White Eraser 2(version 2.1)

「White Eraser 2」はスキャナから入力した画像の白い部分を透明にする Photoshop のアクションファイルです。「White Eraser 2」を使用すると、画像のアンチェリアスを保ったまま白い部分を透明にできます。透明にした画像は他の画像と合成したり、レイヤーの透明保護を使用して着色したりできます。version 2.0 からは黒い部分や灰色の部分を透明にするアクションが加わり、画像合成に便利に使用できるようになりました。


●対応ソフト
・Photoshop 5.0J 以降(Macintosh)
・Photoshop CS 以降(Windows)


●使用方法
1.
Photoshop のアクションパレットのメニューから「アクションの読み込み」を選択して、「White Eraser 2」を読み込んでください。「White Eraser 2」には下記の7つのアクションが含まれています。各アクションはそれぞれ()内のカラーモードに対応しています。

・白を透明に(グレースケール)
・白を透明に(RGB カラー)
・白を透明に(CMYK カラー)
・黒を透明に(グレースケール)
・黒を透明に(RGB カラー)
・黒を透明に(CMYK カラー)
・灰色を透明に(グレースケール)

2. はじめにスキャナからイラストや写真などを入力します。入力した画像の色補正が必要な場合は、アクションを実行する前におこないます。アクションを実行したあとで、色調を補正することはできないので注意してください。

3. 入力した画像が線画のイラストや図面などの2階調原稿の場合は、最初に「レベル補正」を使用してコントラストを整えます。図のように▲と△を、2つの山のやや内側に配置すると良い結果が得られます。

4. 「白を透明に」を実行すると、画像のアンチェリアスを保ったまま白い部分が透明になります。「白を透明に(グレースケール)」を実行すると画像はグレースケールモードに、「白を透明に(RGB カラー)」を実行すると画像は RGB モードに、「白を透明に(CMYK カラー)」を実行すると画像は CMYK モードに、それぞれ変換されてから透明化の処理がおこなわれます。

5. 「白を透明に(グレースケール)」を使用すると、画像を特定の色で着色することができます。まず始めに「白を透明に(グレースケール)」を実行して、画像の白い部分を透明にします。透明にした画像はグレースケールモードになっているので、作業前に RGB モードや CMYK モードに変換します。次に着色したい部分を大雑把に選択し、カラーパレットや色見本パレットから着色したい色を選択します。レイヤーパレットの「透明部分の保護」をチェックして塗りつぶしを実行すると、選択した部分が選択した色で着色されます。「透明レイヤー」の下に新規のレイヤーを重ねて、画像の背景を別の色で着色することもできます。

6. 「黒を透明に」を実行すると、画像のアンチェリアスを保ったまま黒い部分が透明になります。「黒を透明に(グレースケール)」を実行すると画像はグレースケールモードに、「黒を透明に(RGB カラー)」を実行すると画像は RGB モードに、それぞれ変換されてから透明化の処理がおこなわれます。
「黒を透明に(CMYK カラー)」を実行すると、画像は一度 RGB モードに変換され、透明化の処理がおこなわれたあとに CMYK モードに変換されます。このため「黒を透明に(CMYK カラー)」を使用すると、元の画像とは異なった印象の色に変換されることがあります。

7. 「黒を透明に」を使用すると、夜空の花火や暗闇の炎など、画像の暗い背景部分を透明にして他の写真と合成することができます。あまり良い例は紹介できませんが、いろいろ工夫して作品づくりに活用してください。

8. 「灰色を透明に(グレースケール)」を実行すると、画像のアンチェリアスを保ったまま 50% グレーの部分が透明になります。画像はグレースケールモードに変換されてから、透明化の処理がおこなわれます。

9. 「灰色を透明に(グレースケール)」を使用すると、白黒写真を選択した色やテクスチャで着色することができます。着色は「透明 レイヤー」の下に新規のレイヤーや、テクスチャのレイヤーを重ねておこないます。


●エラーが発生したら
White Eraser 2 を使用していると、まれに「ピクセルが選択されていません」という警告が表示され、画像を透明に変換できないことがあります。実は White Eraser 2 には、この問題に対処するための命令を用意してあるのですが、初期状態では実行されないようになっています。
「白を透明に(RGB カラー & CMYK カラー)」「黒を透明に(RGB カラー & CMYK カラー)」「灰色を透明に(グレースケール)」の左にある三角をクリックして展開してみてください。「画像サイズ」または「カンバスサイズ」と書かれた項目の一番左にあるボックスに、チェックが入っていません。チェックが入っていない項目は、実行しない命令という意味です。エラーが発生したら、このボックスにチェックを入れて、もう一度アクションを実行してみてください。チェックを入れる項目は一つのアクションにつき2つずつあります。(「灰色を透明に(グレースケール)」は4つ)
どうでしょう?今度はきちんと変換されたと思います。ただし大きな画像を変換するときは、より長い時間がかかるようになります。だから初期状態ではチェックが入っていませんし、普段はチェックをはずして使用することをお勧めします。


●使用上の注意
・White Eraser 2 はスキャナーから入力した画像を処理するために作られていますが、それ以外の画像を透明化することもできます。ただし、処理を実行するとレイヤーが統合されてしまうので注意してください。統合前の状態に戻すには、ヒストリーパレットから「透明化前」と記されたスナップショットを選択してください。

・White Eraser 2 を使用して透明化の処理をおこなうと、画像のアンチェリアスが維持される反面、半透明になってしまう部分があります。また、「白を透明に(RGB カラー)」「白を透明に(CMYK カラー)」を使用した場合、画像の周囲に若干の白いフリンジが残ります。「透明レイヤー」の下に濃い色彩のレイヤーを重ねて使用する場合は注意が必要です。逆に「黒を透明に(RGB カラー)」「黒を透明に(CMYK カラー)」を使用した場合、画像の周囲に若干の黒いフリンジが残ります。「透明レイヤー」の下に淡い色彩のレイヤーを重ねて使用する場合は注意が必要です。

・「白を透明に(RGB カラー)」「白を透明に(CMYK カラー)」を使用した場合は、「白を透明に(グレースケール)」を使用した場合のように、画像を特定の色で着色することはできません。着色しても元の画像より太って(拡張されて)着色されてしまいます。


●使用許諾
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●免責事項
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※Photoshop は、Adobe Systems Incorporated(アドビシステムズ社)の商標です。

ダウンロード (Mac) white_eraser2.bin (13KB) ※Vector のページが開きます
ダウンロード (Win) white_eraser2.zip (18KB) ※Vector のページが開きます

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