2004年12月
フットパスは北海道を変える!?

10月に琵琶湖街道ウォークを行なったのに次いで、11月26〜29日の日程で屋久島ウォークに行ってきた。前者が13名、後者が22名の参加者だからこの種のツアーとしては決して少なくはない。「歩き」を目的とした旅にこれだけの人が、北海道から出かける時代になったのである。200m先のコンビニへ行くにも、ゴミステーションまでゴミ袋を運ぶのにも車が当り前の北海道でありながら、ウォークを楽しむ人が確実に増えたという表れのひとつと見てよいだろう。
 両地の「歩行記」は別の機会に譲るとして、ウォークのフィールドとして北海道の可能性を再認識できた。今はフットパスという言葉自体、ほとんど知られていない。だが全道各地で個性的なフットパス作りが地道に進められている。後発なだけに、まるで白地のキャンパスの上に絵を描くがごとく魅力的なコースを選べる点が最大のメリットと言えるだろう。

 10年後には、みんなで作ったフットパスに道外から沢山の人たちがやってきて、数日間、1週間かけて歩く姿が見られるようになるかも知れない。それはこれまでとは全く異なる人の流れであり、また地域とじっくり触れ合ってもらう絶好のチャンスに他ならない。

エコ・ネットワーク代表 小川 巌


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