鳥の自然史
空間分布をめぐって
編著:樋口 広芳、黒沢 令子
¥3,150(税込) 254頁
A5判 2009年10月10日発売

 本書は,第I部 日本の鳥類とその由来,第U部 I分布の変遷とその影響,第V部 分布のあり方を探る,第W部 広域分布研究と保全・管理の4部,全体で13章からなっている。
 空間分布をめぐる研究は,近年,保全をめぐる動きのなかでも注目される生態学の中心課題のひとつである。とくに,希少種の生息条件の解明,生息域の分 断・孤立化が個体群の存続に及ぼす影響評価,新たな生息地創出に向けての環境管理,分布や個体数の動向を監視する調査手法の開発などのかかわりのなかで重 要な役割を果たしている。本書はこうした問題をも視野にいれながら全体を構成している。
 担当する執筆者は,関連分野で活躍する17人の主に若手から中堅の研究者である。
 本書により,読者は鳥類の空間分布をめぐる研究の現時点での到達点を知ることができるだろう。また,章ごとに記述されている課題と展望から,今後の研究の方向性についても知ることができるに違いない。


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