樹木(木本)に咲く花       2017/07/09
  
 サビタ(ノリウツギ) ユキノシタ科
 正式名称はノリウツギ、樹皮から和紙をすくためのノリをとっていたので「ノリノキ」と呼ばれることもある、サビタは北海道独特の呼び名らしい。2~5mの低木で湿地を好み和寒町の泥炭地でもたくさんあって夏に白い花を咲かせていた。4枚から5枚の白い花の部分は「飾り花」、植物学で言う装飾花で結実しない、しかも冬になっても枯れたまま枝先に残り風に吹きさらされている。こんな 昔話がある・・・・村の若者から恋心を打ち明けられた美しい娘がいた、娘は「この花が散ったら、、、、」と答え、若者は花の落ちるのを待ったがついに落ちるときはなかったという失恋物語です。釧路出身の作家、原田康子の作品に「サビタの記憶」という小説があると聞いたが私は読んでいません。
 
 ハシドイ(ドスナラ)   モクセイ科
 この樹木は北海道に自生しているライラックの一種です、札幌の花ライラックは「ムラサキハシドイ」と呼ばれますが、英語でライラック、フランス語で リラ。明治の中ころ北海道に渡ってきた外来種です、急激に増えた理由は株分けから2,3年で花が咲き、背丈も手頃なところから庭木として一気に広がりました今では札幌の木としてアカシヤと競り合って認定されました、毎年の6月には「ライラック祭り」が盛大です。一方、今日の主役は日本の里山で普通に見られるハシドイです、落葉小高木ですが姿、バランスがあまりよくないので庭木にはなれませんでした。ただ木質は堅く、腐食しにくいので開拓時代掘っ立て小屋の柱に重宝したそうです、燃料としても優れていますが炉の中でぱちぱちとはねるため衣服に穴を開ける事が多く、このドスやろうとなったらしい、どうしようもないという悪口です、議員の森さんが道産子だったら秘書に対してこの「ドスやろう」と怒鳴ったことでしょう。
 
 ホザキナナカマド (バラ科)
旧東海大学山麓の旭川市史跡「たち岩」近くで撮影した。花は枝の先端に穂状に付いて、多数の小さな花が密集する、その中でおしべが長く伸びて後には穂全体が綿毛に包まれたように見える、森の周辺で濃い緑の中で白い花の穂がよく目立つ、高さ2~5メートルくらいの落葉低木です。ナナカマドとは別の属に分類されているようです。
 
 エゾアジサイ (ユキノシタ科)
高さ1m~1.5mの低木であざやかな「るり色」の飾り花が美しい、林道でこの花に出会うと疲れを癒やしてくれる。本州のガクアジサイとは近縁で北海道のあじさいという意味らしい、林の中のややしめったところをを好み環境が整うと広い範囲で群生に近い状態で咲いている、かって美深の松山湿原登山では登山道入り口から湿原のほぼ中腹まで、道の両脇にこの花がたくさん咲いていました、季節は7月中旬の頃です、このたびは近くの里山では見られないので江丹別まで行ってきました。幌加内へ行く道道の峠の中腹です。
 
 ツルアジサイ(ゴトウズル)    ユキノシタ科 
 アジサイの仲間、気根によって木や岩にものぼっていくつる性植物です、見本林の「ツルアジサイ」が見頃だという新聞記事を見つけて出掛けてみた。巨大な ストローブマツに絡みついてずいぶんと上の方まで白い花がいっぱい咲いていた、ただ私の出掛けたのが何日か遅かったの中心の部分が色あせてちょっと残念だった。
この花は太陽の光が絶対条件で林の縁に多く、明るい夏の森を彩っている。
下の写真は見本林のツルアジサイです。
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