脳卒中講座

脳卒中とは外傷がないにもかかわらず突然脳に障害が起こり、身体機能に異常を起こした状態です。原因は脳の血管が切れるかもしくは詰まることにより起こります。以下の症状が突然起こった場合には脳卒中を疑います。

*脳卒中の種類

脳卒中になったら

ただちに救急車を呼び、適切な治療を行えることの出来る医療機関を受診すること。

脳卒中は、以前には早期に診断をしても効果的な治療がないとみなされていました。しかし、アメリカでは脳梗塞の急性期に適切な治療を行うことにより後遺障害を軽減できるとしてBrain attackのキャンペーンを繰り広げてきました。
Brain attackはHeart attackに対比して用いられる言葉で、急性心筋梗塞となった時には専門医のもとで適切な治療を直ちに受けることにより回復しうるのと同様に、Brain attackも専門医のもとで適切な治療を行うことにより身体の障害を残すことなく回復が可能です。


脳を栄養する重要な血管(動脈)が閉塞すると、脳の血流量が低下します。脳(大脳皮質)の血流量は正常では100gあたり1分間に約50mlですが、これが20ml以下になると機能低下が起こり、それが長く続くと脳梗塞(回復不能な脳の虚血状態)となります。しかし、閉塞後早期に閉塞を解除することが出来れば脳梗塞に到ることなく回復することが出来ます。しかし、脳に回復不能な障害が起こったあとで再開通がえられても脳は回復せず、逆に出血を起こし障害が強くなることもあります。再開通で回復できる範囲の時間をgolden timeと呼んでいますが、その長さは脳血管が閉塞した後の残存血流量により変化します。残存血流量が多ければ、golden timeは長くなりますが、少なければ短くなります。
再開通により回復可能かどうかの判定を従来は発症からの時間(3時間から6時間)のみで判断して来ましたが、最近では診断機器の進歩により正確に判定することが可能となっています。


旭川赤十字病院では365日24時間、脳卒中となった人を受け入れ、障害を残さないよう最善の治療を行える体制を整えています。体に麻痺が突然起こったら迷うことなく救急車にて来院することをお勧めします。


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