熱帯アジアの森の民
資源利用の環境人類学
著:池谷 和信
¥2,520(税込) 318頁
B6判 2005年6月30日発売

 現代的矛盾の中で生きる熱帯アジアの森とその民の変容とその将来を展望する。
 グローバリゼーションと地球環境保護の考え方によって、それぞれ資源としての価値を見出された、熱帯アジアの豊かな森林は、かつてのように住民だけのもの ではなくなった。本書では、そのような状況で、従来、自然との共生を謳われ、また外界と隔絶し独自の文化を形成しているとされてきた「森の民」の、真の姿 を捉えるとともに、その変容と、将来の展望を描く。インド、中国、マレーシアを含む熱帯アジアは、日本にとって材木輸入などで関連が深く、重要な地域である。


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