十勝自然保護協会

 2006年度はこんな事をやります。

 
事業日程表はこちらです
 
十勝自然保護協会の会則はこちらに あります。
 
2005年度活動日誌はこちらで す。
 
2005年度の事業報告はこちらで す。
 
2005年度までの経緯はこちらです。

十勝自然保護協会の2006年度の活動


3月6日に発表された国連環境計画(UNEP)は、地球上の生物の生育状況の悪化が続
いていることを明
らかにしています。地球上の生物の豊かさを示す15の指標の中で11指標が悪化し、良い方向に向かって
るとされたのは、世界各国で生物保護区が増えたということだけという現状にあることが判明しました。
森林などの生態系の範囲、種の多さ、絶滅危惧種の動向、家畜や農産物の遺伝的多様性、海の大型の魚の動
向、生態系間の連携、窒素の負荷、外来種の動向、人間の生態系への影響、などは何れも悪化していること
が報告されています。
人間の活動によってもたらされた、これらの地球環境の悪化は、人間の力によってのみしか改善することが
できません。

身近な十勝の自然環境を守ること、改善することは地球の生態系を守ること、改善することになります。
このために当協会は関心を持つあらゆる人々と連携し、生態系保護を最優先する人間社会の実現を目指します。

1.大雪国立公園の自然を守ります。(これまでの経緯)

(1)然別湖周辺の自然を守ります。
   然別湖周辺の自然を守り、この地域の森林、ナキウサギなどの動植物および景観を保護するための活
   動をします。

(2)十勝三股の自然を守ります。
   【1】環境省が進める三股。糠平地区の整備の方針について、検討会が合意した二つの基本方針
     (三股地区は、「森林復元」の場、糠平には中核施設)を正しく進めるよう働きかけていきます。
   【2】三股の森林復元を目指す「十勝三股森づくり21」に参加します。

(3)糠平〜三股における長距離自然歩道計画の見直しを求めます。

2 2.大規模林道計画の事業中止を求める活動をします。(これまでの経緯)
(1)大規模林道事業の中止を求める北海道ネットワークの活動に積極的に参加します。
(2)北海道の大規模林道十勝圏内の区間について重点的に監視・調査活動をします。
(3)大規模林道事業の不必要性や自然破壊について世論に訴えていきます。

3 3.近郊の森と川の自然環境を守ります。(これまでの経緯)
(1)弥生新道の稲田の森以南への延長計画を実施させない取り組みをします。
(2)十勝のニホンザリガニの保護のための取り組みをします。
(3)開発局関係、支庁および土木現業所関係、市役所関係、林野庁関係の事業計画に対して、十勝の自
   然生態系の保護を優先するよう積極的に提言していきます。
(4)ナキウサギ等の生息域を脅かす開発行為をやめるよう提言していきます。

4 4.日高山脈の自然を守ります。(これまでの経緯)
(1)日高山脈を国立公園化するための取り組みをします。
(2)そのために日高の原生河川流域を守る活動をします。

5 5.林道使用の自動車ラリーに対し中止を求めて活動します。(これまでの経緯)
(1)十勝の森林がラリー競技において撹乱されることに抗議し、WRCなどの開催に反対します。
(2)貴重な動植物が確認されている森林の林道は使用しないように特に求めていきます。
(3)主催者には林道の環境調査の実施と資料の公開、説明を求めていきます。
(4)他団体とも連携してこれらの取り組みを広めていきます。
(5)ラリーの切手を普及させ問題の啓発に役立て世論に訴えていきます。

6.森林の保護優先の視点から乱伐に対し反対の声を挙げていきます。(これまでの経緯)
(1)「えりもの森裁判」を支援します。

7.観察回、講演会、学集会を計画します。(これまでの経緯)
(1)然別湖周辺
(2)日高山脈
(3)河川・ダム
(4)動植物の学習
(5)東大雪の自然
(6)森林および林道
(7)自然保護関係

8.調査活動 (これまでの経緯)
(1)大規模林道の十勝圏の区間を定期的に調査します。
(2)ラリーに使用される林道を定期的に調査します。
(3)ニホンザリガニ、ウチダザリガニの生息域の調査を手がけます。

1 9.運営・広報活動・他団体との連携・官庁関係の協議会等への参加 (これまでの経緯)
(1)理事会は月1回定期とします。
(2)会員の拡大を目指します。
(3)ニュースの発行を5回以上行います。
(4)昨年参加した官庁関係の協議会には引き続き参加していきます。
(5)大規模林道問題北海道ネットワークの加盟団体として積極的に活動します。

10.財政問題
会員の拡大をめざし財源確保に努めます。