バンクーバー(カナダ)       2010・2・24

複合団体6位、昨年チェコの世界選手権で優勝した勢いでメタルに届くかと思って期待しながら応援していたが残念ながら6位入賞に終わった。4人のジャンプがそろわなかったことと、後半距離の様子ではスキーの滑りが少し悪かったようだ。昨年の優勝はワックスの勝利と言われたように、登りで離されても下りですぐ追いついていた、しかも自分たちのスキーの滑りの良さを相手に気づかれないようについて行って最後に逆転する作戦が見事に当たった。それが今年は登りで前へ出ても下りで離されるパターンだった。

   写真左 小林憲仁、渡部暁斗、高橋大斗、加藤太平、
   写真右 加藤太平くんの複合前半ジャンプ、132.5mを飛んだ。

   あの和寒の小さなジャンプ台から始まってここまで練習してきた根性は
   立派なものだ。中学校ではさほど目立つ選手ではなかったようだがスキー
   の名門和寒高校でなく、複合の選手を目指して下川商業に進学した。
    葛西、岡部を育てた下川町でジャンプに磨きをかけて、社会人になって
   からもこつこつ練習を積み上げて来た成果だ。
   テレビで観る和寒の応援風景は懐かしい顔がいっぱいだった、最近の東
   山スキー場も閑散としていて、ジャンプ少年団もゼロらしい。昔々、東京オ
   リンピック、レスリングで優勝した渡辺選手以来二人目のオリンピック選手
   として町を挙げての応援が続く、最後のラージヒルをつかった複合個人戦
   でも活躍してほしい。
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                                 石田5位・入賞おめでとう     女子30kmクラシカル
このたびのバンクーバー冬季オリンピック、自分にとって浅田真央の銀メダル入賞より何より嬉しかったのはクロスカントリーの5位入賞だった。岡本英男ヘッドコーチ(新得町屈足クッタリ出身)は嬉しくて嬉しくて体が壊れてしまいそうだと表現しているようにクロスカントリー関係者の喜びはたとえようもない。


スキーにはモーグルのような新しい競技種目が入ってきたが、オーソドックスに考えると2本のスキーを履いて走る、飛ぶ、滑降(回転)などの競技種目があった。ジャンプはは札幌オリンピックノーマルヒルでメダルを独占、長野でも劇的に優勝している。回転もかつて猪谷千春の入賞、バブルのころはワールドカップが富良野でも開かれて世界の強豪が日本で滑っていた。それに比べてクロスカントリーは世界で一桁入賞など夢のまた夢だった。
 ジュニアの世界でも北海道選手団を編成して中学全国大会など出かけると、アルペンは花形、ジャンプ、複合も上位入賞は当たり前で滅多に入賞できないクロスカントリーはマイナーで地味な競技と思われていた。そのような環境でも北海道のクロスカントリーは和寒、旭大校、留萌、喜茂別、美幌、などが地道に選手を育てて。07年札幌の世界ノルデックスキー選手権で夏見円選手がスプリントで5位入賞し距離競技への期待が高まっていた。それでも日本人は短距離、リレーなどを目指すべきで、長距離は無理だろうと考えられていたが、しかし石田選手の頑張りでようやく展望が開けてきた。夏見選手は網走出身、石田選手は美幌出身、美幌のクロカンを育てたMさんがお元気だったらどんなに喜んだことだろう。
 どんな競技も底辺が広がらなければ強い選手は育たない、そのことを考えると最近のクロスカントリーは寂しい、今年の1月、旭川富沢で開かれた全道中学スキー大会は選手の数が少なく、リレー競技もなく(選手が少なくてリレーのメンバーが組めない)盛り上がらない大会だった、各地の歩くスキー大会も参加者が激減している、さてあとに続く選手をどう育てるか課題は多い。選手の服装などで議論が盛り上がっても選手は育たないだろう。           戻る