OMPのコラムでトーク バックナンバー

「ダイオキシン−情報過疎の飽食列島」 1997.02.03


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    「日本人は生きていけるか?」               山形県 中村善一(よしかず) 大学生 20代                        e-mail: naka@ic-net.or.jp   まずはじめにこのようなことをやっているホームページを見つけられたことに感謝 します。  確かに情報は少ないと思う。例えば、大企業が独占している輸入農産物だが、ど の企業がどこからどのくらい輸入しているかは機密事項であり、なぜ機密かは秘密 である。全く話にならない。また、農家にもたらされる情報はきわめて少なく、政 策も押しつけてくるだけだ。客観的に見て政府が日本農業を崩壊させようとしてい るのは、明らかである。マスコミもまた同じである。そしてそれらの虜である消費 者も同じだといえるだろう。消費者調査では、こちらがまだ希望を持てるようなこ とを回答してくるが、実際の行動となると全く違う。  有機農業についてもそうである。堆肥を使えば、環境にもよくダイオキシンの生 成量も減るだろう。しかもおいしくなると思う。有機農業に期待はしているみたい だが、農村部ならまだましかもしれないが、都市近郊ではものすごいクレームがく るそうです。自分たちの一言が農家を一つまた一つと無くしていっていることを知 っているのだろうか?知らないだろう。今や農家は少数派なのだ。少数派にとって 多数派の何気ない言葉も重いものである。  また、農産物価格はほぼ20年前と同じである。その間その他のものは価格が上 昇し続けている。農家は苦しくなるばかりである。農政は農家をつぶそうとしてい るとしか考えられない。農家はそれぞれ単独では、もう抵抗することが難しくなっ てきているのではないだろうか?  これらの上に立って、現象面の一つとして現れるのがダイオキシンを含む化学物 質であろう。ダイオキシンに関して僕らができることの最高のものは、これ以上増 やさないことであろう。それができれば、人の生命力がどれだけ強いかにかかって くるのではないか。もっともそれすら汚染されているのが実状であるのだが・・・  政府とマスコミに踊らされた日本は今後どうなるのだろうか。正常な状態では国 が滅びても人は残る。人が残ればまた国だって作れる。今まで何千年もそうやって きた。でもこれからは、国が無くなる前に人がいなくなるのではないか?権力者と いうものはしぶといものである。そうならないでほしいものだ。  まとまりのない文章になってしまい、またいいたいことも伝えられたか怪しいが、 今回はこれまでとします。これからもがんばってください。

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