ecoism

2012年4月
熊野古道ウォークが奈良歴史の道ウォークになってしまった

3月31日〜4月3日の4日間、熊野古道ウォークに行ってきた。帰札予定の3日は暴風による航空機欠航のため1日延びてしまったから、実質5日間の旅となった。
1日目はあいにくの雨の中、奈良市内の柳生街道を歩いた。なかなか風情のある道で、好天ならもっと印象深かったことだろう。天気が持ち直した2日目は明日香村から芋ヶ峠を経て吉野に至る「奥飛鳥古道」を辿った。前半は古道の趣が残るなかなかの小径だった。後半は杣道かケモノ道みたいだったが、どうにか目的地にたどり着いた。3日目は吉野山の下千本から奥千本、そして大峯奥駈道の最初の部分(数キロ)を歩いた。道標はしっかりしているので、迷う心配はなさそうだ。時々ウォーカーと出会って気持ちよく挨拶を交わしたのが心地よかった。
期待していたサクラは、まだ蕾が堅いままで、満開のウメで我慢せざるを得なかった。もっともサクラのピークシーズンにぶつかったら、身動きが出来ないほどの人出だというから、かえってよかったのかも知れない。4日目は宿から吉野川沿いの宮滝へ「万葉の道」を下った。これまた歴史を感じさせるに十分だった。熊野古道ウォークといいながら中味は奈良歴史の道ウォークとなってしまったみたいだ。
来年の第8回目の「熊野古道ウォーク」は、伊勢神宮をスタートして本宮に至る本格的な熊野古道ウォークを予定している。

奥飛鳥古道の入口


熊野古道一の難所(道)・大峯奥駈道


熊野古道の石畳の道

エコ・ネットワーク代表 小川 巌


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