19名の受講生を迎えて,学校長からの挨拶です.
北大中川研究琳の野田林長から,宿舎である北大学生宿舎の使い方と,明日の現地スクーリングでのフィールドの解説がありました.
雪山でのフィールドワークは山スキーが一番です.白銀の世界への期待に胸も高鳴ります.
中川町指定保存木の「イチイ(オンコ)」の木の前で記念撮影です.が,道が険しくなるのはこれからです.
除伐した木を後の実習で使うために,まずは木の根本の雪を掘っているところです.この年は雪が少なかったとはいえ,積雪は1メートルを超えています.
なるべく根本から切った木の枝を払って,一定の長さで輪切りにし,室内実習の樹幹解析に使います.
枯れ枝や木の皮を集めてたき火の周りで昼食です.周りが雪だらけなので,山火事になる心配は全くありません.じっとしていると意外なほど寒く感じるので,たき火で暖まりました.
積雪の断面を切ってみると,さまざまな縞模様が見えてきます.ここからわかることを野田林長に解説していただいているところです.
夜は宿舎で岡田穣一さんに昔の林業についてお話をしていただきました.今のように便利な機械がなかった時代,ガスや灯油のかわりとして薪が生活になくてはならなかった時代に思いをはせました.
樹幹解析の様子です.輪切りにしたそれぞれの年輪幅を測り,木の成長の履歴を探ります.
3日目は,アイヌのチャシを見学し,アイヌの自然観や生活について学びました.チャシまでの約3キロメートルの道のりを木々を観察しながら移動しました.この写真は,トドマツの解説をしている北大中川研究琳の浪花さんです.
こちらは,北海道立林業試験場道北支場の梅木研究主任が木の芽について解説しているところです.葉が落ち,何もないように見える冬の森にもさまざまなトピックスがあふれています.
歌内チャシでアイヌ文化について解説してくださったのは,町内に住む矢島さんです.チャシの機能やアイヌの生活との関わりなど,多くのことを解説してくださいました.
宿舎に帰ってからは,梅木研究主任の解説で冬の枝から木の履歴を探る実習が行われました.枝に残った葉がついていた跡や1年の成長量から,これまでの履歴と来年の夏の成長の様子を解析しました.
最終日は「人と自然環境」と題して,セミナーを行いました.野田林長・北海道立林業試験場道北支場の梅木研究主任・矢島さんからそれぞれの最新の研究データや中川での現状が語られ,受講生からは多くの質問や意見がありました.
自然が身近に感じられるがゆえに気づかないことや,周りに自然があまり見られない環境だからわからないことなど,人と環境の関わりについて考えるよいきっかけになりました.
最後の実習は,森からの贈り物を使った「ドリームキャッチャー」づくりです.インディアンの魔よけとされる飾りですが,皆さんつるや糸と格闘しながら,熱心に作業していました.
修了式では,受講生全員に修了証書が手渡され,無事に4日間の現地スクーリングが終了しました.