百合根は生産にとても手間のかかる作物です。種の準備をしてから収穫まで3年かかり、病気などにも弱く手抜きをすると一晩で全滅してしまうこともあります。ですが、難しいものほどやりがいもあり、良いものが収穫できたときは喜びも大きいものです。
百合根は3年近くかけてじっくりと育ちます。それだけに蓄えられている栄養はとても豊富で滋養強壮効果があり、産後の回復食としても用いられてきました。もともと漢方薬として利尿や咳止めとして薬用効果が認められています。
ほんのり甘くクセのない味はいろいろな料理で美味しくいただけます。天ぷらや、茶碗蒸しに入れたり、スープやあんかけなどで食べられているようです。
作業内容


作付け品種
我が家のこだわり
| 作業内容を見てもわかるように百合根は防除回数の多い作物です。私は自分や家族が美味しく食べられるかということをまず考えます。 種子消毒をしたときに、種が薬の色で変色しました。それを見てこれは食べたくないと感じました。通常は50〜100倍の高濃度で消毒をしますが、我が家では種子消毒をやめました。土壌菌を増やす事で病気の原因といわれているフザリウム菌を抑えています。それでも製品の歩留まりはすこし落ちますが、虫も付かないような野菜よりは良いと思っています。 生育中にする防除も、農薬の濃度を規定よりも2割ほど薄めにしています。以前は木酢液を利用していましたが、木酢に含まれるタールが問題視されているようですので、使用を止めています。無農薬でやるのが理想ではありますが、とにかく病気が発生してしまうと収穫も皆無になってしまうので現状ではこれが精一杯です。ですがこれからも薬の使用はすこしでも減らしていく方向で努力をしていきます。 |
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| 百合根を作付けする圃場は前年から用意をします。まず緑肥(ソルゴー又はサイアー)をまいて、十分に生育してからすき込みます。そのとき同時に米ぬか、堆肥、貝殻石灰(ホタテの殻を砕いたもの)をまいて、土とよく混ぜておきます。秋頃、リン酸分としてBMようりんを散布し土と混ぜて前年の用意は終わります。春の定植時には米ぬかを主体にした有機肥料と、緩効性の肥料を少量まいて定植をします。米ぬかを多く使用するのは、百合根の食味が良くなるからです。前年から土作りをして肥料や有機物となじませておくと、作物の生育が良くなり、根の張りもよく病気にも強くなるようです。 | |||
