員の松本尚志さんから提言がありました。
 敗戦後の教育勅語の取り扱いや、1947年に発行された「あたらしい憲法の話」が3〜4年で消えてしまった理由について話されました。
 提言の後、自由討論を30分間程行いました。教育現場からの教師や公務員、学生などから多くの発言がありました。

帯労連議長 澤村 豊さん 最後に、帯労連の澤村豊議長が「今後、このすばらしいに日本憲法を守るため、みんなで力を合わせて運動を広めましょう。」と挨拶をしました。

あたらしい憲法のはなし  日本国憲法は皆さんにとってどんな存在でしょうか。この憲法のおかげで戦後50年以上にわたり平和で豊かな日本を、そして他国との友好関係を築くことができたのではないでしょうか。
 しかし今、「周辺事態法」の成立・「日の丸・君が代」の法制化が強引に行われ、国会では憲法調査会の名の下に平和憲法の根幹をなす「憲法第9条」や国民の権利条項を中心とした条項を改悪しようとしています。
 また、各学校の現場を無視して「日の丸・君が代」が強制されたり、戦争を美化する「新しい歴史教科書をつくる会」の歴史教科書が教科書検定に合格するなど、憲法の「基本的人権の保障・平和主義」という基本原理を踏みにじる動きが連動して起きています。

 国民ひとりひとりが知恵と力をよせあって平和憲法を守り、その普遍的な理念を21世紀の子供たちに伝えるために、平和と民主主義を願うすべてのみなさんの参加を訴えます!

(よびかけチラシより)
◆主催 2001年度「日本国憲法を読む会」実行委員会
◆事務局団体 平和を守り、思想・良心の自由をかちとる市民の会
◆連絡先 桜谷 和博(「平和を守る市民の会」事務局長 0155(36)7972

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