野の花・里山の花
エゾノリュウキンカ(キンポウゲ科)
 我々には「やちぶき」が懐かしい、春まだ浅い4月に堅雪を渡って谷筋を歩くと沢水が雪をとかしてぽっかりと開いたところに丸々と太ったやちぶきをの芽を見つけることができる。なぜか4月新入生を迎えた教室では必ず教卓の上に水槽に入ったこの花が置かれていた。 水槽は理科実験用のガラスの水槽で水をあまり交換しなくても花が終わると金平糖のような果実を付けてくれる、りゅうは竜ではなく建立のりゅう「エゾの立金花」、茎が立ち金色の花を付けることから名付けられたらしい。 
 
 
  ミズバショウ(サトイモ科)・・・・・・水芭蕉
ミズバショウの群生はなんと言っても尾瀬にかなうものはないらしい。
数年前、いやもっと前だろうか仲間と尾瀬行きが決まったとき、どうしても腰痛が心配で、尾瀬をあきらめ一人別行動で草津の「白根山」を歩いていた。今でも尾瀬のみずばしょうは夢の中に出てくる。

 群落はともかく、子どものころ水芭蕉は水田の水路の中に咲いていた。
谷地と云われるぬかるみの土地を開墾して排水路をつくり水田にした名ごりだったのだろう。いまにして思えば祖父や親父の開拓の苦労が忍ばれる。群落ではないが東海大の裏手の山裾で農家の畑の脇の湿地で毎年清楚な姿を見せてくれている。
 
  
 ザゼンソウ(サトイモ科)
ずきんをかぶったお坊さんが座禅をしている姿を連想している。
水芭蕉と似たような条件で育つが水芭蕉より少し早めに芽を出す。この写真は包がうつむいてへたっているので、かなりの老人だろうか,自分に似てわびしい。別名「べこのした」というが、子どものころは蛇の枕と呼んで近づくことをためらっていた。毒草なのかわ知らない。
 
 
 かたくり(ユリ科)
本州から北海道まで広く分布し、里山に大群落をつくるので多くの人に親しまれている。昔の人はこの鱗片からデンプンを取って利用していた。いわゆる片栗粉だ。
 葉には甘みがあって山菜として用いる人がいる、戦時中少年団仲間でこの葉を摘んで町へ売りに行った。そのお金をお国のために献金して役場から表彰状をもらったことが懐かしい。
 戻る