ecoism

2018年9月

イギリスのWaWを知っていますか?

WaW(ワウ)は「Walkers are Welcome」の略。直訳すれば「歩く人たちを歓迎します。」という意味になる。フットパス網が張り巡らされ、総延長が24万km超に達し、150年以上の歴史を持つイギリスで、なんで今更という気がしないでもない。
英国人は歩くことが大好きな国民だ。日本のウォーキングとは異なり健康目的で歩いているのではなさそうだ。だが「Walking」とは言わずに「Rambling」、つまり「ぶらぶら道草を食いながら歩く」という意味が濃厚なのである。歩くことでその土地の空気を楽しみ、思索にもふけるという歩き方。だからプライベートなアクティビティであって、特定の地域との結びつきは希薄だったようだ。
それが10年位前、ブリテン島中部の小さな町「Hebden Bridge(ヘブデンブリッジ)」でフットパス歩きに訪れる人を巻き込んだイベントを始めた。つまりフットパスが人々をある地域に引き寄せ、地域おこしの一助になったのである。それが瞬く間に全英に広がって、今や100を超える町や村が連合体を形成するに至った。
この秋「WaW UK」の幹部が来日する機会を捉え、北海道にもお呼びすることにした。11月7日(水)はニセコ町で、8日(木)には札幌で通訳付きのセミナーを開催することが決まった。歩くことが地域おこしに貢献するとは楽しいではないか!詳細はエコ・ネットワークまで。

   
↑ニセコの開催案内       ↑札幌の開催案内   

エコ・ネットワーク 小川 巌


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